紫の上日記
平成12年
 4月10日月曜日 ただいま〜
natuさん、お留守番ありがとう。
お友だちの方々、わたしのこと忘れないでいてくれて、ありがとうございます(笑)
今朝、起きると顔が疲れてました。
わたしは顔だけ脂性なんですが、父親ゆずりで、脂気がなくなってたというか。
だいぶ前から思ってることですが、わたしの顔って
ますます細面なって父親そっくりなっていってます(笑)

つかれた。二日酔いもあって体はつらいけど、心は最高。無事にネットに帰還できてうれしい!!
空き時間があるたび、帰還したら日記に何書こうかな〜て考えてました。
それが唯一の心の安らぎでした。
今日は紀行文ですから長いです。三日に分けて読んでください(笑)
旅行に行って楽しかったことを書いても読者は白けると思うので、
むかついたことだけ書きます(笑)

先週の金曜日は起きたときから気分悪かったです。
ああ、今から旅行支度しないといけないやて感じで。
しぶしぶ支度をしました。旅行かばんを引っぱり出して。
出掛けは十四時半ですから、じゅうぶん時間はありました。
とても今から旅行する人の気分、様子ではなく、
知らない人が見たら、お葬式に出向こうとしている人に映ったことでしょう。

出掛ける十四時が来てしまい、時間て必ず来るものですね、当たり前だけど、
最後のメールチェックをしました。
ネット恋人とさとこの大ファンの方からメールが届いてました。
うれしいものですね。理屈でなく。
二泊三日のみじか旅だから、誰にも挨拶せずに日記にだけ書いて行こうと思っていたのですが、
メールで送り出してもらえると本当にうれしいものですね。
少し気を取り直して出掛けることができました。
メールをくれた人、ありがとう!(^o^)

大阪駅で友人と待ち合わせ。
最初のむかつきは、大阪駅に向かう環状線の中でありました。
わたしは、いつもどおりドア際の手すりをにぎって立っていました。
わたしの後ろに髪の長い、一見してヒッピー風の男性が立ってました。若い男性です。
ヒッピー風の男性は、友人になにやら得意げに話してる。
男性は、べたべたの東京弁でした。
東京弁て二種類ありますよね。
小粋な感じで、いつまでも耳を澄ましたくなる東京弁。
もう一つは、馬鹿丁寧なしゃべくりで、ねちっこい、聞いてると殴ってやりたくなる東京弁。
彼は、まさしく後者でした。

聞きたくないけれど、近いから嫌でも耳に入ってくる。
わたしが移動すれば良かったのですが、空腹でいらついてたこともあって、
お門違いなことですが、非常にむかつきました。
話の内容がまた、わたしには全く理解できないオタクの話。
三次元アニメーションCGがどうとか、汎用コンピューターのツールがどうとか。
そして、友人とおぼしき男性が、太鼓持ちふうで「それは便利ですねー」とか
「それは名案だ」とか相づちを打つんです。
よけいむかついた(怒)

わたしは我慢できず、後ろを振り返って、その男性を、
ヒッピー風の男性を睨み付けました。数秒間。
男性は、合点いかないという感じで、わたしを見つめていました。
わたしは気分が少しましになりました。

しかし、次のむかつきが待っていました。
大阪駅の喫茶店で友人と合流すると、女のすけべ心と言いましょうか、何と言いましょうか、
ウィットに富む子と思われたいので、
わたしは次から次に楽しい話題を振っていかないといけないのです。
はっきり言って疲れます。でも、自分の欲でしてることなんですけどね。

彼女は、情緒不安定で高校を一年留年してるので、実際はわたしより一歳年長です。
昭和五十年生まれです。
彼女はバージンなんです。
ですから、振る話題もそれなりのものになりますよね。
過激な話題を避けて、気の利いた面白い話題。ナイスな話題。疲れます。はっきり言って。
わたし以上にナイーブな子だから、めちゃくちゃ気を使います。
こんないい子、傷つけてはいけないって思って。
どちらかというと、性格の悪い子のほうがわたし的には気楽です。

無難な線で、今の高校生の話をしました。
企業のリストラがあるから進路を決めるのも、
わたしたちのとき以上に意気揚々とはいかないでしょうね、とかそういった感じで。
すると彼女が
「今の女子高生は性の乱れがすさまじいから、進路とかどうだろう?
恋愛してたら真面目に勉強する気なくなるし、進路とか考えてないんじゃ?
あたしは女子校だったから、恋愛とか関係なかったけど。共学の子は乱れてる」

