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霧ケ峰の3座
カシガリ山(1616m) 車山(1925m) 大見山(1355m)

長野県 2008.04.23 単独 マイカー 地図 霧ケ峰 カシガリ山 三等三角点
諏訪温泉で中学の同級会があった。ついでに久しぶりの霧ケ峰へ立ち寄り、高原漫歩のひとときを楽しんできた。

≪カシガリ山≫
・・・三等三角点

ビーナスライン伊那丸富士見台駐車場(12.00)---カシガリ山(12.30-12.35)---富士見台駐車場(13.05)

登山道途中から蓼科山をのぞむ
国地院の地図で霧ケ峰を調べてみたら、車山のすぐ南にカシガリ山という山が目についた。これまでまったく知らずにいた。散歩気分で歩まくにはちょうど良さそうだ。
大門峠からビーナスラインを走ると伊那丸富士見台駐車場がある。この先にも富士見台駐車場というのがあるが、カシガリへは伊那丸駐車場から道が延びている。

駐車場の南側に見える電波中継塔へ向かって下っていく。電波塔のところで入山禁止の大きな看板が立ちふさがっている。山菜採り制限のためだろうか。まばらに木立が見えるだけの草原はまだ枯れ草の野だが、雪は日陰に少し残っているのみ。山の春ももうすぐだ。

轍の痕跡の残る道をなだらかに下っていく。春霞の中に八ケ岳連峰が薄墨色の影を見せている。蓼科山だけは間近に富士山の兄弟分のような端正な姿ではっきりと見てとれる。
草原が青草に覆われるようになると少し歩きにくくなるかもしれない。
のんびりと歩いて30分、カシガリ山の三角点に到着。本来なら八ケ岳はもちろん、南アルプスや中央アルプスまで見渡せるだろう。
駐車場への帰りは緩い登り返しとなる。小さな高原漫歩の山だった。


≪車山≫・・・二等三角点

車山肩駐車場(13.10)---車山(13.45)---駐車場(14.15)

車山山頂、背後は美ケ原
私が登った山の中で、いたばん数多く登った山は多分この車山だと思う。その車山へ久しぶりに登ってみた。広闊として明朗な霧ケ峰高原、その最高点が車山で山頂からの山岳展望はまさに随一、中部山岳の主だった山々は一望のもとに収めることができる。残念ながらうす曇の下ではその遠望はのぞめなかった。

肩の駐車場から山頂を往復する。以前は山頂へ直登するコースもあったが、植物の踏み荒らし防止のためロープが張られ、なだらかな遊歩道しか歩けないようになっている。
残雪と地道を繰り返しながら山頂までは35分、遠望は利かなかったが蓼科山から南八ケ岳、霞に溶け込みそうな南ア、そして美ケ原などの山々が確認できた。北アルプスや浅間方面などは霞に溶け込んでまったく識別不能。2000メートル近い山頂はさすがに風が冷たく、山頂を踏んだだけですぐに引き返した。

≪大見山≫・・・三角点なし

蓼の海(14.40)---小舎---展望台---蓼の海(15.30)


霧ケ峰高原強清水(こわしみず)から諏訪市内へ向けて車を走らせ、蓼の海の道標を見て小さな人造湖『蓼の海』へ。
蓼の海の南側にこんもりとした森がある。山とも言えないほどの小山だが、これが大見山で国地院の地図にもちゃんと名前と標高が載っている。

人造湖には数人の釣り人が見える。湖畔に車をとめ、対岸の遊歩道から山道へ入る。山道と言っても遊歩道だ。この周辺は諏訪市民憩いの森として今は『蓼の海公園』となっている。私の子供のころ、この蓼の海でアイススケートの全国的な大会が行われていたのを記憶している。私もここで滑ったことがあるような気がする。
展望台へのルート表示にそって樹林の道を登っていく。休憩舎を通りさらに方向を変えてゆるく登って行くと展望台となる。アルミでできた回廊風の展望台で、天気が良いと南ア方面がよく見えるのではないかと思われる。眼下には諏訪湖が広がっている。

どこがピークともわからない山だったが、多分休憩舎あたりが大見山最高点だったようだ。途中寄り道をしたりして周回50分ほどのコース、まともに歩けば30分か40分というところだろう。