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関東百名山・関東百山 矢倉岳(870m)
登頂年月 2004.09.14 天候 晴れ 単独 マイカー 三角点なし
万葉公園(10.05)−−−最低コル(10.32)−−−矢倉岳(11.00-11.10)−−−万葉公園(12.00)このあと大野山へ

矢倉岳山頂からの富士山
幕山を下山後、矢倉岳へと向かった。厚木小田原道路の小田原東ICを出てR78で足柄峠を目標にして車を走らせる。

足柄峠は10年以上前に足柄駅から歩いて金時山・明星ケ岳へ登ったときに立寄ったことがあるが、あたりの様子がすっかり変ってしまったためか、記憶と重なる部分がほとんど見当たらない。。
さて矢倉岳へはどう行けばいいのか、道標を探すがそれらしいものが見つからない。車道を少し戻って万葉公園入口のトイレのある駐車場へ車をとめて様子を見る。

『南足柄市』と『万葉公園』という二つの石柱の間から万葉公園の中へ入って行く道が矢倉岳へのコースだった。
万葉歌碑の立ち並ぶ中をしばらく進むと、ヒノキ樹林の道となる。残暑の戻りが厳しく汗がとどまることなく流れ落ちる。今日ばかりは陽射しを遮る植林帯をありがたいと思う。
だらだらとした緩い下りを30分ほどで矢倉岳との最低部と思えるコルとなる。約100メートルほどの下りだった。

コルから山頂までは250メートルほどの高低差でたいしたことはないが、この暑さの中、汗との戦いという感じだ。初冬から早春に歩く山のようだ。
21世紀の森・洒水の滝からの道を合わせたあたりから急にきつい登りとなる。キツリフネやノコングクなどの花に目をやりながらさらに汗を流すと、丹沢の山々が高々と見えてきて、間もなく山頂へ到着した。
穂を出したカヤトの山頂は大きな野原という感じで展望櫓もある。かたわらには草に埋もれそうな石の祠が祀られていた。わざわざ櫓に昇るまでもなくぐるっと展望が広がる。富士山、愛鷹山、明星ケ岳、金時山と足跡を残した山々が取り囲んでいる。

早めの昼食を食べてから同じ道を万葉公園へと戻った。
時間も十分にあったので、このあと本日3座目の大野山を登ってしまうことにして車を走らせた。


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