2032

山行報告- 恐羅漢山=おそらかんざん(1346m)
島根県・広島県 2001.05.28 単独
コース 牛小屋高原5.20---恐羅漢山6.05---牛小屋高原6.45
広島県と島根県の最高峰

恐羅漢山は広島、島根両県にとっての最高峰です。
この山を「おそれらかん」と読むのだと思っていました。青森の恐山(おそれさん)からの連想です。
ところが昨日の冠山の山頂で一緒になった人から「おそらかん」ということを教えてもらいました。

登山口は牛小屋高原の恐羅漢スキー場の下にありました。
昔は付近一帯牧場となっていたところだそうです。今はスキー場のゲレンデとして、広闊な空間が高原の雰囲気を醸して出していました。

登山口近くの駐車場の片隅で、自動車での一夜を明かしました。夜半は雨です。
目覚めて小降りになるのを待ち、長靴、雨衣のいでたちで恐羅漢山へ向かいました。

登山口の道標が、やや大ざっぱで所定のコースを外れて広島大学山の家の方へ向かってしまいました。途中から気づいて青草に被われたゲレンデへ飛び出し、リフト降り場で登山道へ合流できました。
ゲレンデ脇の急なコースを登り終わると、ゲレンデを見守るように石地蔵が安置されていて、ここから上は樹林帯となります。
雨はたいしたことなく、途中で雨衣を脱ぎ捨ててジグザグ道を登って行きます。
あっけないほど簡単に頂上へ着いてしまいました。立ち枯れた巨木だけがいやに目立ち、いくつかの大きな岩が点在した山頂は、ピークという雰囲気がありません。ちょっとした森の中にでも入っているような感じです。
雨が上がったばかりですが、意外に遠く東方の山がのぞめますが、私には名前を指呼できるものはありませんでした。
2県の最高峰にしては何か物足らなさが残りました。

山頂にとどまることなく、三等三角点がたたずむ山頂を後にしました。