紫の上日記
平成11年
10月20日水曜日 別れた年下くんに捧げる詩を作りました(^_^)
興味ある方は、詩歌の部屋のプライベートのほうをご覧になってください。
ポエムのタイトルは「真実の愛〜新緑」です。

10月19日火曜日 人間性の見える瞬間。
こちらが落ち込んで深刻でいるからといって、相手も合わせて深刻ぶる必要はまったくないけれど、
いつも以上に軽い調子で話されると、
この人の人間性て所詮この程度だったの〜て思われても仕方ないと思いますよ。

大好きな華原CDの中に、
別れた年下くんと
こうであったらいいな〜と思う歌詞がありますので、
それを載せておきます(^_^)
詩歌の部屋のプライベートのほうに入れました。

10月18日月曜日 いぜん、障害者差別をする三十歳近い男性がいました。
彼は自称シナリオライターで、外見も悪いしユーモアもありませんでした。
彼はホームページを持っていて、自分の日記にこう記していました。
「俺はプライドだけの人間じゃない。イラストの才能がある」

客観的に見て、彼はプライドだけの人間です。
どんなにひいき目に見ても、イラストの才能もないし、文才もありません。
三十という年齢的なことを考えても、そのことに気づいていない彼は救いようがありません。

人の悪口が嫌いなわたしが、なぜわざわざこういうことを書いたかと言うと、
“障害者差別の実態とは、所詮この程度の人間の所産”と言いたかったからです。
プライドだけの人間のうっぷん晴らしで差別をしているのです。

10月17日日曜日 昨日の深夜、別れた年下くんから電話ありました。
馬鹿な女心ですね。
あまりに可愛くて可愛くてどうしようもなくて、いっぱいキスしてしまいました(爆)

枕元のピッチの高い呼び出し音が鳴りました。
わたしが 「はい」
「眠れないの」
     「逢いたかったー!!ちゅっちゅっちゅっ、ちゅっちゅっちゅっ、ちゅっちゅっちゅっ」
「今、そういう気分じゃないから」
     「かわいそう〜。。わたしと神様が見守ってるからね。ちゃんと眠れますように祈るから。
      わたしの歌、見てくれた??」
「うん」
     「少しは嬉しいのかな〜?」
彼は、ちょっと間を置いて
「変な人と思った。ネットでは、もっと軽くていいんじゃない」
     「(笑)まあ、わたしは変わり者。でも、歌は本心なのよ。いつも見守ってるから。
      朝起きて真っ先に想うことは、○○君(その子の名前)のこと。夜寝るまでずっと想ってるよ」

「心を形に表してよ。icq繋いで」
     「番号変えたし、繋げない。繋ぐとしても数ケ月先になる。らぶらぶ会話もできないし」
「数ケ月先なら、その間に新しい人、見つけるでしょ?」
     「わたしは見つけないよ。生きている限り、○○君のことを想い続けるよ」
「そんなこと言って、あなたはひどいことしたよ。
 彼女でもない女性を勝手に彼女と思い込んで、一方的に切ったひどい人」
     「だって、モラルは守らないといけないから。
      でも、こう思うの。わたしの勝手な理屈だけど、たまに電話で話すくらいなら、
      神様もお許しになられると思うの。
      わたしの想いが、何の欲望もなく、こんなに純粋なものだから」

「神様なんていないよ。見えるものしか信じたくない」
     「いるのよ。わたしと神様が○○君を見守ってるから。幸せな方へ進んで行けますように」
「過去に中年とつきあったモラルのない人が、モラルを言うのはおかしいよ」
     「それを言われると、つらいものがあるわ。わたしはトラウマとかいろいろ背負った人間で、
      ○○君には理解できない部分が多いと思う」
「俺は真剣なネット恋愛したいと思ったことはない。ネットの女性と実際逢うつもりないから、
 お互い気楽にいけばいいんじゃない。ネットを楽しもうよ」
     「軽いネット恋愛してるつもりでも、わたしは本気になって実際に逢いたいって思ってしまうわ」
「ネットなんてさ、いつでもリセットできるんだよ。やめれるんだよ。
 ネットはネット。実生活は実生活って割り切ったほうがいいよ」
     「わたしは一生、ネットに染まりきれないように思う」
「染まってないね」