むかついた!!
わたしは共学でしたが、大学に入るまで恋愛したことなかったです。
恋愛するしないは、共学とか女子校とか関係ないと思いますよ。
知り合う機会て、無数にありますからね。その子の性質、考え方による。
それに恋愛すると真面目に勉強する気なくなるというのも一理あるかもしれませんが、
全員に当てはまらないし。

でも、彼女は、悪気があって言ったわけではないんですよね。
学生の時に「○○さん(さとこの苗字)は公立高校行ったから羨ましい。
あたしは公立落ちたんだよ」て言ってたし。
バージンだから恋愛してる高校生が羨ましいんでしょうね。
だから聞き流して当然。
わたしは同級生にたいしてはいつもそうですが、
“自分さえ我慢すれば丸く治まる。同級生の親友なんかできっこない”というのがあります。

電車の発車時刻が近づいてきたので、店を出ました。
むかつきは、次の瞬間にありました。
数件前方の、ビールと軽食を出すウェスタンふうの店の前に、豪勢なヘドが。
いっぺんに気持ち悪くなりました。こっちがヘドしそうでした。
でも、それを見た彼女も同じに違いない。わたし以上にナイーブな子。
わたしは気を取り直して、彼女を驚かせて気分転換させないといけない義務を感じました。
こういうときにも、わたしって根も葉もないことって言えないんですよね。
根が正直なんでしょうね。
根か葉かあることしか言えない。
     「わたし、ウェディングドレス着たことあるんだよ」
彼女は、桂由美のブライダルに目がないんです。

彼女は耳を疑っているという感じで
「ええ?!ウェディングドレス?」
     「うん。大学二回のとき、わたし急に海外旅行行ったときあったでしょ?
      旅行に連れていってくれた人が、わたしにウェディングドレスを着せてくれたの。
      いい人だったけど、おままごとみたいな関係だったし、結局別れてしまったけどね」
彼女が
「ひで君じゃないの?」
わたしが 「ううん。別の人」
彼女は笑いながら
「あのときは、○○さん(さとこ苗字)は凄かったよね。
ミンクのコート着て大学来てた。ブランド尽くめだった。
みんな、どこにそんなお金があるんだろうて噂してたよ」

わたしには、幼稚園からエスカレーター式に大学まで上がってくる子たちに
強烈なコンプレックスがありました。
わたしのほうが文才あるし勉強もできるんだから、
彼女たちだけブランド尽くめなのは我慢ならないという感じの。
わたしたちの年齢では、普通の顔をしていてブランド尽くめすれば、
誰でも美人に見えます。
だから、わたしだって普通顔なんだから、わたしもブランド尽くめしたいって。
M氏は、わたしにとって足長おじさんでした。

わたしにはそれ以外にも、父親の職業にたいしてコンプレックスがありました。
ありましたと言うより、今現在もコンプレックスです。
あそこの女子大に来る子は、立派な職業の父親が多いんです。
議員さんとか大学教授、医師、弁護士、大企業の重役さん、中小企業の社長さん、等。
友人の彼女自身、大きな自動車販売店のお嬢さんです。
わたしの父親は長い間、無職状態で来てますからね。
職に就く就かないは夫婦間の問題であるから、配偶者が納得していればそれでいいことだし、
子どもがとやかく言えることではないとわかってますが、
コンプレックスを持つのも仕方ないことです。
頼り甲斐のある父親のいる家庭に憧れます(笑)

彼女は笑いながら大学時代を思い出してる。しゃべっている。
このときばかりは意地悪な見方ですが、
彼女のバージンらしい初々しい笑顔が、場に似つかわしくない田舎臭い表情に見えました。
普段なら羨ましささえ感じる、あのはにかみが。嫌悪でした。

時刻が来て特急に乗る。出発。
中で、好きなチーズサンドを食べると気持ちも落ち着いた。
わたしって、むかついてる時でも好きなものを食べると落ち着くかも(笑)
ま〜神経質なようで単純なんでしょう。

