ハリゲー結婚披露宴!

(2005.04.23)

オラオラ隊の兵糧将軍(炊事班長)こと、ハリゲーの披露宴だった。

いやー、ハリゲーゆきこサンおめでとー。

友の幸せは、本当に嬉しい。
春先の悲しい事件で、身も心もしぼんでいたオイラは、 救われたよ。ホンマ。
ありがとう!そして、末永くお幸せに!
久々に出会ったオラオラ隊のメンメンは10年たったいまでも ガキのままだった。
本日は、ウレシナツカシ全開のオラオラ行事を紹介しよう。

披露宴にはせ参じたメンバーは、以下4名。

隊長のたいちおう(オイラ)
潜水班長のもやん
ドレー1号ナゲー
ジャンボススム

久々のオラオラ隊。新郎新婦を囲んで

母上の3回忌のたてちゃん、沖縄へ出立したBOYは残念ながら参加 できなかったけど、関東周辺にいたメンツで、ハリゲーからの

「オラオラで何かいっちょう、頼むよ」

との可愛いお願いに答えるため、いろいろ企画をねった。 何をやろうか???で、考えたけど、やっぱりオラオラといったらカヌーだろう。 寡黙なハリゲーはあんまし自分のコトを語らないだろうから、 ハリゲーの人となりがわかるように、ハリゲーを主人公とした寸劇を やろうぜということにした。 はてさて、うまくいうのだろうか?

学生時代、潜水班長のもやんとはTV番組制作でいっしょにドラマを制作したことがある。 その時も、初めて出あった朝に挨拶をかわし、2時間後には、嵐の中で殴り合っていた(芝居でだよ)から、 まあ、いきあたりばったりでもなんとかなるだろう。 のもやんの、のんびりした薩摩弁のイントネーションは不思議な味があるし、せっかちなオイラとは好対照だ。

問題は、ハリゲー役を演じるドレイ1号ナゲーの演技力だが、 ヤツもつぶらな瞳をウルウルさせて燃えていたので、ここはいっちょう信頼することにした。

一人で、何人もの役をこなせなければならないススムは、カヌーや小道具の準備、車での搬送と大忙しだ。

前夜集まり、会場へ向かう車中でリハーサルをおこなった企画を、 未公開シーン(ボツ)も含めて、一挙紹介する。

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司会進行&ナレーション:潜水班長のもやん
合いの手&波役、流れ役:隊長たいちおう

あの迷?コンビ復活。のもやんトークが笑いを誘う

ハリゲー役(主演):ドレイ1号ナゲー(アフレコ声:たいちょお)
その他の隊員役(助演):ジャンボススム(アフレコ声:のもやん)
イナセナ浴衣の美女達(友情出演):新婦のご友人ご一行。
ギター演奏:モリ(ワンダラーズ)
映像記録:タカハシ(ワンダラーズ)

これが筑波大アイスホッケー部ワンダラーズのメンメン
スティックとプロテクターがないとピンと来ない??

司会の呼び出し****

(オラオラ隊のテーマを奏でながら、入場。)
ナゲーはーカヌーにのって、ススムはカヌーを引いていく。)

ワンダラーズのモリに飛び入りでギター演奏を頼む!

けんいち君、ゆきこさん、ご結婚おめでとうございます。 どうも。オラオラ隊のメンメンです。 けんいち君は、ワレワレ、オラオラ隊の間では、 親愛の情をこめて「ハリゲー」と呼ばれていました。 なので、以後、ハリゲーとして話を進めます。

オラオラ隊とは、ただ、ただ、ひたすら遊ぼうと仲間内で作った野遊び集団です。 1991年の5月、栃木県と茨城県をまたいで流れる那珂川へくりだしたのをかわきりに、 鍋、釜、フライパン、そして酒を手に、川、海、湖、はては池まで、 水があるとこならばどこまでもとくりだし遊びまくってきました。

隊員は学生時代の仲間や旅先で知り合った強者たちで構成され、 それはもう良い漢(おとこ)ぞろいの集団であります。
(♪クイーンのI was born to love you をSTART)

