2062

山行報告-袴腰山=はかまこしやま(1240m)

富山県 2001.09.18 単独
コース 林道袴腰山登山口(5.25)−−−袴腰山(6.05)------袴腰山(6.30)−−−登山口(7.00)

上平村菅沼合掌集落から吊り橋を渡り、すぐに右折、あとは道なりの林道を行くと、やがて二つに分かれる。ここで右の道をとって数分走ると、袴腰山登山口の表示がある。

登山口に自動車を止め、車内で一夜を明かした。
翌朝、好天に恵まれて足もとの明るくなるのと同時に出発。
予定は袴腰山〜三方山〜猿ケ山を往復するロングコース。
登り始めてすぐに袴腰山荘の前に出る。背後には袴腰山が一投足の距離に見えている。目の前に見えたのに、なかなかきつい登りで汗が流れる。
ひとがんばりすると袴腰山の標柱の立つ小さなピークに立った。樹木が茂って周囲は全く見えない。ピークと言うより登山道の通過点に過ぎないような雰囲気である。

袴腰山山頂には見向きもせずに先へ進む。ところが道の状態が急に悪くなって、雑木が茂りたちまち露で全身が濡れミズミとなってしまった。
10分ほどで切り開きに出るとそこには新しい鉄塔が建っている。気象観測施設のように見えた。
ここからは道形はあるものの、登山道に覆い被さった雑木類が茂るにまかせて、到底登山道という代物ではない。藪こぎ同然である。しばらく腕で藪を押し分けながら濡れネズミになって進んで見たが、とてもじゃないがこれでは猿ケ山はおろか、三方山へも到達できそうもない。

いさぎよく諦めて撤退することにした。
猿ケ山へはブナ尾峠から登るのが良いことはわかっていたが、ブナ尾峠への林道が依然として通行止めが続いていてそのルートが利用できない。通れるようになったらまた出なおすことにしよう。