むかつきは、次にありました。むかつきというより、疲れることが。
わたしにとって、体の関係のなかった男性のことは、あまり重要ではありません。
重要ではないというより、大学の四年間は、密度の濃すぎる四年間だったので、
体の関係のない男性のことまで思い出しません。
彼女は、そうではないんです。バージンですから。
大学一回のとき近畿大学の文化祭に行ったのですが、そこで知り合った人のことを
いつまでも覚えているんです。
わたしに「連絡はない?」とか、しつこく聞くんです。
質問されてるときの心境を顔文字で表現するとこうなります。いつもの。┐('〜`;)┌
連絡あるならあったと、こっちから言うって・・


一行は城崎(きのさき)温泉へ。
書き疲れたから、残りは明日書きます。

 4月 9日日曜日 今、帰ってきました。書きたいことはいっぱいあるのですが、疲れてるから明日書きます。
飲んできたし。ごめんなさい。
無事に巡回表廻りできてうれしい。

 4月 6日木曜日 わたしのネットフレンドの女性の日記にこうありました。

きのう、ちょっと報告したくて恋人に電話
でも、なんだか、彼は「独りにしておいて病」という感じで、電話が迷惑ぽかったです
むか! と思って電話を切ったわたし
でも、電話を切った後で反省しました
「ごめんね」メールを出したけど…           >


私はK(仮称)くんを思いやっていつもいつも心配しているのはご承知の通り。
それなのにKくんはそれを分からないでひどいこと言うんですよ。
聞いてくださいよ。
こんなひどい話無いよ。
結局仲直りしたけど、(わたしは)いたく傷つきました。  >

男の子て誰でもこう言う。「いつでもかけてきて」
でも、実際かけると機嫌悪いとき多いですよね。
わたし的には、ほどんどだったような気がします。「寝てた」とか。「今、友人と飲んでる」とか。
結局、自分の都合のいいときだけかけてきて欲しいて意味なんでしょうね。
前から書いてることですが、
男性はすべて、自分が気に入られてると思うとつけ上がるんです。
平気でこっちの傷つくこと言う。傷つけて楽しんでいる。まー、サディストなんでしょうね。

わたしは、自分から男性に電話するつもりはありません。もう傷つきたくないです。
別れた年下君の自宅にかけるときは、彼が一旦わたしのPHSにかけてきて
「かけ直して」と言ったらかけます。
それでも年下君にたいしては特別扱いですよ。わたしが電話するんですから。
でも、年下君はかわゆい(*^^*)


ううう。明日のお昼に卒業旅行行きます。(T∇T)
二日後、日曜の夜までネット入れません。
行きたくないよーん、うぇーーん、うぇーーん(涙)
natuさん、留守番おねがいしま〜〜〜す。
(空元気で)行ってきまーす

 4月 5日水曜日 年上女の心。

おとつい、わたしの日記を読んで別れた年下くんが心配して電話をくれました。
夜中の二時頃。
彼自身にも悩みがあってかけてくれたのですが、続けて三回かかってきました。
携帯からピッチにかけると高いと言いながら計四十分話しました。

別れた年下君と半同棲していた女の子は、短大を卒業して国に帰ってしまったそうです。
それで彼は消沈していました。
さみしくてさみしくてかけて来たんです。
彼は、すごくしあわせな家庭で育ってるんですが、それでも母の愛に飢えていると言っていました。
わたしのことを母親のように思っています。
彼の言い方を借りれば、さとこになついてる理由は「類は友を呼ぶ」だそうです。
わたし自身は、特別に弱い人間ですから何の力もないのですが、
年下君はわたしを強い人間と思っているようです。

彼には夢があるんです。
一流のエンジニアになって運命の女性(半同棲していた彼女)を迎えに行くという夢。
バカな女心で叶えてあげたいと思います。
わたしは微力だけれど、できるだけのことはしてあげたい。

おとつい、彼は言いました。
「お姉さんさー、誠意を見せてよ」
     「心の片隅には、いつも○○君がいるよ。
      今はサポートしてくれる人とのメールのやりとりが、
      楽しくて楽しくてしょうがないわたしだけど」
「思ってるだけでしょ。そっちから(電話)かけてくれない人、友だちと思えない」
     「だってicqもあるし。○○君には可視設定してるでしょ。S君と別れたよ」
「なんでS君と?」
     「S君は早くやれる女を探してたのよ。お互い友だちとしか思ってなかったよ。
      S君はバイトが忙しいしね。
      icqでいつもしゃべるU君もバイトあるし毎日話さない。
      ここ一週間くらい誰ともしゃべってないよ。しゃべってくれる人いないよ」
「気持ち聞かせてよ」
     「気持ちって?○○君のことは今でも思ってるよ。好きだよ」

