追想の山々1356
鳥子平(11.00)−−−高山(11.40-12.20)−−−鳥子平(12.45) | |||||
所要時間 1時間45分 | 三等三角点 | ||||
数台の自動車が路肩の広くなったところに駐車していた。私もそれにならって駐車する。高山へははっきりとした道が開いているが、高山登山道を示す道標等はない。自動車道から200メートルほど入ると、鳥子平の湿原に出る。ここから浄土平近くの桶沼まで散策コースが作られ、木道でつながっているようだ。 湿原の木道を渡り、桶沼方面への道を見送って登山道へ入ると、高山から土湯方面を示す案内標識がときどき目につくようになった。 山頂までの標高差は200メートルの楽々登山、ルンルン気分で足を運ぶと、青空に映える黄葉が東吾妻山同様にすばらしい。ブナなどが多いせいか黄色主体に染まっている。私はこの黄葉が好きだ。 ほどよい勾配の道はしっかりしているが、訪れるハイカーの数は少ないようだ。本来は高山を経由して新幕川温泉へ下り、温泉で一浴というのが一般的かもしれない。たしかにピストンだけで終わらせるのは勿体ない気がする。 黄葉に目を奪われているうちに、前方に大きな電波反射板が見えて来た。30分もかからずに、あっけなく山頂へ着いてしまった。大きな電波反射坂が2基、山頂を占領しているのがつや消しだった。 意外にも山頂には4人の若い男女がいた。彼らは新幕川温泉へ下る予定だという。南の安達太良山は指呼の距離だった。磐梯山の尖った頂きもある。小さくはあるが桧原湖も確認できる。先ほど登った東吾妻山や一切経山も、木々の梢が少し邪魔だったが見て取れた。 2枚ほどスケッチをしたりしてから、山頂を後にした。 下山後、秘湯「赤湯」に入浴してから、翌日予定の安達太良登山口の白糸の滝へ向かった。 |