中でも、炊事班長を務めるハリゲーは剣道の達人で、 アイスホッケー部ワンダラーズのスーパースターであります。
(ハリゲー役のナゲーがカッコをつける)
私と一緒の長良川や球磨川の激流で岩に叩きつけられるという体験をわかちあってきました。 岩石のように頼もしい古武士のような男です。 炊事班長としての隊員たちからの信頼もあつく、料理も美味い。オラオラ隊になくてはならないお父さん、 いやお母さんのような存在でした。

本日は、そんなハリゲーのオラオラ隊での大活躍の模様を再現したいと思います。

司会進行は、オラオラ隊の潜水班長のもやんと隊長ことたいちおうが、 演劇はハリゲー役としてドレイ1号のナゲー、 その他の隊員役としてキリマンジャロ山登頂のジャンボススムが行います。

なにゆえ、しろーと、しかも当日ダンドリのいきあたりバッタリ・パフォーマンスなので、お見苦しい点、 また不適切な表現がございましても、どうかご容赦ください。
(♪クイーンのI was born to love you STOP)

第1幕:オラオラ隊 那珂川へ行く。(サブタイトル:ハリゲーは炊事班長)

 オラオラ隊はビンボーである。
 お洒落なオートキャンプとは無縁の集団である。  生活は地べた。ダンボールに食料酒調味料をそのままぶち込み移動した。
(ナゲーとススムがカヌーにダンボールを乗せて漕ぐふりをする)

 オラオラ隊はカヌーをやるが、大変へたくそである。(へたくそである)
 したがて、よく川で、テンプクする。(てんぷくする)

見事な沈を決めるナゲーとススム

 (ナゲー、ススム、ひっくりカエル。アップアップする)

  「いやー、スンナリいっちまったな〜」

 ひっくりかえれば、当然。しょーゆやビールといっしょにドンブラコと流されていく。
 (ナゲー、ススム、ちらばった調味料をフネに回収する)

 こんな時のハリゲーは恥ずかしそうにしながらも、いつも笑顔だった。(いつも笑顔だった)
  (ナゲー惚れ惚れするような笑みを振りまく)
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

  (紫色はボツ)オラオラ隊は無口である。(無口である)
 (フライパンやキャンプ道具を前に、ナゲーとススムとが座っている)
 (ススムがナゲーを見つめて何かいいたそうにする(5秒)が、下を向く。)
 (ナゲーがススムを見つめて何かいいたそうにする(5秒)が、下を向く。)
 (ススムがナゲーを見つめて何かいいたそうにする(5秒)が、下を向く。)
 (ナゲーがススムを見つめて何かいいたそうにする(5秒)が、下を向く。)
 (二人どうじに見つめあう(5秒)、同時に下をむく。
 オラオラ隊は無口である。(親友に言葉など必要ないのである)
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

ハリゲーは炊事班長である。(炊事班長である)
 ススムがナゲーを見つめて何かいいたそうにする(5秒)が、下を向く。
 ナゲーがススムを見つめて何かいいたそうにする(5秒)が、下を向く。
 ススムがナゲーを見つめて「の:ハラへった。。。」
 ナゲーが顔をあげて「た:そうか、へったか。。。。」
 ススム「の:へったなあ。。。。」
 ナゲー「た:よっしゃ、オラが、いっちょハリゲーちゃーはんをつくってやるよ」
 ススム「の:お、っそか」 (ナゲー、チャーハンをつくる)
 ナゲー「た:よっしゃできたぞ。うまいぞお〜」
 ススム「の:ほんまやあ、うまいなコレ〜」
 ナゲー「た:だろー?うまいんだよ」
 ススム「の:でも、なんかすっぱくないか?」
 ナゲー「た:ん?そうかな?」
 (ススム、調味料の醤油をみて)
 ススム「の:おーハリゲー、コレ、2年前のやぞ〜」
 ナゲー「た:あっ。。。。ほんとだ。。。」 
 んが、あんまりこまかいことに、こだわらないのである。(こだわらないのである。)
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