「せめてさー、携帯に買い替えるくらいの誠意見せてよ」
     「携帯の四千円の基本料払えないよ。○○君がピッチに買い替えればいいでしょ」
「こっちは、その高い電話代払ってかけてるんだけど」
     「家の電話から家の電話にかけてはいけないの?」
「いいよ」
     「じゃ、もしかしたらかけるかもしれない」
「なんでもしかしたらなの?」
     「その時の気分によるから。いいかげんなこと言えないし」

彼は電話代が高いと言って二十分経過ぐらいに一旦電話を切りました。
その後すぐくらいに再度かかってきたのですが、わたしが出ると切れました。
きっとそっちからかけてというサインだったのでしょう。
でも、わたしはかけませんでした。
すると十分くらいして、またかかってきました。

「一流のエンジニアになるためには高価な書物を読まないといけないの。お金ちょうだい」
     「さとこも貧乏」
「(資産家の中年紳士)Mさんがいるじゃない。よりを戻せば?」
     「M氏は、母が存命中によりを戻すなんてことはありえないよ。
      第一、M氏は大腸ポリープで今、手術が終わったかどうか知らないけれど
      女のことなんか考えれる状態でないよ」
「Mさんとよりを戻して、お金をこっちに回してよ」
     「そんなことできないよ。M氏は、わたしが若い男とつきあうのを一番怖れた人よ。
      わたしもそんなことしたくない」
「彼女を救いたいんだよ。今のままじゃ社会に出れない」
     「彼女も○○君も社会に出てなんとかやれる人だよ。わたしとは違うよ」
彼は少し怒ったふうに(わたしが「彼女は、わたしとは違うよ」と言うと必ず不機嫌になります)
「妬いてるんでしょ?彼女に(怒)」
     「少しね。でも、彼女は、わたしより年下だし、○○君にふさわしいから
      そんなに妬いてないよ」
「さとこは、いくつになるの?」
     「もうすぐ二十四だよ」

年下君は必死でした。
どうしても一流のエンジニアになって彼女を迎えに行きたいという信念をもっているようでした。
彼女は心に問題を抱えている女性なんです。

「お姉さんだって社会に出ようと思えば出れる。
いつまでもそんなことしてても前進しないでしょ。いいかげん就職すれば?」
     「社会になんて出れないよ。前から言ってるように、わたしの人生は本当の意味では、
      自殺未遂をして終わったのよ」
「自分がそう思ってるだけだよ」
     「ううん。兄もこういう状態なのよ。兄は抗鬱剤を飲まないから外に出ることもできないの。
      遺伝があるのよ。遺伝には勝てないわ」
「遺伝のせいにしてるだけだよ」
     「ううん。事実を認めてるまで。
      でも、○○君には、しあわせになってもらいたいと思ってるの」
「(しあわせになるには)高価な本を買わないといけない。今、その勉強に没頭したい。
お金さえあればいいんだけど」
     「その本て紀伊国屋書店とかでも売ってるの?メールで書名を教えてくれれば、
      買えたら買うよ。住所も教えてくれたらね」
「一番いいのは、お金だけ送ってくれることなんだけど」
     「それはできない」

一般の女性なら、こういうことを好きな人から言われたら
怒り心頭と思います。乙女心は、ずたずたになると思います。
彼もわたしも現実主義者です。
きれい事はいくらでも言えるけれど、実際問題として、
毎日を快適に、かつ将来に対しても望み通りのことを期待するなら、お金は必須です。
わたし自身が資産家の中年とつきあいたいと思ってる、思ってきた人間だから、
すごくよくわかります。

そして、年下君は、わたしよりずっと年下の男の子。
許せるんです。ひどい言葉も、なにもかも。バカな女心ですね。
また傷つきたいんでしょうね。
わたしは何の経済力もない人間ですから、
彼が欲しがる高価な本をぜんぶは買ってあげれないけれど、
買えるだけは買ってあげようと思います。

