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山行報告-オロフレ山(1231m)
北海道(洞爺湖近く) 2001.07.31 単独
コース オロフレ峠(12.25)−−−オロフレ山(13.25-35)−−−オロフレ峠(14.30)
2001夏・北海道の山旅(14)
昆布岳を下山したその足で、洞爺湖畔を通りオロフレ峠まで移動してきた。
峠の広い駐車場には観光客の自動車が何台か見える。羊蹄山が雲の上に頭を出し、オロフレ山が目の前にある。
オロフレ山までは峠からだと標高差300メートル、行程は1時間半となっていた。

駐車場の東南の角から登山道へ入る。大きな道標もある。
矮曲したダケカンバのトンネルをくぐるようにして登って行くと、のぞきこむのも怖いような断崖絶壁の縁を通過する。下の方まではガスに隠れて見とおせない。見えないだけに一層高度感がある。
尾根の向きが大きく左に振られて高山植物を見るようになる。小さな上り下りがあるから、標高差は単純に300メートルとは言い切れない。歩いて見るとそれほど楽な行程ではなかった。

チシマフウロ、ウメバチソウ、ハイオトギリソウ、トウヒレンの仲間など高山植物の花もかなり見られる。

オロフレ山を終始目にし、太平洋を見下ろしながらのコースとなってるが、またガスがかかってきてその姿は視界から消えてしまった。
痩せてざれたきつい登りにとりつく。山頂への最後の登りだがここがけっこうきつい。大汗を流して登り着くと小広い山頂が待っていた。よく読めないが三角点は二等だろうか。
花の上を無数の昆虫が早いスピードで旋回するように飛びまわっている。そのなかには蝶やトンボも見られる。
ガスで展望はない。すぐ隣には明日登る予定の徳舜瞥山などがあるはずだがそれも見られない。残念だ。

再び同じ道を峠へと引き返した。駐車場は右も左もわからない濃霧に包まれていた。往復2時間余で、予定より少し早かった。

洞爺湖畔の簡保の宿で入浴、湖畔のキャンプ場で、この山旅最後の北海道の夜を過ごした。