キタキツネ写真集

コラム☆キタキツネの現状、疥癬について


観光地のそばや、道路沿いで観光客に食べ物をねだりに出てくるキツネが結構います。
そのようなキツネを観光キツネと言うそうです。
私が会ったキツネもほとんどが観光キツネですが、 道路沿いでわざと車の前に出てみたりとても危ないです。
交通事故に遭うキツネも少なくないそうです。
キタキツネはエキノコックスと言う寄生虫を持っているので、 もし旅行に行かれて幸運にも出会えたとしても触らない方が良いそうです。
人間にエキノコックスが寄生すると肝臓に重大な損傷を与え死亡するケース もあるそうです。

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2008年12月下旬
知床の森の中何やら雪を掘っているキタキツネがいました。

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2008年12月下旬
どうやら雪の下にいるネズミを見つけたようです。

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2008年12月下旬
無事に食べ物を見つける事ができて一安心。
ひと時の食事の時間です。

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2008年12月下旬
食べ終わって、周りを気にします。

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2008年12月下旬
美味しかったな〜。ペロリ♪

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2008年12月下旬
そして、トボトボと山奥に帰って行くのでした。

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2008年12月下旬
おまけにマーキング!

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2007年11月中旬
帯広近郊の住宅街の中の雑木林。
キタキツネがひっそりと居眠りしていました。


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2007年11月中旬
ムックリ起き上がって大あくびです。
気持ちよく寝ていたんだね。


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2007年11月中旬
今度は歯科検診???
ずいぶんと大口を開くものですね。


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2007年11月中旬
日が当たってきました。
気持ち良さそう。
・・・でも実はこのキタキツネ、次の日も全く同じ場所で居眠りしていました。 体調が悪いのでなければ良いのだけど。



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2005年3月下旬
然別湖(しかりべつ)に行く途中の展望台で、冬毛の美しいキタキツネを見ました。
「ここは、観光客がくれる餌を頼りにキタキツネが住み着いています・・・」
と言うもっぱらのウワサのところです。


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2005年3月下旬
しかし、それだけを食べていたのでは冬は越せないと思いますし、そう信じたいです。
以前、ここで見た時には雪を掘って何か(おそらくネズミ)を捕まえて食べていました。


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2005年3月下旬
今回は我々の他にもう1組のグループがいましたが、餌をあげる人は誰もいなく、 ホッとしました。
キタキツネもそれ以上ねだる事もなく、さっさと山に帰って行きました。
がんばって、冬を越せよ!!(^_^)/~

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2005年3月下旬
後で気付いたのですが、このキツネ、お腹が大きいではありませんか!!
しかもキタキツネの繁殖シーズンは1月2月。
妊娠期間53日を経て、3月下旬から4月にかけて出産との情報。
元気に育って欲しいです。


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2004年9月末 芦別市
札幌から旭川まで行く途中、道を間違って林道に突入。
でも、こんな可愛い2匹のキタキツネに出会いました。



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2004年9月末 芦別市
こんな山の中なのに車が止まると餌をねだりに来るとは・・・




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2004年9月末 芦別市
でもきっと人が通らなくなる冬には野生を取り戻す事でしょう。




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2004年9月末 芦別市
それとも、人里に下りてくるのかな?
それはそれで、農家の方などはネズミを捕まえてくれるからありがたいと聞きます。



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2004年GW 霧立峠付近
毎年良くキタキツネを良く見かける霧立峠で今年もキタキツネに会う・・・
しかし、今年は少し違った・・・様子がおかしい!
私も初めて見たこの毛色が違うキタキツネ。ギンギツネとの混血でしょうか?



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2004年GW 霧立峠付近
胸の毛がキタキツネは真っ白なので明らかに違う。
しかも鋭い目付き・・・それは関係ないか。(^_^;)
ちょっとカッコイイかも?



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2004年GW 朱鞠内湖付近
こちらは、正統派キタキツネ、見ていてホッと安心できますね。(^_^;)
しかしこちらも少し様子がおかしい・・・なんと倒壊したお寺の建物の廃屋の中に 営巣しているらしい。



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2004年GW 朱鞠内湖付近
こういうのも野生との共生と言うのでしょうか?
野生の方が人間と付き合うのが上手いのかも?!



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2003年GW 霧立峠付近
1999年にも見かけた、霧立峠(旭川の少し北側)でまたキタキツネを見ました。
GW、この時期の北海道の季節は早春。
でも、もうフキノトウは随分大きくなってますね。



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2003年GW 霧立峠付近
雪解けもかなり進みもう直ぐ春本番!
旭川では桜はまだでしたが、もう結構日差しは強く、 まだ冬毛のキタキツネは雪の上で「はぁはぁ」暑そうでした。



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2003年GW 霧立峠付近
我々の車に近づいて餌のおねだり。
「だめですよ!」ちゃんと自分で餌を取なさい!
でも、写真だけ撮らせてもらってごめんね。(^_^;)



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2003年GW 霧立峠付近
おねだり中も、口を空けて「はぁはぁ」
やはり暑いらしい。もう直ぐ、夏毛に衣変えだね。(^^ゞ



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2003年3月下旬 然別付近
春分の日、然別湖付近でキタキツネを見ました。
観光客に近づいては様子を伺っていましたが、誰も餌を与える人はいなく 「チェッ」っといった感じで山の方に徐々に戻って行きました。



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2003年3月下旬 然別付近
この季節日差しはかなり春めいてきましたが、風はまだまだ冷たい。
北風に吹かれて毛がなびいています。
おまえデコ広いなぁ。



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2003年3月下旬 然別付近
至近距離にて、撮影。
これだけ近いとかなり警戒するので、急な動作は出来ません。
でも、「餌がもらえるかも?」と期待しているらしい。
ダメだよ!自分で餌を探しなさい!



