kanto-012 「山岳巡礼」のトップへ戻る 関東百山・関東百名山一覧表へ戻る
登頂年月 1991.11.30 | 天候 霧雨 | 単独 | マイカー | 三角点なし | |||
榛名湖畔(7.05)−−−硯石(7.30)−−−掃部ケ岳(8.00-8.05)−−−杖ノ神の頭(8.35)−−−杖ノ神峠(8.45)−−−榛名湖畔(9.20) | |||||||
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≪掃部ケ岳≫ 『八ヶ岳』と呼ぶのと同様に榛名山という名前の山はない。榛名湖畔の山群の総称であり、その最高峰が掃部ケ岳である。 明日から師走という初冬、軽い山歩きに適当な掃部ケ岳を訪ねた。 そぼ降る霧雨が冷たい。榛名湖畔には人影もない。ただ一人雨具を着て傘をさし、湖畔通りから国民宿舎脇を指導標に沿って登山道に入る。 遊歩道のようないい道をたどり、尾根の鞍部に登りつく。歩き始めて30分で硯石の岩の突起に着く。深い霧で眺望はない。 鞍部に戻って掃部ケ岳への登りとなる。深い笹が両側から登山道にかぶさって、たちまち靴はびしょ濡れとなる。ところによっては笹の丈が腰上まである。ここまで足を延ばす人が少ないのだろう。 笹は山頂までずっとつづいた。 霧雨の中で視界はきかない。榛名最高峰だが三角点はない。 山頂から笹を分けて下山にかかる。突起を三つ越え、巨岩の基部を巻くと『杖ノ神の頭』で杖ノ神峠と倉淵の分岐。滑る斜面を急降下すると杖ノ神峠で、祠と石仏が冷たい雨に濡れていた。 しっかりした水平道の涸れ沢を三つ、四つと渡ると工事中の林道につながり、その先が今朝ほど出発した湖畔の駐車場だった。 |
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登頂年月日 1994.11.05 |
天候 曇り | 単独 | マイカー | 一等三角点 | |||
榛名湖畔(13.15)−−−榛名富士(13.50-55)−−−榛名湖畔(14.10) | |||||||
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≪榛名富士≫
高崎榛名吾妻線という県道を走ること約1時間だった。 榛名富士は湖の中に浮かんでいるように見える。 ケーブルのある反対側に登山道を見つけて、ここから歩いて登ることにした。この山は今や観光の山で、ケーブルであっという間に上がってしまう。歩いて登るにしてもハイキングほどの歩きもない。登山とは無関係の山であった。 ただ日本三百名山に名を連ねる山ということで登りに来たが、そうでなかったらとても登る気もしない。むしろ外輪山の方がハイキングに向いている。 それでも結構急な道を登ること30分で山頂へ達した。紅葉シーズンとも重なって、山頂周辺は観光客がひしめいていた。霞で遠望はなく、わずかに掃部ケ岳や相馬山などが望めるのみだった。 |
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登頂年月日1990.11.03 | 天候 晴れ | 単独 | 電車・バス | 三角点なし | |||
上野駅(6.04)〓〓電車・バス〓〓榛名湖畔(10.00)−−−氷室山(10.15)−−−天目山(10.35)−−−磨墨峠(11.25)−−−相馬山(11.50-12.10)−−−おんま分岐(12.45)−−−伊香保森林公園管理棟(13.00)−−−湯元共同浴場(13.30-13.55)−−−伊香保温泉バス停(14.15) | |||||||
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≪天目山〜相馬山≫ 11月3日は気象の特異日、つまりこの日は晴天率が大変高い日といわれている。 上越線上野駅の一番列車6時12分の鈍行で高崎へ。高崎からは榛名湖行きのバスに乗り換えて榛名湖着は10時。 バス停からやや戻って氷室山への登山道に入る。急な登りだが 観光客でも歩けるほどに整備されている。15分で最初の氷室山の頂上に着く。 次のピークヘ向かう。いったん急坂をかけ下って天目山への登りにかかる。左手に榛名湖を見下ろしながら、20分で1302メートルの天目山。再び急坂を下って行くと自動車道が交差しているところが七曲峠である。舗装道路を横断して登山道は登りとなる。防火帯として切り払われた明るいルートは関東ふれあいの道にもなっている。 前方に妙にもっこりとした山容が目を引く。芝草の上でしばらくのんびりしてから又下って、松ノ沢峠でもう一度自動車道を横断すると、間もなく広々とした墨磨峠(するすとうげ)だ。榛名湖と榛名富士が眺められ、四阿屋もあって休むにはいいところだが、まだ歩きはじめて1時間半程度では疲労もなくそのまま先へ進む。 紅葉に飾られた大きな岩が墨磨岩でその裏に行者が修行したという洞があった。 四阿屋のすぐ先に鳥居があって、ここからが神域のようだ。ぞろぞろと人が降りて来る。白装束の姿もある。 岩のある急斜面には、ところどころ鎖もつけられている。厳しい急登をひと踏ん張りして着いた頂が相馬山であった。 妙にもっこりした山は、この相馬山であった。 山頂には立派な神社があり、今日は信徒の行事でもあったようだ。 神社前の狭い山項は数人のハイカーで、もうくつろぐ場所もない。頂上の外れの猫の額ほどの場所に腰を下ろして昼食にする。天気はいいが大気の透明度はもうひとつで遠望はきかない。かすむ山並みは赤城山のようだ。あとから来て私の隣に座った夫婦が、伊香保へ下るコースは鎖場があったりして大変だからやめると言っていた。 伊香保側へは確かにのっけから転げ落ちそうな急坂だ。すぐに鎖場となるが特別心配するようなこともなく通過、もっと厳しいところがあらわれるだろうと思っていたが、その後はもう普通の登山道だった。 蒸し場という保養所跡を通って伊香保森林公園まで下った。森林公園は休日観光の人で 賑わっている。森林公園管理棟に立ち寄り、伊香保温泉への近道を教わって2 5分も歩くと伊香保温泉湯元だった。 露天の共同温泉へ足を運び、ひと風呂浴びてからバスで渋川駅へ向かった。 |