「今日中にicq繋いで」
     「日記に決別しましたと書いたのに、こんなに早く繋いだら、
      わたしがいい加減なことを書く人間と思われるわ」
「繋いだことを日記に書かなければいいでしょ?」
     「こそこそできないよ。今までなんでもオープンにしてきたのに」
「じゃあ、ホームページ閉鎖すればいいでしょ?」
     「ホームページは、わたしにとって仕事みたいなものでもあるの。
      将来、作家デビューしたいという思い入れがあるからね。命ある限り閉鎖しない」
「俺は、その程度の存在なの?ホームページと俺と比べて、ホームページより軽い?」
     「比べられるものではないけれど、どちらかを取れと言われたらホームページ取る。
      ○○君にたいする想いは、どんな場合にも変わらないから。この想いは、
      神様はお見通しなの。どれだけ深く想ってるかを」
「想ってるだけではダメだよ。形にして。繋げばいいじゃん(笑)」
     「お願い、いじめないで。七日頃、わたしがどれだけ泣いたか」
「そんなの知らん(笑)早く寝たいんだけど。繋ぐと聴いてから寝たい。すっきりした気分で」
     「おやすみ。ちゅっちゅっ」

「じゃ、一生バイバイ。携帯の履歴、消すよ。ホームページももう見ない」
     「いじめないで・・鬱病のおばあちゃんいじめてもしょうがないでしょ」
「今日中に繋ぐと約束して」
     「そんなことしたら、みんなに軽蔑される。わかって・・」
「○○さん(ある女性ネットフレンドの名前)の掲示板に書くよ。さとこは、こういう人だって。
 世間体を気にしてicq繋ぎませんて」
     「脅さないで・・・」

彼は、ひで君以上の悪(ワル)です。
でも、惚れた弱みがあります。
女心が複雑なのか、わたしの心が複雑なのかわかりませんが、彼のことが好きです。

10月16日土曜日 今日は長いです(笑)
小さな驚きに茫然自失(笑)

今日、ウッディ・アレンに似た同級生の部屋に伺いました。
わたしは他人様の家に上がるのが嫌いだから、一度も入ったことはなかったのですが、
工学部の人の部屋を見たことがないのと、
七年も友人やってるんだから一度くらい伺ってもいいかなと思って伺いました。

彼の家の応接間には、高校の時に数回入ったことはあります。
彼の家は高校のすぐ近くにあるので。
でも、二階にある彼の部屋には一度も足を踏み入れたことはありませんでした。
今日入ってみると、理系の人の部屋らしく、書棚にそれらしい本が列挙してありましたね(^_^)
彼はアインシュタインの信奉者ですから、わたしが読んでも絶対理解できない本が
並んでいました。
『北斗の拳』もありましたよ(笑)

掃除はお母様がされてるらしく、綺麗と言えば綺麗だったけれど、彼はスモーカーですからね。
やっぱ、煙草の灰と匂いがありましたね〜
なんか、わたしと関わる男の子や男性は、スモーカーばっかり(^_^;)
わたしはアレルギー体質ですから、粘膜が弱くて、煙草の煙は鼻に痛いです。
昼間は薬が効いてるので、くしゃみが出るということはありませんが、
なんとなく痛いというのはあります。

十八時になって、彼は急に「ニュースはいつも居間のテレビで見るから」と言って
部屋を出ていきました。
彼は、少し変わってるんです・・(笑)
ふつう、友だちを残して出ていきませんよね(^_^;)

驚きは、その次にあったのです(汗)
いけないとは思いつつ、彼の学習机の引き出しを開けてしまいたい欲求に駆られました。
覗き見趣味はいけない。しかも、旧友のプライバシーを覗くなんてもってのほか。
いつも親切にしてくれてるじゃない。
ああ、でも、欲求に勝てなかったのです。
モラルに反したことをしてしまいました。

一段目の引き出し。二段目の引き出しと開けていった悪魔のさとこちゃん。
洋楽を録音した古いカセットテープとか文房具とかが入っていました。
なんでもないものを見て、なんだって感じで、たいして良心の呵責を感じませんでした。
三段目の引き出しを開けてみると。
あ・あ・あーーーーって感じ(滝汗)

大人のおもちゃがぁぁぁ

ここに書くのもはばかられる物でした。
わたしでも書くのをはばかられるっていうのは、よっぽどですよ(苦笑)
三つもありました・・・(笑)

わたしは慌てて引き出しを閉め、茫然自失で「お夕食の邪魔したくないから」と
家を後にしました。

わたしがこんなに驚いたというのは、彼のような超堅物の下ネタ嫌いな学生でも、
そういったお店に行くというのが超意外だったからです。
通販かもしれませんが(^_^;)

