追想の山々1305 up-date 2002.03.14
上森(8.40)−−−2合目(9.00)−−−5合目(9.30)−−−ベンチ(9.40)−−−戸倉山(10.10-20)−−−上森(11.10) | |||||
所要時間 2時間10分 | 1日目 ***** | 2日目 **** | 3日目 **** | ||
南アルプス前衛・信州百名山=55才
春、彼岸も過ぎたというのに、南信濃によく雪が降る。 2度目の戸倉山へ出かけた。 前回は最短コースの女沢コース往復だったが、今度はコースを変えて上の森から登って見ることにした。 上の森の登山口へは迷うことなく簡単に行き着くことができた。集落最奥に小さな神社があって、そこに1台分の駐車スペースがあった。ここから歩きはじめる。 神社から100メートルも行かないうちに林道は二又に分かれる。ここに戸倉山への道標があって1合目ということになる。左手の林道へ入る。4輪駆動車なら進入も可能だ。 がちがちに凍って滑る林道は10分ほどで終る。ここに3〜4台分の駐車スペースがある。 この先から山道に変る。赤松の見事な大木を見ながらじぐざぐの道を登って行く。野生ツツジの自生地という看板がある。たしかに周囲にツツジの木が沢山自生していた。 ヒノキ植林に変って2合目の標識があり、山頂まで2キロと書かれている。次は雑木林に変る。3合目の表示を過ぎると「不動明王(御湯立場)」という表示がある。昔修験者がここで護摩を焚いたというようなことが書いてあった。 5合目、6合目あたりのミズナラの純林に近い林は、実に気持ち良い。落葉を踏み、冬枯れの梢から聞こえる野鳥のさえずりを耳にして、これで空が晴れていれば最高だ。 小さな切り開きにベンチが2、3脚置かれていた。天気が良いと、きっと中央アルプスを眺めながら休憩することになるのだろう。その先が滝コースの分岐となっていた。「猿の松」という標識がある。捕らえられて食べられそうになった猿が、逃がしてもらった恩に報いるというこの地の伝説で、私も子供の頃に聞いた記憶がある。 登山道に雪が目立ってきた。7合目の先に四阿があって、天井から鍋やしゃもじなどの炊事用具がぶら下がっている。金明水という水場もあるし、キャンプでもすれば楽しいだろう。 昨日降り積もった新雪の下には、固く凍った雪が隠れていて滑りやすい。気を付けないと足を取られる。勾配も急になってきた。しばらくは注意しながら登っていたが、どうやらアイゼンを着けた方が楽に歩けそうだ。8合目上でアイゼンを装着した。 1時間30分の登りで山頂へ到着した。山頂は処女雪で覆われていた。 石灯篭や石仏が並んで、古来より信仰の山だったことをうかがわせる。あいにく天候は曇り。雪が舞っている。期待の中央アルプス、南アルプスの展望はゼロだった。それに冷たい北風が吹きつけて寒さが厳しい。 展望は又の機会にして同じ道を下った。 |
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2000.03.25 単独 63歳 女沢峠から往復 駒ケ根IC===女沢峠(8.40)−−−風神の風穴(9.40)−−−戸倉山西峰(9.45-10.00)−−−女沢峠(10.45) 女沢峠には「竜東遊歩道」の表示があって、これが戸倉山への尾根道入口になる。 山頂は細長く、西峰は一等三角点補点で、東峰に本物の三角点がある。 山頂からの中央アルプス眺望が素晴らしい。 |