2006


山行報告−二上山(517m)
奈良・大阪府 2001.01.29 単独行
コース 傘堂(6.25)−−−二上神社コース入口(6.40)−−−二上山・雄岳(7.55)−−−雌岳(8.10)−−−祐泉寺−−−傘堂(8.30)
年明けの元旦以来、久しぶりに山を歩いてきました。我が家から一番近い山「二上山」です。

大阪府との県境にあって、標高はたったの517メートルという小さな小さな山です。
山は小さいですが、晴れているとけっこう展望は良くて、奈良盆地や大阪平野の南部がよく見えます。遠く大峰の山々、六甲山系などものぞめます。
この日は上空は青空も見えましたが、山の稜線付近には黒い雲がかかって、展望にあいにくでした。

何回も登っていますが、コースを変えて「傘堂登山口−二上神社登山口−雄岳−雌岳−祐泉寺−傘堂」という、はじめてのコースで歩いて見ました。
早朝、夜明けと同時に歩き始めました。
半分ほど登ると、昨夜の雪が樹木に綿帽子をかぶせたように、ふんわりと乗っています。この眺めは、陽があたって風が吹くまくでのいっときのものです。
山頂(雄岳)付近で5センチほどの積雪でした。 山頂には二上山神社が建っています。
なぜか山頂に立つには料金(200円)を払うように表示があります。「××美化推進・・・」とか書いてありました。200円を徴収する趣旨もわかりませんし、もちろん誰もいなくて粗末な木箱があるだけです。今まで一度も払ったことはありません。
それはともかくとして、小さな山ではありますが、万葉の昔から歌に詠まれたりしている歴史の山でもあります。麓には名刹「当麻寺」があります。特にボタンでは長谷寺とともに、当地では大変名が知られています。

二上神社登山口から登山道に取り付き、山頂までは1時間ほどでした。 途中リスのものらしい足跡が、真新しい雪の上にいくつも見えました。 雄岳からコルへ下り、階段道を登り返すと、雄岳より100メートルほど低い雌岳です。雌岳の方が眺望には優れています。眺望向きの好天ではありませんでしたが、大和三山(香具山、耳成山、畝傍山)が箱庭のように見えます。雪の上に二人分ほどの足跡がありましたが、人影は見えません。大阪側から登って来たようです。

下山は南の葛城山へ向かうようにして岩屋峠へと降り、葛城山への道と分かれて今朝ほどの傘堂へと下って行きました。 ぴったり2時間の軽い山歩きでした。