わたしを踏み台にしてでも運命の女性のためにエンジニアになりたいと思ってる彼。
純粋な彼。
彼は一つ歳を取りました。
皮肉なことですね、
運命の女性は、彼が想ってるほど想ってなくて遊びなんです。。
恋愛経験の乏しい彼には、それを知る術はありません。
みんなそうやって恋に傷ついて大人になっていくんでしょうね。
わたしもそうでした。大きな代償を払いました。

一つ歳を取った彼に、わたしからポエムを贈ります。
わたしがネットで見つけたお気に入りのポエムです。



ずっと強がりばかりで孤独に
優しさなんてとうに捨てた
独りでも生きていける
愛なんて言葉は弱者のもの
そう信じて生きてきた
いつか答えが見えてくるはず
なのに… 心を揺らす すきま風
戸惑いがまだ…

愛すれば傷つき
信じれば裏切られる
そう それが真実
なのに人はどうして
形ないもの 追い求める

答えはすべて見えないままに
闇の中に生きていこう
残された唯一の道 真実を探して

- Jun. 1989 -

(瑞希Mizukiさんのホームページ「 A Pretty Lady」 より)

 4月 4日火曜日 昨日の話の続きですが、
騒ぎのとき近所の人たちが心配して来てくれた。
人間は一人だとわかっていても助け合いていいですね。しみじみ。
それに甘えてはいけないけれど、助け合いてすさんだ心を癒してくれる。

近所の人でわたしを責める人は一人もいませんでした。よくあることだと言ってくれました。
それらのことを耳にしていると、ふと
現代病と言われる「引きこもり」のことに思いを巡らせました。
わたしは鬱病による引きこもりですから、一般で言われている引きこもりとは違うと思いますが、
人のやさしさに触れたくない人って、たぶんいないと思う。
触れたくないと思っている引きこもりの子ども(ここで言う子どもとは親御さんから見た子どもと
いう意味ですから、成人している子どもを含みます)でも、
人のやさしさに触れると心に響くはずです。そう思います。

人のやさしさというのは、わたしはやさしくしてあげますといった取って付けたものでなく、
騒ぎのときとかにさりげなく表現されるものに限りますが。

わたくしごとを書いて恐縮ですが、
いぜんから書いているようにわたしは犬一匹まともに世話することのできない
極度にだらしない人間で偉そうなことを言える資格はありませんが、
引きこもりを持つ親御さんに言いたいです。
自分の子どもが引きこもりになったからといって、自分を責めることないと思いますよ。
すんだことを悔やんでもあまり意味はないし、どんな育て方をしても
引きこもりになる子はなるし、ならない子はならないはずです。
その子の持って生まれた性質、遺伝的要因がありますから。

また、引きこもりの子にこれだけは言ってはいけない言葉があります。
禁句。「心頭滅却すれば火もまた涼し」「点滴石をうがつ」
今さら精神論を振りかざしても仕方ないんですよね。
引きこもる子は真面目な子で、精神論を信じて疑わない生活をしてきたはずだし、
さんざんそれに破れてきたはずです。

またこれも。
「働いてもらわないと食べていけない」
たいていの家庭は余財があるわけでないので、働いてもらわないと食べていけないは
当然のことだと思います。
でも、引きこもりの子は、それを誰よりも実感してるんですよね。
実感していて籠もった状態になってしまっているんです。苦悩してるんです。
社会に適応できない人間なんです。

自殺するか、引きこもっても生きながらえるかの選択を迫られ、
後者を選んだ結果が今なんです。
ですから、無理に社会復帰させようとすると自殺する可能性があります。
親として、引きこもられるより自殺してもらったほうがいいという考えであれば、
無理にでも社会復帰させればいいと思いますよ。首に縄付けてでも。脅してでも。

自殺されると困るというのであれば、具体的に今のままで子どもが天命をまっとうできる法を
考えてもらいたいですね。
親として子どもが何とか一生食べていけるだけのお金を残すしかないでしょうね。
恥を忍んで、子どもと年齢の近いいとこなり、親戚なり知人に自分が亡くなったあとのことを
頼んだほうがいいです。
「できるだけお金は残しますから、お願いします」と。

それだけのことをして、親としてやるべきことはすべてやったあとで、
子どもにこう言ってください。
「誰々に頼んだ。お金もできるだけ残す。だから、今のままで好きなようにしていいよ」
底に力を秘めた子なら、時間はかかっても這い上がってくるはずです。
わたしは、そう信じています。