夜な夜な“さとこにこれを使ってみたいな〜”って思ってるかもしれないと思うと、
薄ら寒いものがありましたね(笑)
誰でも欲望はあるんですね。

やっぱりむやみに他人のプライバシーを覗くのはいけませんね。
後味悪かったです。
旧友にごめんなさい。m(_ _)m


帰路、わたしは子どもの時のことを思い出しました。
両親の商売人仲間で、誰が見ても堅物のおじさんがいたんですが。
わたしはその時子どもだったので、おじさんに見えましたが、実際は三十歳くらいですから、
おじさんではありませんが。
そのおじさんがわたしとこのお店で『スコラ』(女性ヌードを扱った男性誌。今はないかも)を
読んでいるのを見ました。
わたしは、子ども心に不思議でした。

おじさんが帰ってから、母親に聴きました。
「あの人、これ読んでたよ。あんな真面目そうな人でも女性の体に興味があるの?」

母親は、笑いながら言いました。
「当たり前でしょ。ふつうに結婚して子どもがいるってことは、みんな興味あるってことよ」

幼いわたしには、女性の体に興味を持っている男性とは、自分の父親のような
キザな感じの男性だけだと思っていました。
誰でも興味はあったんですね。

10月15日金曜日 ビデオデッキが壊れたから、今日、講座に行く前にディスカウント・ストアに
デッキを見に行きました(^_^)
ストアの入り口で中古CD販売をしていたので見ていると、
わたしの行く方にばかり付いて来るおっさんがいました。
おっさんは、おどろくほど小柄で自分の下半身にばかり手をやって、そわそわしていて、
一見して痴漢でした(^_^;)
何かされるだろうな〜て思いましたが、CDが掘り出し物盛りだくさんで、
こんなおっさん気にしてられるかって夢中で見ていたら、
お尻を触られた(爆)

いつもそうなんです(笑)
わたしと同い歳くらいの女の子が何人かいても、痴漢はたいていわたしのところに来ます。
大人しく見えるからでしょうね(^_^;)
派手なところもないし(笑)
でも、もうだいぶ前の話ですが、お母さんが親戚の人を通じてお見合い話を持ってきたのですが、
先方の方がわたしの写真を見るなり「派手な感じがするからお断りします」と
言ってきたそうです(笑)不思議だ〜
人によって、そう見えるっていうのもね(^_^;)


別れた年下くんを想って歌を詠みました(^_^)
興味ある方は、詩歌の部屋の短歌のほうをのぞいてください。

10月14日木曜日 因果応報。
原因があって結果がある。
結果ありきではないのです。原因が結果を導いたのです。

信頼できないものは斬り捨てる。
わたしは新しい自分になるために何度も斬り捨てて来ました。

人非人のような人物と気づいたにもかかわらず、
ネットで、ごまかしでつきあいを続けて行くほど
落ちぶれてもしょうがないですものね。
理屈をこね回すご託を並べる男性なんか、百害あって一理なしですものね。
そういう人にかぎって何の実力もないんです。
何の才能を見つけられません。
いっぱしの振りしてご託並べる輩なんか、クソクラエッですよ!

だいぶ前のことですが、母親にあるネットの年輩の男性のことについて話したら
「薄汚い中年だね。嘘ばっかりのホームページをやる時間はあるのね」と
言っていました。

母親は性に関しては潔癖性ですから、不倫願望おやじが大嫌いなんです。

10月13日水曜日 わたしの母親は商売人ですから、ものすごく処世術にたけた人です。
人あしらいが上手いです。
他人にたいして言うことと、家族にたいして言うことが百八十度違うときがよくあります。
悪く言えば、二枚舌の人です。

わたしはごく小さいときに母親から、こういった考えを植えつけられました。
「他人にたいしては、相手が嫌がってることを絶対言ってはいけないよ。
被害者を責めるようなことは絶対言ってはいけないよ。
痛みというのは、その人にしかわからないから。

他人は他人から付けられた傷を一生消そうとしない。
謝罪すれば、表面上は事が治まったかに見える。でも、傷は消えない。
他人は他人を侵す権利なんて元々ないから。
人間は誰も平等であり、侵していい権利なんて誰にもないのよ。
侵す権利もないのに侵されて付いた傷だから消えない」

最近、人間性に問題のある知的水準の低い管理人のせいで、ものすごく嫌な思いをしました。
そこの掲示板に書いたわたしの書き込みを載せておきます。

痛みというのは実際に踏まれた人にしかわからないし、
わからないのに“踏まれるほうにもそれなりの問題がある”という言い方ができる人は、
成長の止まった人間という気がするし、所詮その程度の安っぽい人間であり、
人間として下劣ですね。

