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関東百山・関東百名山 稲含山=いなふくみさん(1370m
登頂年月 1994.05.03 天候 曇り 単独 マイカー 三等三角点
林道終点(9.35)−−−鳥居峠(10.00)−−−稲含山(10.25-10.35)−−−秋畑稲含神社(10.40-11.05)−−−鳥居峠(11.20)−−−林道終点(11.35)

山頂神社付近
下仁田の町で稲含山への道を尋ねると、今日は稲含神社の例大祭で山は賑わっているという。  
教えられた林道をどこまでも進んで行く。途中歩いている中年女性ハイカーを同乗させてあげた。思い出したように小さな集落があらわれたりする。谷あいのどんづまり、林道終点まで入ったところが登山口だった。賑やかと聞いてきたわりには、 駐車している自動車は少ない。
同乗の女性は、お先にとも言わずにどんどん行ってしまった。帰りが一 緒になっても、もう乗せあげないぞ。

ほどよい勾配の道をやや速足で行くと、水場の先でかの女性に追い付いた。足をゆるめずにそのまま無視して追い越す。
登りついた稜線が鳥居峠だった。左、那須口から来る道がここで合流する。右へ登って行く尾根通しが稲含山へのルートだ。すぐ先に大きな赤い鳥居があった。ここでようやく山頂を目指す人々の姿が目につくようになった。  潅木のまにまにツヅシの淡いピンクがよく目立つ。傾斜がきつくなって来ると、息を切らしている人、腰を下ろして休んでいる人、老人、子供の姿。やはり今日はお祭りに違いなかった。
不要とも思える鎖が2カ所、休憩なしで登りついた肩には秋畑稲含神社の社殿があった。とりあえず目の前の山頂まで先に登った。眼下には雲海が広がっていて、目の前に赤久縄山が見えるのみ。

神社まで戻ると、大勢の氏子たちが社殿の清掃や、祭りの準備に立ち働いていた。少し待てばお神酒くらいにはありつけるかも知れないと思ったが、スケッチをしたりしてから、早々に下山にかかった。
10分ほど下ってから、神社ヘカメラを置き忘れたのに気がつく。私のカメラの中で一番いいカメラだ。焦る気持ちで戻ると、幸いにもそのままの状態であった。

半日で破風山、物見山、物語山、してこの稲含山4座を登り終って、自動車の混まないうちにと家路を急いだ。


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