追想の山々1437
春日神社(6.05)−−−百貝岳−−−西行庵−−−青根ケ峰−−−春日神社(9.00) | |||||
行程 2時間55分 | 奈良県 | 百貝岳 四等三角点 青根ケ峰 三等三角点 |
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駐車場に車を止めて歩き始める。コンクリート舗装の急坂を上ると鳳閣寺がある。いかにも淋しい山寺という雰囲気だ。 本堂の横から杉植林の山道へ入る。水平に近い道を行くと、右手に山腹を登ってゆく踏跡がある。百貝岳へのコースだろうと見当をつけて踏跡をたどる。少し登るとテープの目印がつづくようになる。 作業道と見まがうような急で薄い踏跡をたどること15分くらい、木立に囲まれた百貝岳山頂に到着。薄暗い陰気な山頂だった。時計を忘れてしまい時刻がわからない。「如意輪観世音菩薩」がまつられていた。“百螺岳”と言う表示も見えた。 水平道まで戻って、さらに植林の中を行く。1個所だけ植林の途切れたところがあって北の展望が開けた。三角形に飛び出したのが高見山だろう。 御影石の道標に「西行庵」の案内表示があったので立ち寄って見ることにする。その昔、西行法師がここに庵を建てて住んだことがあるらしい。庵の一角だけが桜など落葉樹の森になっていて、杉植林を歩いてきた目には開放された感じがする。楓も何本かあって紅葉が始まっていた。 西行庵周辺が吉野山の奥千本と言われるところらしい。さらに次のピークの青根ケ峰へ向かう。 金峰神社への道と別れ、山上ケ岳への表示にしたがって登山道へ入る。少し歩くと車道に出る。そこに青根ケ峰山頂を示す道標があり、これを登ればすぐに山頂だった。 樹木に囲まれて展望はゼロ、三等三角点があるが、通常標石の文字が彫られている面が南を向いている筈だが、ここでは逆に北を向いていた。 帰りは来た道をそのまま引き返した。 |