追想の山々1336  up-date 2003.03.25                                   山岳巡礼のトップへ  山名索引表へ

北八甲田(1560m) 登頂日2000.07.30 妻同行 晴れ
(田茂泡岳・赤倉岳・井戸岳)
ロープウエイ〜〜〜田茂萢岳(9.50)−−−赤倉岳(11.10)−−−井戸岳(11.40)−−毛無岱−−−酸ケ湯温泉(13.30)
所要時間 3時間40分 1日目 ***** 2日目 *****
毛無岱)
前夜は八甲田城ノ倉温泉に宿泊。

宿から酸ケ湯温泉までマイカーを移動して、そこからバスでローブウエイ駅へ向かう。
9時発のロープウエイで田茂萢岳山上駅へ。すでに観光客の姿が賑やかだ。
天気は上々、体調いまいちの妻と赤倉岳へ向かう。日本百名山踏破の折り、酸ケ湯〜仙人岱〜大岳〜毛無岱〜酸ケ湯と歩いたのが、11年前の6月だった。
懐かしい景観を目にしながら、道草を食いながらの木道は、さながら逍遥の気分。

赤倉岳あたりから高山植物も多くなってきた。北海道ではいくらでも目にするイワブクロも、東北の山ではここで目にしたのがはじめてだろうか。

生々しい井戸岳の火口縁を回り、大岳とのコルへ下る。大岳からコルへ下って来る登山者の数がおびただしい。これだけ登山者が多いと、正直なところ「何でこんなに・・・・」という気分になってしまうが、これも日本百名山ブームのなせるわざ。登山者の群れの中では休憩する気にもなれずに、やや疲れの見える妻をせきたてて、毛無岱へと下っていった。

急な下りを終って、広大な毛無岱の湿原に出ると、一面のキンコウカだった。風に吹かれる度、黄金の波にように揺れる。
湿原の爽やかさを肌で感じながら、上毛無岱から下毛無岱へとつづく木道のコースをたどった。

高山植物は、前回の6月の方がはるかに賑やかだった。既に花の最盛期は過ぎたあと、次の草紅葉の前の落ち着きを取り戻したひとときなのだろう。

酸ケ湯へ下山。酸ケ湯温泉は後回しにして、是非入ってみたかった蔦温泉へ向かった。
蔦温泉は、風評に違わぬ味わいのある1軒宿の温泉。ブナとヒバをふんだんに使った高い天井の大浴場、浴槽の底板の隙間から湧き出してくる湯。まさに秘湯、名湯の趣に満ちていた。

このあと酸ケ湯温泉へ戻り、野営場にてテント設営。
そして名高い酸ケ湯千人風呂へも入浴することが出来た。
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