追想の山々1283  up-date 2002.02.10


三峰山(1235m) 登頂日1999.01.16 K氏同行
御杖村青少年旅行村(9.35)−−−登山口(9.55)−−−避難小屋(11.05)−−−三峰山(11.40-12.20)−−−八丁平−−−新道峠(12.55)−−−林道(13.25)−−−青少年旅行村(14.00)
所要時間 4時間25分 1日目 ***** 2日目 **** 3日目 ****
雪上ハイキング・日本300名山=62歳
雪上がりの道
来奈した東京のK氏と同行。
三峰山は霧氷の見られる山として、この地方では冬に人気のある山だ。
登山口の青少年旅行村を基点にして、不動滝コースから登ることにする。昨日の降雪で薄く雪の積もる林道を20分で登山口となる。
今朝は気温がかなり低いようだ。雪の山道を少し歩いたところに「不動滝」がある。しぶきが岩に凍りついて、見ているだけで寒くなってくる。北斜面の登山道は積雪数センチ、北風がことのほか冷たい。杉植林の中のジグザグ道はかなり勾配がある。汗をかくと後が冷えるので、なるべくエネルギーを使わないようにこころがける。K氏は30分で1本立てるというペースだ。
人工林のジグザグ道で小休止にする。立ち止まったとたんに体が冷えてゆく。不動滝から殺風景な植林の急登を、約1時間で避難小屋へ登りついた。急登はこれでおしまいとなり、後は比較的楽な尾根歩きを残すだけ、取りあえず避難小屋の中へ入って休憩にする。小屋の周囲は一面の銀世界、樹木の枝に積もった雪が、白く花を咲かせたように見える。

小屋から先の尾根は、急に雪が深くなった。樹相も雑木の林となり、枝々はたわわな雪を載せてなかなかいい眺めだ。雪がなければこの雑木林は霧氷となる所だろう。 なだらかな尾根を詰めて山頂が近づくと、地形の関係もあるのだろうが、50センチほどの積雪となり、雪山を歩いている気分にさせてくれる。
山頂には10人ほどの人たちが、それぞれに場所に陣取って食事などをしていた。雪がちらちらと舞っている。ときおり切れるガスの隙間から倶留尊山が望見できる。われわれも雪の上に座して食事をしたが、何とも寒い。
食べ終わると早々に山頂を後にした。帰りは八丁平を迂回して行くことにする。雪景色の道を少し下ればそこが八丁平、白銀の世界だった。点々と生える低潅木や喬木にはエビノシッポが付き、美しい霧氷を見せてくれた。これで青空だったら一層映えるのだが、曇天が惜しまれる。風衝帯となっているのか、この前来た時もそうだったが、風が滅法強い。寒気も一入強く感じられる。

下山は避難小屋方面へ戻らずに、新道峠を経由することにした。距離は少し長くなるが、同じ道を下るよりいい。尾根伝いの緩い上り下りの道で、樹間からは大台ケ原方面と思われる山並みを望むこともできた。
この道は人工林ではなく、雑木の自然林が残されていて感じがよく、その上霧氷も見られるなど、不動滝コースよりずっと楽しかった。
新道峠からは植林帯に入り、どんどん高度を下げて、やがて林道へ降りたった。
雪の林道を30分ほど下って今朝ほどの青少年旅行村に帰り着いた。
1997.05.27 単独行
青少年旅行村(6.20)−−−ケヤキ谷林道−−−二又・山頂まで2700mの表示(7.00)−−−造林小屋(7.35)−−−三峰山(7.50-55)−−−八丁平往復−−−造林小屋(8.20)−−−不動滝−−−青少年旅行村(9.20)

新道峠へのコースが閉鎖されていて、しかたなくその手前のあまり歩く人のいない尾根を登路とした。
1999.10.10 妻同行
青少年旅行村(7.40)−−−登り尾コース−−−三峰山(9.00)−−−八丁平−−−新道峠−−旅行村(10.30)

三畝峠から新道峠にかけての緩やかな道は、落葉樹林が広がり気持ちのいいコースだった。