追想の山々1087  up-date 2001.08.30

最初 野伏ケ岳(1674m) 登頂日1996.04.27  快晴 単独
中居神社(6.15)−−−牧場「牧拓」碑(7.45)−−−南東尾根−−−野伏ケ岳(10.00-10.25)−−−南東尾根−−−「牧拓}碑(11.30)−−−中居神社(12.30)
所要時間 6時間15分 1日目 ***** 2日目 **** 3日目 ****
  山スキーで登頂=(59歳)
野伏ケ岳頂上


快晴に恵まれて山スキーで登りました。山頂直下で勾配が急になった地点でスキーをデポ。後は山頂まで坪足でした。
コースとしては山頂から東北東に張り出す尾根と、南東に張り出す尾根と二つありますが、二つの尾根は山頂近くで合流しています。登りと下りで二つの尾根を使い分けるのが面白いと思います。私は南東尾根を登ったのですが、途中でスキーをデポしてしまったので、同じ尾根を下りました。
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中居神社の少し先から歩きはじめて、林道を牧場まで行きます。この年は林道は雪で完全に埋まっていましたが、道型ははっきりしているので、牧場入口の「牧拓碑」までは問題ありません。
ここからはだだっ広い雪原です。前方に野伏ケ岳の全容が望めます。東北東尾根を登るなら、雪原の中を尾根末端めがけて突っ切って行くことになります。目印がありませんから、ガスなどで視界がないと歩きにくいと思います。この尾根の様子は、私は歩いてないのでわかりません。見た感じでは南東尾根とあまり違わないと思います。

私の歩いた南東尾根の方ですが、尾根取りつき点までは、二通りの方法があるようです。
25000の地図を広げるとわかりますが、1097.2メートルの標高点すぐ下の点線あたりが牧拓碑です。
一つはこの碑の背後から尾根に登って真西へ進むものです。そのまま西へ向かうと最後に少し下って、小さな雪原のあるところに出ます。ここから南東尾根の登りとなります。道があるわけではないので、とにかく野伏ケ岳を眺めながら行けば、迷うことはありませんし、南東尾根はよくわかります。
私はスキーだったので碑の背後から尾根へ登るのは面倒で、尾根の北側、つまり雪原(夏は牧場)の縁をたどって南東尾根の取りつき点へ回り込むようにして行きました。
尾根に取りついてしまえば、後は忠実にその尾根をたどって行くだけです。この尾根の上部はかなりの急登です。ゴールデンウイークだったら、何人かはきっと入山しているでしょう。

私の歩かなかった東北東尾根ですが、尾根取りつき点までは広い雪原を歩くので、視界のきかない天候の場合は碑の背後から南東尾根へ向かう方が無難のような気がします。
それほど体力を要する山ではありませんので、天気さえ良ければ残雪の山の楽しさをのんびりと味わえる山です。
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