追想の山々1292  up-date 2002.02.25


六甲山(932m) 登頂日1998.12.29 単独行
梅田駅〓〓〓阪急芦屋川駅(8.05)−−−高座の滝(8.25)−−−風吹岩(8.55)−−−雨ケ峠(9.35)−−−七曲−−−一軒茶屋(10.25)−−−六甲山一等三角点(10.30-55)−−−七曲−−−雨ケ峠(11.35)−−−黒伍谷への分岐(11.50)−−−打越峠(12.15)−−−八幡神社(12.40)−−−阪急岡本駅(12.55)〓〓〓梅田駅
所要時間 4時間50分 1日目 ***** 2日目 **** 3日目 ****
海抜0メートルから登る山=61
広場のような六甲山頂


日本三百名山も、残すはあと金剛山一つとなった。この時点で心残りの山がいくつかある。その中の一つは六甲山。というのは自動車でほぼ山頂付近まで行ってから、わずか数分も歩かずにピークに立ってしまった。それで登ったことにしてあるが、どうも気にかかる。
そこで暮れも押し迫った日、この足できちんと歩いて登っておこうと考え、電車で出かけた。
自宅最寄り駅で電車に乗ってから1時間40分で登山起点となる芦屋川駅へ着いた。芦屋川駅から六甲山へ向かうコースはメインコースの一つで、ハイカーも多いと聞くが、この朝は駅で降りたったハイキング姿は、時間が早いのか私一人だけだった。年末のせいかもしれない。  
しばらくは住宅街の爪先上がりの道を行く。やがて林道のような感じとなり高座の滝へ到着した。茶店が開店の準備をしている。ここから登山がはじまる。
橋を渡ってロックガーデンと呼ばれる尾根を登って行く。どんな岩場かと思ったが、岩場らしい危険なところはなく、ごく普通のハイキングコースだった。
ロックガーデンを登り終わると、いったん勾配が緩くなり右手にゴルフ場が見えてくる。六甲山には人慣れしたイノシシが多いというが、そのイノシシよけかゴルフ場へ入れないよう柵が回らしてある。扉を開けてゴルフ場を横切ると、ふたたびほどよい登りとなって雨ケ峠となる。ベンチなどもある広々とした休憩場所になっている。

草原風の明るい平担道がしばらくつづくが、やがて下りに変って最後の登り「七曲り」の下部へ着く。七曲りと言ってもたいした坂ではない。良い道が付けられているし、距離もたいしたことはない。この坂を登り切れば六甲山山上の自動車道となり、山頂へは後一投足である。

下山は雨ケ峠からさらに下り、ゴルフ場の下側の柵を抜けたところでロックガーデンへ下る道と別れて右折、標識に沿って黒伍谷方面へのコースを取る。この道も歩く人が多いのか良い道だ。勾配も緩くて楽だ。
ゴルフ場柵の分岐から20分ほどでふたたび分岐がある。ここは打越峠へ向かって左の道を取ってみた。打越峠まではすぐだった。
峠からは阪急岡本駅へ向かって下り、渓谷の八幡神社を過ぎると住宅街の中へ入って行った。
軽いハイキングだったが、それでも5時間ほどの行程となった。ほどよい本年登り納めのハイキングであった。