2035
岡山県 | 2001.05.30 | 単独 | 一等三角点 | |
コース | 笠菅峠4.25---電波反射板5.00---泉山5.30---電波反射板---笠菅峠6.30 | |||
この中国地方山旅には予定しなかった山です。通りすがりにふと立ち寄った山が、たまたま一等三角点だったということです。
前日、鳥取大山を登ってから、次に登る予定の岡山県最高峰「後山」へ移動する途中にあった山です。 地元の人に教えてもらって、笠菅峠からの登山道を知りました。 峠に着いたのは夕刻。ここで一夜を明かしました。 翌早朝、立派な登山口表示の立つところから登りだします。 私には始めて知る山ですが、取り付きは階段状に整備されていて、多くのハイカーが訪れている様子がうかがえます。津山市から近いという便利さもあるのだと思います。きっと津山市民の山となっているのでしょう。 30分余で植林帯を抜け出ると、電波反射板があります。この先からは笹の原が広がり展望が開けてきました。昇ったばかりの太陽が赤々と目に入り、その右手には日本300名山那岐山が見えます。那岐山は1200メートルほどしかありませんが、他に高い山がないために、見た目にはけっこう高山の感じです。 泉山までは長い行程ではありませんが、小さなアップダウンを4、5回も繰り返し、歩いた距離以上に長く感じます。 スミレがたくさん咲いているが、何というスミレかわかりません。葉がスミレであることを教えてくれます。それにしてもスミレの種類は何と多いことか、区別出来るのは3つ4つす。 登り着いた山頂は、大きな岩が一つ、そして一等三角点標石。広々とした山頂で、一人ポツンと立っていると淋しさを感じるほどです。肌寒い風が吹いています。 周囲笹原の山頂は、一等三角点らしい展望に恵まれて、伯耆大山をも見ることが出来るといいますが、曇り気味のこの日は目にすることはできませんでした。 おまけのようにして登った山ですが、それが一等三角点の山であり、登山道にはチゴユリ、アカモノ、アザミ、レンゲツツジ、スミレ、キンポウゲなどの花も楽しむことができて、おまけ以上の収穫でした。 |