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戸  隠  高  原
山行報告-瑪瑙山(1748m)〜怪無山(1549m)
めのうさん              けなしやま
長野県 2001.06.12 単独
コース 戸隠スキー場(5.10)−−−第6リフト乗り場(5.35)−−−瑪瑙山(6.25-40)−−−怪無山(7.10)−−−スキーゲレンデ下(7.45)===長野市へ
<早朝の展望を堪能>

前日、長野市内での用事をすませてからビジネスホテルに泊まって洗腸をしました。
勤務の関係で長野市には9年ほど住んだことがあります。長野市を離れてからもう14年です。長野オリンピックで市内も周辺部も変貌著しく、特に道路関係はもう昔の感覚では運転できません。
私のジョギングの汗がたっぷりとしみこんだ市営運動公園にも行って見ました。懐かしさがこみあげてきました。

冬季はスキーヤーで賑わう戸隠スキー場も、今はひっそりとしていました。何回も通ったスキー場です。

ゲレンデ下の駐車場からスタートです。 高妻山の三角錐が仰ぎ見られます。唐松岳・五竜岳は残雪に朝日が輝いています。

天気はピーカン、梅雨の合間の幸運となりました。ゲレンデ整備用の広い道をたどります。ほどよい勾配の道です。
瑪瑙山頂までは、ほとんどゲレンデの中の歩きです。高度が上がって行くと、白馬連峰や頚城の山も望めるようになってきました。山頂での眺望が楽しみです。

第6リフト乗り場から道は左右に分かれますが、左手の道をとります。 背後に見える高妻山、戸隠連峰などが競りあがってきます。
瑪瑙山ピークの手前に、小さなピークが一つあります。まずそちらへ足を向けて展望を楽しんでから瑪瑙山への最後の登りにつきます。
朝露を含んでみずみずしい若草を踏み、傾斜の強くなった登りを終わればリフト終点で、そこから30メートルも歩けば山頂でした。

山頂到着は6時20分、早朝のすがすがしい頂に立ち、素晴らしい展望に目を凝らしました。
ピラミダルな美しい高妻山、魔窟のように峨々と聳える戸隠連峰、その背後には残雪の妙高山、火打山、焼山、天狗原山など頚城の山塊、黒姫山は逆光に黒々とした体躯を見せています。
飯縄山は一投足の距離にありますが、時間がないので足を延ばせないのが残念。
遠く白銀を輝かせるのは、北アルプス朝日岳から白馬〜裏銀座〜槍・穂高、笠ケ岳と、まるで屏風を連ねたように見ごとに天を画しています。
乗鞍岳、美ケ原、かすかに中央アルプスらしい影ものぞめました。

早くも掃いたような薄雲が広がってきました。
ところで瑪瑙山のいわれはなんでしょうか。メノウでも産出した歴史でもあるのでしょうか。それにしても宝石が山の名前というのは珍しいと思います。宝石というのかどうか知りませんが、思いつくのは水晶岳くらいのものです。

胸のすくような眺望を満喫してから、山頂を後に下山途中にある怪無山へ向かいました。
正面に戸隠、高妻などの名山を眺めながらの下りは気分壮快です。コルから10分も登れば怪無山です。最後の展望を楽しんでからゲレンデ下の駐車場へ下って行きました。

3日連続で中部地方の山を歩きましたが、山岳展望、高度感、植生など、関西以西では味わうことのできない良さを、またまた再認識してしまいました.
この後、長野市内の用事をすませ、次の所用地の上田市へ向かいました。