引きこもりでかつ家庭内暴力を振るう子どもがいます。
親としてできるだけのことをして直らなかったら、子どもを捨てて逃げたほうがいいですよ。
親の鼻の骨を折ったり、肋骨を折ったりする子は、人間の心をなくしています。
カウンセラー廻りをしても埒が明かないような気がします。
子どもを捨てて逃げたために子どもが生活できなくなって自殺、あるいは空腹による窃盗をしても
不可抗力だと思います。親の責任ではありません。
そんな子どもに責任を感じてつきあっていたら、子どもを殺して自分は刑務所にと
いうことにならざるをえません。最悪の事態。
時には自分の子どもを捨てる勇気、子どもが自業自得で犯罪者になっても仕方ないと思う勇気が
必要ではないでしょうか。

 4月 3日月曜日 お騒がせ女、ついにここまで。


わたしをまともな人間と思わないで下さい。
わたしは、トラウマに突き動かされてるだけの人間です。ただそれだけの人間です。
今日は長いです。

わたしは犬一匹まともに世話することもできない、極めてだらしない人間です。
これ以上だらしない人間はいないだろうと思います。
わたしの取り柄は文学だけで、ほかはめっちゃくっちゃです。めちゃくちゃ人間です。
トラウマに突き動かされ、生き急いで突っ走てるだけの人間です。
よく「ぶっ飛んだ性格」と言われます。
おそらく通常の人間には、理解できないと思います。

昨日、お昼にバイトがあったのですが、たいへん嫌なことがありました。
マネージャー(店長)に延々三十分ほど説教されました。
説教の内容は、バイトを始めたときから言われていたことですが、
「こういう仕事(サービス業)で、週三日は考えられない。週六日出てほしい」といったものです。
たしかにマネージャーの言い分もわかります。当日欠勤する人があまりに多いです。
とくに主婦の方に多いです。
社員のように責任をもって来てくれる人が一人はいてほしいというのはわかります。
でも、わたしは鬱病です。
抗鬱剤とアルコールでなんとか生きれてる人間です。
抗鬱剤がなければ、わたしは寝てるのが精一杯の状態になります。
週三日でもわたしにとっては重労働なんです。軽々しく「六日来ます」とは言えない。
それは楽したいからではなく、無責任に引き受けたら、結果的にご迷惑をおかけすることになりますから。
説教を聞いている間中、こんなにもしょっちゅうしつこく言われるんだったら
やめようかなという声が何度も晩鐘しました。

それは、わたしにとってつらいことでした。
バイトなんてどこに行っても同じです。
よそへ行っても慣れてきたら「週六日出て」と言われるに決まっています。
ここをやめたら、わずかな収入が途絶えてしまう。悲しかったです。そう思うと。
やりきれない気持ちで十六時が来て帰還。
家路に向かう途中ずっとわたしの心はこう叫んでいました。
早くお酒飲みたい!!嫌なこと忘れたい!!

こういうのをアル中と言うのかもしれません。
嫌なことを忘れたいからお酒を飲みたいというのは。
でも、それがわたしという人間です。わたしは、それで生きています。

帰宅するや、大関の三リットルパックに突進していきました。
左手にパック、右手に湯飲みを持って、一気に三合飲んだ記憶があります。
それ以後の記憶は泥酔状態に入っていてありません。
予想では、最低四合は飲んだものと思われます。

以後の記載は、しらふに戻ったときの状況から判断して書いたものです。
泥酔して正常な判断ができなくなった頭は、何を思ったのか、
レトルトのハンバーグを加熱しようとしたらしく、
大きいお鍋にレトルトハンバーグ六パックを全部入れて煮沸。
そしてトイレに行きたくなったようです。
トイレへ。
トイレの前で急激に血圧が低下したのでしょう。トイレの前で意識を失います。
それから一時間半経過。
寒くて目が覚める。キッチンへ戻ると、煙もくもく!前が見えない!
慌てて換気扇を。

すると次に呼び鈴の音。
一階の玄関まで降りて行きました。玄関の窓から外を見ると、な、な、な、なんてこと、
たくさんの消防士の方々。警察の方々。
そして家を取り囲むように、野次馬の人だかり。カメラをかついでる人も・・。
信じられない・・わたしのような一般人がカメラとかあってはならないはずなのに・・。
恐ろしくて外へ出ることはできませんでした。