第2幕:オラオラ隊 海へ行く。(紫色はボツ)(サブタイトル:ハリゲーはシャイなスケベ)
 オラオラ隊で、海に繰り出した。 (二人でカヌーを漕ぐ)
 海でも川と装備はおんなじである。ほんとうは危ないけど、ビンボーだったからしょうがないのである。  海は川とは違う。その証拠にビキニのお嬢さんが、、、、生息している。
 (ススム、なにかに気づいて指差す)
 ススム「の:あ、ハリゲー、あそこみろ」
 ナゲー「た:なにぃ、おっ」
 (ススム&ハリゲービキニの娘さんのお尻を注視する。。。。)
 ナゲー「た:いいだ。。。。(つぶやく)」
 (ススム、びっくりする。(娘の父ちゃんが怒ってにらみつける))
 (ハリゲーも慌てて目をそらして、パドルをこいで逃げ出す)
 ハリゲーはシャイなスケベである。(スケベである。)
 だって男の子だから、いたしかたないのである。(いたしかたないのである)
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

第3幕:オラオラ隊 長良川へ行く。(サブタイトル:ハリゲーはやっぱりシャイなスケベ)
 オラオラ隊で岐阜県の名河川、長良川に繰り出した。
 郡上八幡という水の街で、お盆に郡上踊りがある。

 (♪春駒 START)

新婦のご友人たちに郡上踊りをおどってもらう

 踊り好きなハリゲーは、浴衣に下駄、頭にはタオルを巻いてかならず郡上踊りを踊る。
 オラオラ隊の踊っている近くでイナセデ、うなじのいろっぽいお姉さんたちが  キレの良い踊りをおどっていた。

春駒の囃子に、ニコヤカな踊りに変わる。イイゾ!イイゾ!

 その時、オラオラ隊きってのナンパ師で、テントに夜這いをかける名人のBOYが嬉しそうに、ハリゲーに聞いてきた。
 ススム「の:いやーイッスネ〜、しっとり雨に濡れた浴衣すがた。もうタマランデスヨ〜はいー」
 ナゲー「た:そうだな。いいな。たしかに」
(紫色はボツ)  ススム「の:テントにひっぱりこんじゃってイイッスかね〜」
(修正版) ススム「の:ナンパ、しちゃっていいすかね〜」
(紫色はボツ)  ナゲー「た:BOY、途中でオイラとこっそり交代するのだよ」
(修正版) ナゲー「た:BOY、後でオイラにもきちんと紹介するのだよ」
 ススム「の:え〜、それだけはカンベンを〜」
 ハリゲーはやっぱりシャイなスケベである。(別名むっつりともいう。)
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

 (♪春駒 STOP)

ハリゲーは潔いのである。(いさぎよいのである)
 長良川は日本屈指の激流である。(激流である)
 (ふたり長良川の激流で、もまれている)
 ススム「の:ハリゲーさん、だいじょーぶすっか〜」
 ナゲー「た:。。。。。」
 ススム「の:ハリゲーさん、でかい瀬っす〜!!!!わー」
 ナゲー「た:ダメだ。。。。」
 (豪快にテンプクする)
 ハリゲーは潔いのである。(いさぎよいのである)
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

第4幕:オラオラ隊 球磨川へ行く(紫色はボツ)(サブタイトル:ハリゲーはやっぱりヨカおとこ)
 屋久島で遊んでいたオラオラ隊の隊長から、つくばのハリゲーに指令が入った。
 なんと、九州の熊本にある球磨川まで、やってきなさいという無茶な指令だ。
 さすらいのテニスプレイヤーたてちゃん、見ず知らずの半漁人ダイバーもひろってきなさい  という向こみずなもの。
 忙しい仕事をこなしたハリゲーはたてちゃん宅周辺で路にまよっていた。
 (ナゲー運転しながら電話する)
 ナゲー「た:おーたてちゃんか、今朦朧としている。おりゃドコにいけばいいんだい?」
 (ススム電話ではなすフリをする)
 ススム「の:ハリゲー、しっかりしろ。あとちょっとで、オレが運転かわるから。。。」
 ハリゲーは限界まで、挑戦し続けるヨカオトコである。
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

