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関東百名山 根本山=ねもとさん(1199m)
登頂年月 2004.10.07 天候 晴れ 単独 マイカー 三角点なし
駐車場(13.00)−−−不死熊橋ゲート(13.15)−−−石祠(13.40)−−−十字路(14.15)−−−根本山(14.20-14.30)−−−十字路−−−石祠(15.00)−−−駐車場(15.30)

樹木に囲まれた根本山頂上

古賀志山を下山したあと、根本山へ向かった。
鹿沼ICから佐野藤岡ICまで高速道を走り、佐野市から県道66号線を北上、足利CCから峠道を越え、梅田湖の橋を渡って、さらに337号線を北上。左手に神社を見てしばらく進むと、林道が直進と左に分岐する。ここに広い駐車スペースがある。
根本山へは林道を直進するのだが、徒歩5分弱のところでゲートが閉まっている。ゲート手前には2台ほど止められそうだ。

分岐の駐車スペースに車を止めて出発した。
午前中の古賀志山の登山スタートが遅かったのと、根本山までの自動車の移動が予想以上に時間を食ってしまい、時刻はすでに1時を回っていた。参考タイム4時間前後のコースを、その通りに歩くと、下山は薄暮の時刻になってしまう。4時半には下山したい、そう思って足を速めた。

4、5分ほど歩くと、林道ゲートの手前、不死熊橋のたもとに登山コース案内板が設置されている。中尾根コースがいちばん早く往復できそうだ。橋の上に立つと、しぶきを上げた渓流が、滝のように流れ落ちるのが見える。見とれるような美しい眺めだった。
ゲートから林道をしばらく進むと、左手にもう1本の林道が分かれる。ここに「中尾根コース」の小さな表示がある。冷たい水も流れ出ている。草の茂る左手の林道を5分ほどで再び小さな道標が中尾根コースを示している。林道と分かれて山道に入る。植林帯の比較的緩い登りが、やがて休むことのない急登に変る。
気がつくと、いつしか落葉樹の自然林となっている。昨日から500メートル前後の低山ばかり歩いてきた目には、ようやく山らしい雰囲気に包まれて、とても新鮮な感じがする。
足早の登りに汗がとどまることなく滴り落ちる。途中道標のたぐいは見当たらないが、コースは気を使う必要のない、わかりやすい1本道であるのがありがたい。
ひっそりと石祠のたたずむのを横目に、かなりの急勾配をひたすら登って行く。ゲートから山頂までの高低差は約600メートル、5年前なら1時間で登れる高さだ。

山頂直下の十字路に着いたところで立ち止まって水分を補給する。急な踏跡を直登すると、すぐに勾配が緩んでそこは奥に細長い山頂の一角だった。緩やかな樹林を進むと、「根本山」の標識と、「図根」標石があった。ゲートから1時間5分、今の脚力からすれば上出来と言えた。これで薄暮前には下山が可能、いっときほっとした気分に浸った。
残念ながら展望はない。日光連山にほど近い位置ということで、樹木の邪魔がなければきっと素晴らしい展望が得られるにちがいない。

十二山を経由して下山したかったが、時間も気になって中尾根コースをまっすぐ下った。

(注) アプローチは佐野市から66号線へ入らずに、桐生市中心部から66号線を梅田湖目指して北上するのがいい。

この日は3座登りたかったが、2座で時間切れとなってしまった。このあと翌日登る予定の足利行道山のために、足利市毘沙門天近くで車内泊とした。

【3日間の関東百名山めぐり概略】・・・赤字が関東百名山

≪1日目≫
日立中央IC===本山トンネル西出口−−−高鈴山・神峰山−−−本山トンネル===鬼越集落先の登山口−−−堅破山−−−登山口===道祖神峠−−−吾国山−−−道祖神峠===一本杉峠−−−加波山−−−一本杉峠−−−足尾山−−−一本杉峠===下館市内泊

≪2日目≫
下館===鹿沼===宇都宮森林公園駐車場−−−古賀志山−−−公園駐車===梅田ダム先のゲート−−−根本山−−−ゲート===足利市毘沙門天付近

≪3日目≫
毘沙門天付近駐車場−−−行道山・寝釈迦−−−毘沙門天駐車場===栃木市大中寺駐車場−−−太平山・晃石山−−−大中寺


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