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志賀高原
前山~志賀山
(2036m)~裏志賀山(2037m)~鉢山(2041m)

長野県 2008.06.17 単独 マイカー 地図 岩菅山  志賀山 三等三角点
硯川駐車場(6.25)---前山(6.50)---志賀山(7.40)---裏志賀山(8.00-8.05)---四十八池---鉢山(8.45-8.50)---l林道(9.05)---硯川駐車場(9.40)

鉢山山頂の標柱
北信美術展への応募作品の製作が終わった。運良くというか、まぐれというのか、賞をいただいて気分も最高。一段落したところで志賀高原の山を歩いてきた。

梅雨入りしてから雨らしい雨がない。明日からぐずついた天気になってくるらしい。快晴の今日、軽い山歩きを楽しんでくることにした。

硯川駐車場に車を止めて出発。ここ熊の湯スキー場は私のスキーの原点とも言えるところ。長野支店勤務のときに保養寮のあったこの熊の湯には、いったい何回通った ことだろう。おかげでこの年齢になっても、冬はまだスキーを楽しんでいる。
まずは駐車場のまん前にある前山へ向かう。巻きコースのゲレンデの中を20数分登って前山の山頂となる。目の前には志賀のシンボル笠ケ岳、そして妙高を盟主とする頚城山塊、北アルプスは白馬など後立山の連嶺、ひとわたり展望を楽しんでから志賀山へ向かう。何回か歩いた道で勝手知ったなじみのルートだ。


透き通るような野鳥の囀りが気持ちいい。渋池を右手に見てから樹林の平坦道をしばらく歩くと、コースは一変して岩の急登にかかる。岩肌を露出した志賀山が見えてくると山頂は間もなくだ。ピークには立派な展望盤が設置されているが、今ではコメツガの樹林に囲まれて眺望はほとんどきかない。三角点は展望盤から少し先に行ったところにある。

そのまま進むと裏志賀山と四十八池との分岐となる。寄り道して裏志賀山へ立ち寄る。裏志賀山へは一投足の距離であるが、緑を吸い込んだ美しい水面の大沼が眼下に眺められる。足元にはコイワカガミの花も目にすることが出来る。
四十八池のミズバショウ
分岐まで戻って四十八池へと下って行く。池めぐりハイキングコースのうち、池塘の点在する四十八池の湿原がいちばん美しい。湿原の中を整備された木道をたどつて行くとミババショウの一群が咲いている。標高2000メールの高地は、今頃がミズバョウの見ごろとなる。小さくて可憐なミズバョウだ。ちかごろは富栄養化でお化けのように大きなミズバショウが増えていて、とうてい「可憐」というイメージには似つかわしくないものが多く目につくようになっているが、四十八池のミズバショウはイメージ通りの可憐な姿で、冷たい水の中でつつましく咲いていた。

四十八池から横手山方面へと向かう。ところどころ残雪の見えるやや急な登りを行くと、いきなり鉢山山頂の標柱が立っている。何の変哲もないただの登山道の脇という感じだ。標柱がなければ通りすぎてしまうところだ。コメヅガの茂みで展望はゼロ。実は志賀高原のピークはほとんど登頂しているが、この鉢山だたけが未登のままとなっていた。この鉢山を登るのが本日の目的だった。

鉢山で一服してから横手山方面へのルートを進む。コースには笹が少しかぶっていて、歩く人も少ないことをうかがわせる。しばらく下って行くと横手山方面と硯川方面への分岐とな。硯川へとゆるく下っていくとすぐに林道へと飛び出した。
あとは林道をたどり、横手スキー場のゲレンデへ出て、そのままゲレンデの中を適当に下って硯川へと向かった。