kanto-066 「山岳巡礼」のトップへ戻る 関関東百山・関東百名山一覧表へ戻る
2004.02.20 | 天候 快晴 | 単独 | マイカー | 三角点なし | |||
登山口(13.35)−−−杉の峠(13.50)−−−父不見山(14.15-14.20)−−−杉の峠(14.35)−−−登山口(14.45) | |||||||
|
|||||||
関東百山、関東百名山を主に、埼玉県へ2日間の予定で出かけた。候補7座は 埼玉県北西部にかたまっているような気がしたが、それぞれ車での移動に けっこう時間がかかった。7座全部を登るのは無理かと思ったが、 結局全部登ることができた。 ≪笠山・堂平山・大持山・武川岳・蕨山・妙法ケ岳・父不見山≫ |
|||||||
|
|||||||
道標から8キロほどだろうか、丁字路の突きありとなる。ここを左折して200メートルほどのところに「杉の峠・父不見山」の道標が立っていた。 父不見山方面を見ると禿山そのもの無残な姿、黒焦げた木の株から山火事のあととわかる。 あっけらかんとした禿山の登山道に取りつく。見とおしはいいものの、禿山を歩くのも妙な気分だ。15分で杉の峠に着く。杉の峠というのは林道が通っていると思っていたが、昔ながらの小鹿野と万場を結ぶ峠であった。それにしても秩父地方は「峠」が多い。山間、谷間に小さな集落が数多く点在する地形によるものだろう。それに山が低いという理由から峠としての開鑿、保持も容易であったと思われる。信州は山ばかりだがこれほど峠は多くはない。山が高すぎるのが理由だろうか。 杉の峠からは左に尾根道をたどる。尾根の南側は山火事で消失した斜面。北側は雑木林が難を逃れて残されていた。小さな山だがハイカーの訪れも多いのか、道は良く踏まれている。 春のような陽気に汗を流してひと登りすると父不見山の山頂だった。わざわざ遠くから登りに来るほどの山ではないが、ずっと以前から山の名前だけは知っていた。「父不見山=ててみえずやま」というのがいかにも変わっていて興味を引く。関東百山ということで今回訪れるチャンスを得た。 せっかくの山頂も雑木が邪魔になって展望はほとんどない。樹間からわずかに北方の赤久縄山と思われる山が見え隠れしているだけだった。 三角点はこの先のピークにあるようだが、時間の関係もあって「父不見山」の標識のあるこのピークまでとした。三角点がない代わりに、自然石に「三角天」と彫られ数十センチの石が鎮座していた。 軽いハイキング気分で、2日で3座登ればいいと思って出かけてきたが、結局7座登ってしまった。 そろそろ陽の傾きかけたのを気にしながら山頂をあとにした。 林道に下りてから、帰路は小鹿野には下らずに、土坂峠へ出て万場町から神流湖経由吉井ICへと向かった。 |