山行報告2065

貝月山=かいづきやま(1234m)

岐阜県 2001.10.11 単独
コース ふれあいの森ゲート(8.15)−−−貝月山(9.10-20)−−−小貝月山(9.40)−−−貝月山(10.00)−−−日越(10.20)−−−ゲート(10.40)
秋色の里 美濃地方坂内村の3座(貝月山・蕎麦粒山・三周ケ岳)を行く。

≪その1・≫・・・貝月山  

東名阪四日市IC==関ケ原から21号線、417号線、303号線を走り、久瀬村から登山口となる「ふれあいの森」のある貝月高原へと上がって行く。  
ふれあいの森入口はゲートがふさいで、自動車はここまでとなる。  

ゲートの脇をすり抜けて、舗装道を少し行くと大きな広場に案内板が立っている。舗装道をそのまま行ってもいいし、建物の上にあるふれあいの森と彫られた石碑の裏側から草の道を行ってもいい。草の道を数分も歩くと舗装道と合流する。ここで山道へ入る道標がある。さらに200から300メートル舗装道を進んだところにも登山道の道標があるが、こっちは日越峠経由のコースで、下山時に使うことにする。  
遊歩道なみに良く整備された道を登って行く。木々の色づきには少し早いようだ。
階段状に作られた道を、ひと登りしたと感じるころ、本来の山道らしい雰囲気に変ってくる。雑木林の背丈が低くなってきて、わけなく山頂に着いてしまった。所要55分でピクニックまがいの登りだった。  
三角点を確認すると二等、山頂には立派な展望櫓が組まれ、四囲閉ざすもののない展望台となっていた。天気は良いのだが、霞がかかって遠望はにじんで判然としない。確認出来たのは明日登る予定の蕎麦粒山のほか、伊吹山、能郷白山、金糞岳など。金糞岳(かなくそだけ)という、いかにもふざけた品のない名前の山が、実に堂々として伸びやかな美しい山稜を携えているのが面白かった。そのほかに展望案内図には御岳、乗鞍岳、恵那山、白山などが並んでいたが見ることはできなかった。  
この山の特色は標高が「1234m」で、数字の並びが良いこと、そして「貝月山」というちょっと気を引く魅惑的名前である。  

あまりにあっけなく山頂に着いてしまったので、先に見えるピークまで足を延ばしてみた。緩く下ってから登り返すわけだが、この小さな吊り尾根風の稜線の道は、背丈の低い潅木で展望もきくし、途中には石灰岩の露岩や潅木に隠れたような江美の池があり、また真っ赤に紅葉したヤマウルシも多くて楽しめる。20分ほどで目指す小ピークに着いた。「小貝月山 1226m」の標識があった。貝月山より8メートル低いだけだった。  

貝月山へ戻り、下山は西方へ向かって稜線を下って行く。潅木の明るい道でここも気持ちがいい。コースは途中から北へ向きを変え、谷に向かって下って行く。道標一つないので、ふれあいの森へ下れるのか少し不安もあったが、やがて階段状に整備された道となり、標識のある日越峠へ着いて安心する。  
さらに下って行くと車道に合流する。車道は見送って山道の方を選ぶ。あっけなく車道に飛び出して、あとは舗装道を少し行くと今朝がたの登山口となり、ふれあいの森に帰着した。  
下山後は通りすがりに目をつけておいた久瀬村温泉「白竜の湯」の露天風呂で汗を流した。