山行報告2099

志賀高原
焼額山(2010m)

長野県 2002.10.03 単独
コース 自宅(5.05)−−−一の瀬境橋(6.00)−−−南登山道中間点(6.35)−−−山頂稚児(7.10-40)−−−奥志賀(8.40)−−−<車道>−−−一の瀬境橋(10.00)
≪快晴のもと、燃え立つ錦秋と、山頂の稚児池が印象的な山行≫
山頂の稚児池

志賀高原の紅葉が始まるころかと期待して出かけてみた。
焼額山は山頂までゴンドラリフトが通じていて、スキーシーズンには何回も訪れているが、脚で登ったことはなかった。山容も平凡で、山の斜面は焼額、奥志賀スキー場として開発されて、樹木は剥ぎ取られ、登山対象の山としての魅力はないような気がして、これまで登ろうという気になったことはなかった。
志賀の山をほとんど登り尽くして、言ってみれば残された山への気まぐれに訪れた今回の山行だった。

一の瀬スキー場を過ぎ、Y字に分かれた車道の左手をとると、すぐに境橋を渡る。橋を渡ったところが焼額山登山者用の駐車場になっている。
道標に導かれてスキー場の広い道を行くと南登山道の入口となる。
比較的ゆるやかな道は、よく整備されていて、登山者の靴跡が幾つも残されている。意外に登山者は多いようだ。
ナナカマドなどの紅葉も目につく。
スキーゲレンデを横切り、また樹林へ入り、朝日にシルエットを映す岩菅山を眺めたりして高度を上げて行く。「中間点」表示を過ぎると、樹林は消えて広いゲレンデの中を、あるいはゲレンデに寄り添いながら行く。登山道から少し外れて、朽ちた丸太の階段の跡が見える。スキー場として開発される前の登山道かもしれない。

ゴンドラリフトの山頂駅手前でコースは矮樹の林に入る。敷かれ木道をたどると、目の前が開けて紺碧の水面に紅葉を投影した稚児池が現れた。ここが焼額山山頂である。
山頂にこのような池があるのに驚いた。池塘程度のものは山頂でもよくあるが、池塘と言うには大きな池である。天上の別天地の感がある。
北アルプス白馬三山、鹿島槍などの連なりが朝日に映えていた。
池の周囲を散策したりしてしばらく雰囲気に浸ってから下山は奥志賀コースを取った。

苗場山、鳥甲山、岩菅山などを正面にしながらの下りコースはゲレンデ整備用の車道で、下山するまでの道中、周囲は燃え立つような錦秋に彩られ、青空のもと、目を見張る見ごとさで楽しませてくれた。

奥志賀からは車道を出発地の境橋へ戻る。スーパー林道の方が距離が短いのに、勘違いして山沿いの遠回りの車道をとってしまい、舗装された固い道を登山靴をで1時間20分も歩いてしまった。
今まで見向きもしなかった山だったが、その山にはその山の良さがあるのを感じ取った小さなハイキングだった。