2015
大坂・和歌山県 | 2001.03.14 | 単独 | 四等三角点 | |
コース | 河内長野市滝畑ダム(5.40)−−−登山口不明ロス30分−−−南葛城山(8.20)−−−滝畑ダム(10.00) | |||
大阪府南部、和泉山脈の最高峰は南葛城山922メートル。 今日はそれに登って来た。 日本300名山の葛城山は奈良・大阪県境にあって「大和葛城山」と呼んで区別している。 もう一つ金剛山の南には「中葛城山」がある。 さらに和泉葛城山(一等三角点)なんていうのもあって、なかなかややこしい。 滝畑ダムの駐車場に自動車を残して出発。 ガイドブックどおりに進んだつもりだが、登山口がわからない。林道をかなり歩き過ぎたようだ。 引き返して、ここだと思うところで山道らしきものに取り付いた。 ところが登山道にしてはおぼつかないような薄い踏跡で、それもすぐに消えてしまった。 ええい、めんどう!このまま行くぞ・・・・とがむしゃらに急斜面を這い上がりだした。岩片のがらがら斜面は足ばかりが取られる。潅木につかまり地べたに手をつき、茨をよけ、登って行く。 やがて雪が出てきた。もう雪はないと思っていたのに。 悪いことに登山靴を忘れてしまった。いつも自動車の中に入れてあるのに、乾かすために自動車から下ろしてそのままになっていたのだった。履いてる靴は底のすり減ったスニーカーもどきのポンコツ。少しの雪でもつるんつるんと滑る。おまけに隙間からは雪が入りこんで濡れてくる。 方角だけはおおむね合っているはずだ。山頂まで行けなくても、もう少し、もう少しと思いつつ、高度を上げて行く。 ようやく稜線らしいところへ登りついた。雪の下になっているが、始めて登山道らしいものに出合えた。ところが雪が深くなり、くるぶしまでもぐる。もちろん足跡の一つもない。 登る意欲も失せてきた。展望もない杉植林の中、投げやりな気持ちで尾根を登って行く。 あそこまで行ったら戻ろう、またあそこまで・・・を繰り返して、結局山頂まで登ってしまった。 下山は、雪の足跡をたどったが、靴下も濡れて冷たくなってきた。 雪がなくなって来たところで、今度は登って来たルートがわからなくなってしまった。谷には滝もある。間違えて滝にでも出たら大変だ。 目印もなく、歩きやすいところを拾って行くうちに、どうやら登りとはだいぶちがうところを歩いてるのに気づいた。どっちにしても道はない。そのまま下って行った。登りより藪がひどい。自分の間違いが腹立たしくなってくる。 ようやく谷川まで降り立った。幸いそこは谷幅が狭まっていて、足を濡らさずに対岸へ徒渉、林道へ出ることができた。 下りは尾根一つ違っていた。 何ともご粗末な山行でした. |