kanto-110 「山岳巡礼」のトップへ戻る 関東百山・関東百名山一覧表へ戻る
登頂年月 2004.1110 | 天候 晴れ | 単独 | マイカー | 三峰山 2等三角点 | |||||
駐車場(5.45)−−−河内神社(6.05)−−−山頂まで1.6キロ表示(6.55)−−−三峰山(7.25-7.50)−−−山頂1.6キロ表示(8.20)−−−河内神社(9.00-9.05)−−−駐車場(9.15) | |||||||||
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片品村方面から沼田に向かって下ってくると、まるで巨大なタンカーが海に浮かんだような台地状の異形の山が見えてきて目を引きつける。何回も目にしながらこれが三峰山ということをつい最近まで知らなかった。 昨夕、吾妻耶山を下山してから河内神社下の駐車場へ移動、ここで一晩過ごした。夜通し満天の星がこぼれるようだった。 駐車場までのアプローチがわかりにくく、カーナビが頼り。林道入口と思われるあたりで尋ねると『三峰山河内神社入口』という石の道標と、『三峰山河内神社』という目立たない道標が並んで立っていた。道標にしたがって折れると、さらに道標があり関越道の下をくぐり抜ける。くぐり抜けたところで右手の細い上り道へ入るとあとは道なりに林道を走れば広い駐車場となる。(一部未舗装だが良い道) 駐車場にはトイレ、コース案内板や河内神社の由緒書きなどがある。 足許がまだ薄暗いままに出発。林道歩きは15分ほどで終る。車2台ほどは止められそうだが、ここはUターン用のスペースで駐車はできない。(ゲートは開いていたが、車の行きちがいも不能で、この林道には入らない方がいい) 大きな岩がゴロゴロした山道を登ると河内神社となる。武尊山のシルエットが確認できる。ここの標高が約900m、山頂までの高低差は200メートルほどしかない。道標には山頂4.9キロ、1時間45分と記されている。 ひと登りするとハングライダーの離陸地がある。その先からはほとんど平坦道となり、歩きやすい道がつづく。 分岐には必ず道標があるので、広い山稜でも何の心配もない。また目立つような段差は一つもなく、つまずいたりまたいだということもなく足にやさしい道だ。
1.6キロ表示から小さなコブを4つほど越えるが、最後4つ目がピークと思って登り着くと、『 山頂5分』の手製のプレートがあった。小さく下って登り返すと大峰山三角点の山頂だった。手前のピークと高さはほとんど同じくらいと思われる。 すばらしい快晴に恵まれて、切り開かれた北面には上越朝日岳や谷川岳、それに武尊山の峨々とした山稜、その先には尾瀬の至仏や笠も望むことができた。西方は樹木が邪魔になったが、昨日登った大峰山、吾妻耶山の姿も確認できた。西方をもう少しはっきりと見たくて、西にあるピークへ行ってみたが、展望はまったくなかった。 河内神社までの帰りも、往きとほとんど時間は変らなかった。足で異形の台地を実感した三峰山だった。 |