kanto-115 「山岳巡礼」のトップへ戻る 関東百山・関東百名山一覧表へ戻る
登頂年月 2005.06.06 | 天候 晴れ | 単独 | マイカー | 夕日岳二等三角点 | |||
古峰原林道入口(7.00)−−−林道終点広場(7.35-7.40)−−−最初に沢(7.55)−−−二つ目の沢(8.10)−−−ハガタテ平(8.25-8.30)−−−地蔵岳(9.00-9.05)−−−三つ目(9.15)−−−夕日岳(9.30-9.45)−−−地蔵岳(10.10)−−−ハガタテ平(10.25)−−−林道終点広場(10.55)−−−林道入口(11.20) | |||||||
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関東百名山・関東百座仕上げの段階。栃木県の古峰原(関東百名山)、夕日岳(関東百座)、ついでに 日光鳴虫山(日本の山1000)、 羽賀場山(一等三角点)、 鹿沼鳴虫山 の5座を2日で駈け歩いてきた。 |
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古峰原を下山、車道を古峰神社方面へ少し下ってくると、左手にゲートの閉じられた林道入口があり、そこに「地蔵岳」の案内プレートがあった。古峰神社からなら、左手に古峰原への登山道入口を見てすぐ先の地点右側となる。 つま先上がりの林道(古峰原林道)歩きは30数分。途中枝分かれしている道もあるが、主道をたどれば間違いない。 林道の終点が広場になっていて、ここから登山道が始まる。樹幹に巻きつけられたテープの目じるしが近道で、その薄い踏跡をしばらくたどれば、やがて明瞭な登山道となる。 ルートは1本道で迷うことはない。間もなく沢を一つ渡りさらにもう一つ渡る。次第に勾配が増してくる。さらに三つ目の沢を渡る。この先にも小さな細流を2回渡るが、この細流は夏場には涸れてしまいそうな小さな流れだ。飲み水を取るなら三つ目の沢までに用意した方がよさそうだ。アカヤシオがかなり目につくようなにる。今が最盛期、新緑の中をこれ見よがしに咲き誇っている。 勾配の緩んだきた道を登りきると、そこは稜線上のハガタテ平で、人工林から開放された明るさに満ちている。聳えるような大きなダケカンバが天に向かって立っている。 左へ行けば古峰原峠、地蔵岳へは稜線を右手へ取る。 アカヤシオ、ムラサキヤシオ、シロヤシオと見事な花の道が地蔵岳までつづいている。木々の葉が茂って見えにくいが、ときどき皇海山と思われる山影が目に入る。 地蔵岳は比較的広い空間で、三角点はないがダケカンバなどの落葉樹林に囲まれた山頂に、少し傾いた石祠が一つ鎮座していた。 地蔵岳からはシロヤシオの植生がすばしらい。まさに花街道を行く気分である。このコースを歩くならこの時期に限る、ぜひおすすめしたい。 花に見とれているうちに夕日岳への分岐“三ツ目”の道標となる。ここで主稜線と分かれて夕日岳との鞍部へ下って行く。相変らず紫、赤、白のヤシオツツジに山ツツジの混じる豪勢さだ。稜線と夕日岳の間も道の状態は非常に良い。登り返せば夕日岳山頂、関東百座98座目のピークである。 散り落ちたシロヤシオの花びらに取り囲まれて、少し傷んだ二等三角点がある。手作りの山頂プレートが三つ、四つ樹幹などに取り付けられている。 北側だけが切り開かれ、男体山や奥白根山など日光の山々の連なりを望むことができた。 帰りも同じコースを花に見とれながら下った。 |