GWに一家で南の島に出かるために、寒い寒い厳寒の2月に韓国にまで足をのばして、無料往復航空券をゲットした。
(往路)ソウル→成田(ストップオーバー)羽田→沖縄→石垣島。
(復路)宮古島→沖縄→羽田(ストップオーバー)成田→ソウル
こんなチケットが1万5千マイルのマイレージで、手に入れることができたのだ。GWの値段の跳ね上がる時期に、これはお得だ!でも、全日空もあまりの大出血さに気づいたのか、今年で打ち止め。さて、来年はどんな奥の手を使おうか。。。
というーのは、おいといて、八重山に話をもどそう。実は、西表島と石垣島には、以前一度訪れていて、あろうことか荒れる西表島をゴムカヌーで一周し、勢いで、仲間川、浦内川の2大河川も完全遡行してしまったのだ。
そんなこともあって、今回の計画は、あまり乗り気ではなかったのだが、せいちゃんがどうしても行くんだ!とがんばったので、家族サービスに重い腰をあげたというワケだ。
前半は、西表島でキャンプやカヌー遊びをし、後半は、宮古島の民宿で、おーとーりーの輪にでも加わろう!そんなおおざっぱな計画をたて、八重山・先島諸島へ飛んだ。もちろんタダで!
そして、秘境西表ワールドに再突入したのでが、今度も西表は素晴らしい体験をさせてくれるのであった。
西部の、船浦にある「ミトレア果実園キャンプ場」に居を構える。せいちゃんが、探してインターネットで探し当てたこのキャンプ場は、最初、「なんじゃーこのこじんまりした庭のようなキャンプサイトは。。。」と驚いたけど、奥に森の中のプライベートサイトがたくさんあったり、船浦湾を望む海の景色もなかなか。なにより冷蔵庫は使い放題だし、温水シャワーも24時間何度でも利用できるとあって、長逗留するキャンパーも多い人気のキャンプ場であることがわかって嬉しくなる。
このキャンプ場をやっている民宿マリウド(09808-5-6578)で、カヤックを借り、近くのヒナイ川へ。ピナイサーラの滝まで足を延ばす。
西表島には、友人のセニョールこと、本郷雅則がアウト・フィッター「デラシネ・カヤックス」を開いたと聞いていたので、連絡をとってみると、颯爽とキャンプ場に現れた。
久々に再会したセニョールは逞しくなっていたけど、おちゃめなキャラは相変わらずなのが、なんとなく嬉しい。しかも、最近、身を固めたとの知らせ。他の友人たちも知らなかったこのニュースに驚いた!
なんと西伊豆のシーカヤック友達、テルやんも明日からやってくるというので、新婚セニョール宅に転がり込んだ。 セニョールの愛妻は、西表で、、最もハイカラな女性ではなかろうか?ミンサー織りのアロハシャツ姿で、ターコイズ・ブルーのミニを操り、出勤していく。なぜ、こんな女性がセニョールなんか、いやもとい、どう間違って。。。いや、ごめん、まーいいか。イロモテ東部では、みんなのマドンナだったようだ。 まー、おいといて、テルやんがきたので、無人島のパナリへシーカヤックで一泊ツーリングに出かけることにした。
セニョールは、波照間島から宗谷岬まで、シーカヤックで日本を縦断してしまったある筋では有名なカヤッカーだし、テルやんも、ギリシャ神話にでてくるアポロンのような筋肉を持つ体育会系パドラーだ。この二人となら、安定した天候の下、リーフに囲まれた中を新城島まで漕ぐことは、ハイキングみたいなもんだ。願ってもない機会なので、せいちゃん、みぃーひょんもこっそり同行させてもらうことにした。(ってバラシちゃってるけど) よく子連れでアウトドアの旅をやると、危ないとか危険だとか目くじらを立てる人がいるけど、好き好んで愛娘を危険に陥れる親がどこにいるだろうか?(っつーても壊れまくっている日本にゃあ、けっこう居るかな?)できるかぎりの安全をとって、また、きちんと実力、経験、判断力のある人間が同行するならリスクは下げることができる。僕にとっては、スピードも落さず疾走してくる車の方がよちよち歩きのみぃーひょんに危険だ。
子連れ旅でも、どんどん新境地を開拓する冒険家の九里徳泰氏にも共感するが、親の実力しだいで、危険レベルは低く下げられるのだ。中身を知らないで、キケンキケンとがなりたてる人は、アウトドアの実力がない人なんだろう。 今回は、ハードなインストラクター修行で定評のある「南風見ぱぴよん」 で荒行をこなしたセニョールや、経験豊富なテルやんという達人域の友人の同行があったからこそ、行えたことなので、よいこのみんなは真似しないでね。 パナリ島(新城島)は、西表島の東南5kmに位置する珊瑚礁が発達してできた島で、上地島と下地島のふたつに「離れ」ているからパナリと呼ばれる。東部では、仲間川を漕ぎあがるツアーと人気を二分するアクティビティだ。この島へ行くシーカヤック・ツアーは、「南風見ぱぴよん」、「海月(くらげ)」, そして、セニョール本郷の「デラシネ・カヤックス」が扱っている。
つづくんじょ。