kanto-062 「山岳巡礼」のトップへ戻る 関東百山・関東百名山一覧表へ戻る
天候 快晴 | 単独 | マイカー | 堂平山一等三角点 | |||||
長野市(5.00)===七重集落(8.35)−−−七重峠(9.25)−−−笠山(9.45--9.50)−−−七重峠(10.05)−−−堂平山(10.25-10.30)−−−七重峠(10.40)−−−七重集落(11.15)===大持山へ向かう | ||||||||
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関東百山、関東百名山を主に、埼玉県へ2日間の予定で出かけた。候補7座は 埼玉県北西部にかたまっているような気がしたが、それぞれ車での移動に けっこう時間がかかった。7座全部を登るのは無理かと思ったが、 結局全部登ることができた。 ≪笠山・堂平山・大持山・武川岳・蕨山・妙法ケ岳・父不見山≫ |
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(予定では「笠山峠」からの手抜きピストンを考えていた。「七重峠」という名前はてんで頭になかった) ほかにも笠山峠への道がありそうだ。先ほどの丁字を今度は右へ行ってみる。「慈光寺・笠山コース」という道標があるがどの道を指しているのかわからない。東秩父村方面へどんどん下って行くとそれらしい林道がある。居合わせた東電作業のおじさんが「この林道も土砂崩壊で通れなかった」とぼやいている。 再度丁字の集落まで戻る。どうやらここが七重集落というらしい。路肩に車を止めて歩くことにした。 工事現場まで10分ほど。その先は藪の中を200メートルくらい迂回してから林道へ降りる。笠山らしい山が見える。林道が延々と延びている。これを歩くのかと思うとうんざりしてくる。 笠山峠を起点にして、笠山・堂平山2座をそれぞれピストンしても、1時間ちょっとで歩けると踏んできたが、林道探しの時間ロスなどで大きく狂ってしまった。 気を取り直して、ところどころアイスバーン状態の日陰の林道をテクテクと行く。大きく「く」の字に曲がっている林道を、まともに歩く気がしない。ショートカットする地点を考えながら行く。右に大きくヘアピンカーブするところで、林道を外して山腹へ取りついてみた。どことなくコースらしい感じもする。ただしトゲの藪がひどい。藪に変わってはいるが以前は登山コースだったことに間違いはない。林道が出来る前は、先ほど目にした「慈光寺−笠山」ハイキングのコースになっていた道かもしれない。 藪をかき分けて登り着いたところが林道と交叉する「七重峠」、笠山と堂平山のコルである。笠山峠ともいうことがわかった。この峠には二つの名前があったのだ。 峠からは最初に笠山を往復する。林道に寄り添うような登山道は「秩父八峰縦走コース」のプレートが、木の幹などにべたべたと付けれている。いったん林道へ降りたあと、急な登りを行けば峠から20分ほど「笠山」の標柱のある山頂だった。北側の眺めがいいが、春特有のカスミで遠望はほとんど利かない。近くの西上州の山々が望めるだけだった。この先のピークの方が10メートルほど高い気がして足を延ばすと、薄暗い木立の中に神社があった。
ドームの建つ山頂は金属フェンスで囲われていて入れない。どこかに隙間はないかと周囲を回ってみると、1ヶ所柵が壊されて人が入れるほどの隙間が見つかった。おかげで三角点の写真を撮ることができた。この三角点は「天測点」でもある。日本中でも数十ヶ所しかないらしい。 これで埼玉県内、標高500メートル以上の一等三角点は全部登ったとになる。 笠山や白石峠へつづく山々を眺めたりしてから、七重峠へ戻り、再びトゲの藪をかき分けて駐車地点まで戻った。 1時間の歩程予定が3時間近くもかかってしまった。 このあと午後からは大持山へ登ることにして、急ぎ登山口へと車を走らせた。 |