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2003年3月下旬 然別付近
山の斜面に登って、トボトボと歩く。
ちょうど観光客を沢山乗せたバスが通りかかって、 みんな立ち上がって彼に視線を注いでいました。
その後、この大あくび!(笑)



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2002年10月、朱鞠内湖
北海道最大の湖(人造湖)の朱鞠内湖。
紅葉と針葉樹のおりなす雰囲気が不思議な別世界の様な景色の中、 キタキツネ登場。やはり観光キツネの様ですが、こちらに対する警戒心は強い。


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2002年10月、朱鞠内湖
我々から餌が貰えないと思うと、周りをキョロキョロ。私のすぐ側でマーキングを した後、去っていきました。
キリッとした良い顔ですね。


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2002年GW、鹿追町(しかおいちょう)
たまに見かける扇が原付近で、今年もまたキタキツネに遭遇。
まだ若いキツネらしくて、少し身体が小さかった。
でも、もうすっかり人におねだりする性格になっちゃっていました。
悲しいねぇ(T_T)

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2002年GW、夕張付近
夕張の先の峠で、ついに疥癬らしきキタキツネを見てしまった。
実物を見ると結構ショック。あまりにもガサガサになった毛並みと、 目の周りの目やにを見ているだけで気の毒になりました。
この仔は時期、死んでしまうのでしょうか・・・(T_T)
まだまだ、調査研究が進んでない様で自然に疥癬症の峠を越すのを待つしかないようですね。


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2001年3月、鹿追町(しかおいちょう)
然別湖(しかりべつこ)で然別湖コタン村(凍った湖上の教会やかまくら)などを見た後、 帯広市内のホテルに戻る途中扇ヶ原(おおぎがはら)展望台で2頭のカップルキツネを見ました。

このシーンの動画→ 北海道野生動物の動画 にあります。


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2001年3月、鹿追町(しかおいちょう)
1頭は私には興味を持たずそそくさと向こうの方へ歩いて行きます。



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2001年3月、鹿追町(しかおいちょう)
もう1頭の方は私に近づき興味深々の様子。



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2001年3月、鹿追町(しかおいちょう)
何か貰えると思ったのか、私の前でおすわり。
でも、野生動物に餌をあげてはいけません。
「ごめんね。何もあげられないよ。」

このシーンの動画→ 北海道野生動物の動画 にあります。


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2001年3月、鹿追町(しかおいちょう)
しばらくすると、自分たちのペースに戻り、雪原の中から何やら掘り出し (ネズミ?)食べていました。
良かった良かった。

このシーンの動画→ 北海道野生動物の動画 にあります。


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1999年5月、霧立峠(きりだてとうげ)付近(道北)
この年は雪が多かったようで、餌があまり無いのか道路沿いでおねだりされました。
ちょっと年をとっているようですね。


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1998年10月、摩周湖付近
峠をレンタカーで走っていると道路沿いで日向ぼっこしてました。
餌をねだる様子も無く人間にはあまり関心が無い様でした。ちょっと安心。
(痛恨のピンぼけ写真・・・(T_T) )

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1998年10月、摩周湖付近
正面に回って。
この後、若い男女のグループがキツネの周りに駈け寄って行ったら 機嫌悪そうに去って行きました。


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1997年4月、美幌峠(びほろとうげ)
この近くにおそらくこの子のお兄さんと思われるキツネがいました。
この子が観光客から貰った餌をお兄さんキツネは力ずくで奪い取って行きました。
この子が”キャーキャー”鳴いていたのを覚えています。


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1996年10月、然別峡(しかりべつきょう)
然別峡に鹿を見に行く途中とても美人の兄弟キツネを見ました。
カメラの前でポーズ。餌をねだっているようです。


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1995年10月、かなやま湖
初めての北海道旅行で出会ったキタキツネ
今思うとかなり毛並みのいい奴でした。




--- 2001.6.30 追記 ---
最近キタキツネたちの間で疥癬(かいせん)と言う皮膚病が流行っていて、 かなり個体数が減っているらしいです。
海外での同様のケースでは絶滅する前に病気のピークは終わっているらしい のですが、これから北海道の野生動物の象徴とも言えるキタキツネに会える 確率がかなり減るかも知れませんね。
確かに私もここ数年キタキツネに出会う回数が減っています。宿泊するホテル の人などに聞いても「最近あまり見なくなったね。」等と言う状況のようです。
2001年3月、2頭の健康なキタキツネに出会えたのはとてもラッキーだったのかも知れません。
北海道の野生動物のイメージ的存在のキタキツネがこれ以上減らないことを祈るばかりです。
疥癬の参考資料:北海道新聞社発行「知床のほ乳類T」 著者:斜里町立知床博物館

--- 2001.10.27 追記 (疥癬でキタキツネが死んでしまう原因)---
キタキツネ研究家、かつ写真家で獣医師でもある竹田津 実さんの説では、 観光客がキタキツネにあげるスナック菓子が肉食獣の彼らにとって下剤として 働き結果体力が除々に落ちて行き疥癬に犯されるのだ・・・との事。
「かわいい」からといって絶対に餌をあげないで下さい。
その行動が結果として彼らを死なせる事になるのです。
詳細は
こちら