追想の山々1255  up-date 2001.01.05


両神山(1723m) 登頂日1987.11.01.-02 単独行
●秩父駅==バス==納宮(10.10)−−−楢尾峠(11.20)−−−日向大谷(11.40)−−−休憩10分−−−八海山(13.00)−−−清滝小屋(13.30)
●清滝小屋(5.40)−−−奥宮(6.10)−−−両神山(6.30)−−−休憩20分−−−ミヨシ岩(7.25)−−−大峠(7.50)−−−梵天の頭(8.20)−−−白井差峠(9.00)−−−休憩10分−−−中双里(10.20)==バス
所要時間  1日目 3時間20分 2日目 4時間40分 3日目 ****
小屋泊まりに慣れるために=50
鋸歯状の嶺、両神山


日本百名山踏破を思いたって、1座目は9月の大菩薩、2座目は10月の谷川岳、そして11月3座目がこの両神山だった。
小屋泊りにも慣れようと考え、あえて1泊の行程とした。

秩父駅から乗ったバスが、都合よく納宮経由だったので計画を少し変更して納宮から歩くことにした。
あいにくの空模様で眺望もないまま足を運んだが、ときおり垣間見える山肌の紅葉が美しい。休日ということもあって行きかう登山者も多い。この日は清滝小屋泊。樹林に囲まれた山小屋で展望もなく宿泊するだけの小屋。

翌日は早朝に出発。晴れ間も期待できそうな感じで急ぎ山頂を目指す。東の空が木の間越しに赤く染まっていく。きつい急登から産泰尾根に出て両神神社本社に礼拝し、一気に両神山頂上に立った。眼下は雲海、上空も雲が多くて期待外れの天候にがっかり。
雲の切れ間からときどき陽も射して甲武信、金峰等の秩父連山、遠く八ヶ岳や浅間山を見ることができた。山頂付近は紅葉が見ごろだった。

山頂から白井差峠までの凡天尾根は、何回かの登り下りはあるが、紅葉と落葉のジュウタンの道が気持ちいい。人影はなく落ち葉を踏む軽い音だけが響く。積った落ち葉でうっかりして道を見失うというハプニング。山慣れない身には小さなパニックだった。
慣れぬ小屋泊りも案ずることなく、予定の中双里へ無事下山した。

≪1995年7月23日 登頂時のデータ≫ 妻同行

白井差口(6.35)−−−手洗場(7.25)−−−一位ガタワ(7.45)−−−両神神社(8.25)−−−両神山(8.55-9.25)−−−一位ガタワ(10.10)−−−白井差口(11.00)