それからの有様は、みなさんの想像にかたくないです。
わたしは平謝りに謝りました。
近所の方々が心配して来てくれました。ありがたいことです。
さいわいにも、コンロの火は自動消火したようで、出火するということはなかったのですが、
煙のすごい立ちこめようで、近所の方々を恐怖に落としめたようです。

全部屋換気しましたが、今でもきな臭さが残留しています。
わたしは、こんな人間です。
ネットでは、natureさんがわたしをサポートしてくれていますが、
わたしはそんなことをしてもらえるだけの値打ちのある人間かというと
事実は逆です。なんの値打ちもありません。
実生活でも、中年紳士のM氏にこの上ない情愛をいただきましたが、
まったく身の程知らずの情愛でした。
M氏とは同棲したことがあるので、彼は知っています。わたしの本性を。
わたしは泥酔すると包丁を握るとんでも系の女です。
去年、落ち込んだわたしの一時的な愛人になった同級生のウッディさんにしても、
わたしはそんなに気にかけてもらえるほどの値打ちのある人間ではないのです。
それ以前に抗鬱剤常用者は妊娠してはいけないというのがあります。
奇形児の発生率が高いから。
わたしは妊娠するかもしれなかったのです。障害を持つ子どもは健常児以上に世話がたいへんです。
妊娠して障害をもった子どもを出産して手に余るようだったら、
母親に押しつけてしまおうという甘えた考えが見え隠れしていたのは事実です。
わたしは、全く無謀な言語道断な行動をしたということになります。

わたしと関わる男性は、みな不幸になっていくような気がします。

わたしのホームページの警告文を見て“勇敢だ”といいように解釈されてる方がいると思いますが、
わたしは自分が被害にあったことだけいつまでも覚えている人間です。
加害者が謝罪するまで許せないんです。どうしても。
自分の家族に対しては謝罪しても許さないときがあります。
自分でも病的に執念深い、まともな精神構造の人間でないとわかっています。
万が一、告訴されることがあっても、その時は母親が親戚の弁護士に頭を下げてくれるだろうと
いう甘えが背景にありました。
わたしの行動はすべて、こういった前提付きです。
母親の傘の元でないと呼吸もできない人間です。

心配して来てくれたぐるりの方々に近々お詫びに回ろうと思います。
とうぶんお酒は飲みません。だらしないわたし・・。
神様ごめんなさい。近所の方々にごめんなさい。
今かなり動揺しているので、読みずらい文章になっていたらごめんなさい。

わたしは、警察とかそういった方たちとは、縁が切れないのかもしれませんね(苦笑)

 4月 2日日曜日 今日、大事件があって気が動転して書けません。
明日書きます。ごめんなさい。

 4月 1日土曜日 大好きな華原のCDの中で、今の心境にぴったりの歌があります。
それを詩歌のプライベート(ポエムの部屋)のほうに入れました。
興味ある方は、ご覧になってください。
華原の「Hate tell a lie」です。



今日は書くことがないので、掲示板の返答を載せておきます。

過去の日記を読んでいただけたなんて、おやさしい方ですね。ありがとう。
そういう人がいてくれるから、わたしたちはホームページをやっていくことができるんです。
誰も読んでくれないホームページなんて、やっていく気力ないっていうか(笑)

同級生のウッディさんのことを言われてるんだと思いますが、
それはわたし自身、忸怩(じくじ)たる思いあります(^_^;)
相手に内緒であれだけのことを書くというのは、モラルに反していると思います。

ホームページをやる以上みんなが見たいと思うものでないと、
わたし自身書いていて楽しくないし、かといってモラルを守らないといけない。
むずかしいところですね。

表現の自由とモラルのせめぎ合いが、常にわたしの中であります。
モラルというのも、わたしの中にあるモラルですからね。ほんとうにむずかしいです。
人の数だけモラルの基準がありますから。
ですから、表現者を志すわたしとしては折り合いをつけるために、
自分のモラルの基準を抱いて突っ走るだけ突っ走って、
それによって起こる事件一つ一つに対処していくしかないですね。
そう思ってやっています(^_^)                    >


シャガール ホーム    日記目次