 ハリゲーは潔いのである。(いさぎよいのである)
 球磨川は日本屈指の激流、3激流のひとつで、一番強力なのである。
 (3激流のひとつで、一番強力なのである。「激流である」)
 ススム「の:ハリゲーさん、だいじょーぶすっか〜」
 ナゲー「た:。。。。。」
 ススム「の:ハリゲーさん、でかい瀬っす〜!!!!わー」
 ナゲー「た:ダメだ。。。。」  (豪快にテンプクする)
 ハリゲーは潔いのである。(いさぎよいのである)
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜

 (ナゲー笑いながら、ハリゲーをつれてきて、カヌーにのせる)

 人生は川旅ににているのである。(似ているのである)
 そして、結婚とは、まさに船出である。
 ゆくてにはでかい瀬がいっぱいまちうけているのである。(そうである)
   カヌーを漕ぎ始める。ハリゲーにこがせる。

見事にハリゲーがカヌーに乗った。
ナゲーのウレシそうな顔がイイネ!

 みんなで、カヌーをゆさぶる。
   ススム「ス:ハリゲーさん、だいじょーぶすっか〜」
 ハリゲー「アドリブ。。。。。」
 ススム「ス:ハリゲーさん、でかい瀬っす〜!!!!わー」
 ハリゲーナゲー「アドリブ。。。。」  (豪快にテンプクさせる)
 ハリゲー「アドリブ」
   どんなでかい瀬でも、豪快にうけとめ、きっちり勝負していくのがワレラガ  ハリゲーである。
 いついつまでもお幸せに。
 ハイ!♪オラオラたいたい隊〜(退場)

いかに長大な台本がかかれていたかがわかるだろう。実際には紫色の箇所は、

@あまりにも時間がかかりすぎる。
A自分達の演技力の限界を超えているのに気づいた
B結婚式という状況から、相応しくないのではないか
と冷静に自重して泣く泣く、カットしたり、修正したりした。

そしてなによりラストシーンについては、やはり最後がテンプクなのは縁起が良くないと ハタと気づき、なんとかハッピーエンドすりかえるようにした。

実際は、ハリゲーが、ニコニコしながら、燕尾服でカヌーに乗ってさっそうとパドルを揮い、 なんとドレス姿のゆきこさんまで、乗せてしまい、船出するという、まさにドラマのようなエンディングを迎えたのであった!!!

なんとドレスのゆきこさんも!二人の船出だ!

いきあたりばったりのアドリブぶっつけ本番ということで、どうなることかワクワクしていたけど、 終わったあとのみんなの顔が微笑みに満ち溢れていたので、本当によかった。

心残りがあるとしたら、郡上踊りのシーンで新郎のハリゲーがひな壇で踊りたくてうずうずしていたのに、 芝居の構成上、誘い出せなかったこと。

あのまんま、ハリゲーやゆきこさん、会場のみんなを春駒に 誘いだし、沖縄のカチャーシのよう全員で踊りまくれれば素晴らしかった。。。。のが、その1。

もうひとつはラストの退場シーンで、新郎新婦がカヌーに乗ったところで、アイスホッケー部「ワンダラーズ」の猛者達を 呼び集めカヌーごと御輿にして会場を練り歩けばよかったことだ。

あの時、咄嗟にこれらを思いついて、実行に移せていれば、もっと感動的だったに違いない。

ともあれ、昔カヌーにいっしょにあそんだ、タカハシモリが元気でいたこと、
新婦のゆきこさんが、

「私、カヌーに乗ったの初めてです(微笑)」

と喜んでいただけたこと、
新婦のご友人の美女たちが郡上踊りを飛び入りでおどってくれたこと、
終わったあと、岩石のようなハリゲーのオヤジどののこれまた岩石のような手とがっちり握手を交わしたこと、
ハリゲーの嬉しそうな顔、
オラオラ隊のメンメンの笑顔、
素敵な素敵な披露宴であったのでした。
幸せな時間を、楽しい空間をほんとにありがとう!!!

幸せは幸せを呼ぶ。苦しい時や辛い時は、ほっといても必ずやってくるけど、そんなのをうっちゃるくらいの 笑顔で、幸せを呼びこんでいこおぜ!

いついつまでもお幸せに!!!