2016

山行報告若草山=三笠山(342m)
奈良県 2001.03.18 単独
コース 春日神社(8.40)−−−若草山(9.10)−−−下山(9.30)
登山、ハイキングと言うには簡単過ぎますが、若草山へ登りました。

若草山は別の名を「鴬山」とか「手向山」とも言うそうです。
342メートル山頂には、鴬塚古墳という碑があり、また麓の東大寺二月堂の並びに「手向山神社」というのがあります。それにちなんでいるのでしょう。
万葉に出て来る「三笠山」が若草山の別名ともいうようですが、これは若草山が三重に重なるような地形になっているからだといいます。ところが本当の三笠山は春日大社の背後にある山が正しいのだそうです。

さて、この日が若草山の山開きで、“鹿せんべい飛ばし大会”なる行事などが行われていました。
所属するマラソン会ZKMの例会がこれに合わせて行われました。集合時間までかなり余裕がありましたので、時間つぶしに山頂まで登ってみました。
春日大社の駐車場から歩き始め、15分か20分もあれば登れると思ったのですが、そんなわけには行きませんでした。
冬枯れの芝生に包まれた丘のような道をたどります。なだらかな丘のてっぺんに「一重目」といしう標識があります。下から見える頂上はここです。ここまでなら15分もあれば登れるのですが、山頂はまだ奥でした。
今度は「二重目」の標識があります。ここも丘状のピークですが山頂ではありません。さらに奥に、もう一つの高い円頂が見えます。
金網の破れをくぐって登って行くと、三重目に若草山の山頂がありました。予想を大幅に上回って、30分ほどかかってしまいました。山頂下を車道が通っていて、観光客が10人ほど見えました。

奈良に住んで4年、はじめて若草山の山頂へ立ちました。 展望台があり、大きな石碑に「鴬塚」と彫られています。三等三角点もあります。
朝方まで降っていた雨も上がり、青空が少し見えます。
展望良好の山頂から眼下を俯瞰すると、奈良市街をはじめとする大和平野が広がり、その先には生駒山系、金剛山の山並みが続いていました。

山を下ると、ちょうど走る仲間の集合時間でした。 東大寺周辺を30分ほどジョギングして、気持ち良い汗を流すことができました。