追想の山々1254  up-date 2002.01.05


大菩薩嶺(2056m) 登頂日1987.09.27 妻同行
上日川峠(6.40)−−−大菩薩峠−−−大菩薩嶺−−−唐松尾根−−−福ちゃん荘−−−上日川峠(9.50)
所要時間 3時間10分 1日目 ***** 2日目 **** 3日目 ****
日本百名山挑戦最初の山=50
雷岩から富士をのぞむ


癌の手術を受け、人工肛門となってから日本百名山挑戦を思いついた。その最初の山「大菩薩」へ登ったのは手術から1年8ヶ月目のこだった。
20歳そこそこの昔、一度登ったことがあるが記憶はまったく消えてしまった。
まずは百名山の一座目として、こて調べに歩いてみることにした。

曇り空のわりには、空気が澄んで見とおしが良く富士山、南 アルプス、八ヶ岳等が良く見える。しかし個々の山名はひとつとしてわかるものはなかった。
マイカーで乗り入れた上日川峠は、標高1500米の地点にある。朝の冷気が肺の中までしみこみ、爽やかさが全身を包む。
ペースも何もわからず、上日川峠から大菩薩峠まで適当に登っていった。
富士山が美しい。しかし風が強く寒さが身にしみる。枯草色に変わった茅が一斉に風になびき、マツムシソウの薄紫色の花びらが一生懸命に風に耐えていた。

大菩薩嶺の山頂は樹林の中である。標柱がないとピークと知らずに通り過ぎてしまいそうな山頂だった。
帰路は雷岩まで戻ってから唐松尾根を下って出発地点の上目川峠へ下った。
≪1995.12.23登頂時のデータ≫・・・58歳

快晴・単独行・標高差1150メートルのコース
甲斐駒ケ岳から聖岳までの南アルプスが一望だった。

小菅村大菩薩林道奥の登山口(6.25)−−−フルコンバ小屋(8.05)−−−大菩薩峠(8.40)−−−大菩薩嶺(9.15-25)−−−フルコンバ小屋(10.40)−−−登山口(11.45)