10月12日火曜日 『蜻蛉かげろう日記』にわたしの今の心境にぴったりの歌を見つけましたから、
それを記します。

 身のあきを 思ひ乱るる 花の上の 露の心は 言へばさらなり

<意訳> 百草も、滅びの秋を思い知ればこそ悩ましげです。あなたに疎んじられ、
     思い乱れているこの身の上の、露のようなもの儚さは、訴える言葉とてありません。


どうでもいいことですが、同級生のウッディさんのお母さんは、わりとお歳を召してるんですよ。
今、六十歳くらいと思います。
歳を取ってからの一粒だねのようです。
お父さんは六十五歳くらいで、定年されてるそうです。
目に入れても痛くない存在だと思われます(^_^;)
真面目で特別に勉強のできる子だから、ご自慢の息子さんでしょうね。

勉強ができるということは、人生の大局から見れば、たいしたことではありません。
でも、子どもの頃からクラスで成績一番二番で来た子と、下位一番二番で来た子とは、
情緒面では前者のほうが安定してると思いますが。
下位一番二番で来た子でも、外見が素晴らしいとか、他に秀でたものがあるとかだったら
いいですよ。
たいていは秀でたものってありませんよね。たいていは平凡ですよね。
やっぱり国公立のいい大学に通ってるというのは、人生のメリットだと思います。
その人の自信に繋がると思います。
人によっては自信が本人を押しつぶすこともありますが(^_^;)

ウッディさんは、のらりくらりとしていて、出世しなくても生き残る人ではないでしょうか(笑)
超マイペースですから。わたしと対極かも。

10月11日月曜日 昨日の夜、別れた年下くんから電話ありました。
心配なのとさみしさで掛けてくれたんだと思います。やさしい人ですね。
その時の会話を記すことにします。
想い出しながら、読みやすいように書いているので、
実際はこんなに理路整然と会話してません(^_^;)

彼が言いました。
「勝手に切らないでよ」
     「絶交する人には通知してるよ、誰に対しても。常識として」
「彼女は恋人ではない。泊まっても」
     「(笑)・・・・常識として、わたしたちは別れたほうがいいよ」
「ネットに常識とかモラルとか存在しないよ」
     「わたしは存在してるカテゴリーに属してるから。
      でも、ネットでもどこでもモラルのない女の子いっぱいいるよ。その子と仲良くすれば?」
「モラルのある人がネットなんかされたら困るね」
     「あるから仕方ない」
「いいから早くQ(icqのこと)繋げ(笑)」
     「もうQはいいです〜(^_^;)メールくれたら、ちゃんと返信します」
「会話じゃないと嫌」
     「わたしはQは今のところいいです〜。しても、○○君(その子の名前)とはもう・・」

「そんなこと言って、日記では数日前までしゃべることもできない状態だったのに、
 今しゃべってるってことは二,三週間もすれば繋ぐでしょ?」
     「繋がないよ。お別れメール出したのに、なんで繋ぐの?」
「(そんなにきれいさっぱり忘れることができるなら)なんで泣くの?」
     「(笑)・・・・かわいい人だったなって思って。もう終わりなんだなって思って」
「じゃあ、二,三週間もすれば繋ぐよ。絶対」
     「○○さん(あるネットフレンドの女性の名前)の日記読んでないの?
      感情が突き抜けたら吹っ切れるのよ」
「誰の日記も読んでない。読むのだるい」
     「わたしの日記は読んでるのに・・(笑)女心がわかってないね〜」
「ああ、わからなくていい」
     「でも、心ではいつも想ってるよ。運命の女性(彼女)を大切し、親を大切にし、
      生きていってください。いつも見守ってるから」
「Q繋いで(笑)」
     「勉強はしてるの??」
彼は少し怒った感じで
「ああ、してますって」
     「近隣の軽い女子学生を、いっぱいナンパしまくってくださ〜い」
また、怒った感じで
「俺がそういうこと言われてもしないと知っていて言ってるでしょ?」
     「うん」

彼の最後の言葉は聞き取れなかったのですが、こう言ったと思います。
「もうあとはないんだね?」
わたしは言葉にならない声で「うん」と言いました。
それで会話は終了しました。

母心って伝わらないものですね(^_^;)
彼には、しあわせになってもらいたいです。彼は、勉強も恋愛もこれからの人ですから。


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