一人きりじゃない 信じられない まだ迷って
君を 知るまで そう 自分さえ 見えなかった
「優しいんだな、奈瀬は」
「どうして?」
「何も聞かない。月並みな慰めもない」
「そのためにココいるわけじゃないもの、あたしは」
[LOVE SONG]
一人で 歩いた 気づかなかった このまぶしさ
全てと 触れ合う事 そう なぜか怖くて
「俺は・・・奈瀬がいなかったらどうなってたんだろうな」
「あたしが傍にいて何か変わった??」
「漠然としかわからないけど・・・間違いなく変わったよ」
「それはいいこと?」
「紛れもなく」
「そう、よかったね。あたしも、嬉しい」
血を 流し続け 戦い続け 歩いてく
君と 出会うまで そう信じてた なんとなく
「和谷、伊角くんのこと・・・お願い」
「俺じゃ何もできね―よ。そりゃ奈瀬の役目だ」
「オトコノコ同士の方がいいんじゃないかな??あたしが入りこむ余地はないよ」
「・・・・俺が伊角さんだったなら―奈瀬にいて欲しい。傍に、それだけでいい―」
「―和谷・・・・・・・」
傷つき合っても 強く愛した 旅の途中で
まだ 終わらない夢 抱きしめていたいけど
「終わったんだな・・・あんなに暑かった夏も終わって、気が付いたら冬だよ」
「長かったね―でも、早かったね」
「この時間の中で神様は俺から色々なものを奪って行ったよ」
「・・・・・・伊角くん」
「でも、神様が唯一俺に残してくれたのが奈瀬だよ。奈瀬がいてくれたから―俺は何を奪われても平気だった」
「伊角くんの碁はまだ誰にも奪われてなんかいないよ??」
「奪われるんだよ―これからね、いや、それは『奪われる』んじゃないな・・・」
「???」
「奈瀬―俺が打ってきた碁、奈瀬にあげるよ」
「え?」
「俺が培ってきたもの、全てを奈瀬にあげる」
「奈瀬が俺という存在ををつないでいくんだ」
I miss you いつの日にか その傷を
I love you 癒せるから
「わからないよ?伊角くん・・・院生終わってもまた逢えるよね?来年―また夏に、みんないっしょでフクだって小宮くんだっていて―!」
「奈瀬、俺はこのままじゃまた同じコトを繰り返すかもしれない。それだけは避けなきゃイケナイ。
傷は黙っていても癒えていく。でもそれだけじゃダメなんだ」
「やだよ?どこいっちゃうの?あたしから・・・おねがいだからあたしから伊角くんを奪っていかないで・・・!」
「泣かないで奈瀬、俺はいつも傍にいるよ?俺の碁は奈瀬の中で生き続けるんだ。消えるわけじゃない」
「・・・・・・・・・・っ」
「泣かないで、愛してるよ」
「奈瀬、俺は奈瀬明日美を愛してるよ」
「永遠に」
「とこしえに―」
So 君を愛してる Love Song Together
そう 君を 離さない
「伊角さん、俺には何にもナシなんだな」
「・・・一生逢えなくなるわけじゃないよ」
「また、逢えるのか?」
「俺はまた必ず和谷に逢う―その日まで」
「さよならだ」
「ほんの少しの時間だよ。奈瀬と和谷が瞳を閉じて次にまた開けるまでの―ほんのすこしの時間」
一人きりじゃない 信じていたい 離れていても
ねえ 逢いたい時は この歌を 抱きしめて
I miss you いつの日にか その夢を
I love you もう一度
―Love Together
伊角さんには時間が必要なんだと思います。
だけど、原作はあくまで「ヒカル」の碁なのできっと深くは触れられないでしょう。
だけど、私の中の和谷や奈瀬はどうしても納得できないんです。
ほんとはもちょっと深く掘り下げたかったんですけど・・・あえてこの程度でまとめてみました。
見方によっちゃ伊角さん死んじゃうみたいな感じですね(汗)
今回はLUNA SEAのラストシングル「LOVE SONG」とコラボレート(プッ)してみたんですが…どでショ??
だからピンクの文字の部分は私のの言葉じゃないです〜バレたら河村隆一に刺されます(笑)
すっごく伊角ソングに聞こえてしょーがないんですヨ、コレ(苦笑)すっごく切ない曲です。終局にも始まりにも聞こえる曲―
できればシングル聴きながら読んでもらえると・・・嬉しかったり〜でへへ(?)
じつは―(←続きは2号のジャンプが発売されてから書きます)なんですよ〜
2000.12.10.sun hiyori