養老川渓谷First Descent

(2010.5.22)

さあ、行こう!

久々に川地図のない川を降下した。房総半島に越してから5年。 ずっと暖めてきた養老川下りだ。

メンバーは、昨年入社した若手たち中心。
内気なイケメンのリュータ、
不安げなイケメンのハナイくん。
やんちゃ坊主のバイク野郎、ウイくん。
花(特にスミレ)を愛でるダイバーのナカノリさん。
我が家のミー&ケイのピンクレディコンビもそろって参加。

そう、これは我が家の子守行事でもあるノダ。
バイク2台と我が家の車で、養老渓谷を目指す。 のどかな田園を縫う小湊鉄道の養老渓谷駅には、足湯があったので、浸かりながら本日の作戦会議。

足湯で作戦会議だ!

千葉県随一の名瀑、「粟又の滝」の下流を出発地点とした。

「粟又の滝」とは、地名からの通称。 河川名から「養老の滝」とも呼ばれるがどちらも正式名称ではなく、正しくは「高滝」。

千葉県随一の名瀑で、落差約30メートル、幅約30メートル、 延長約100メートルで、流れは地面を穏やかになめるように流れる。

粟又の滝のハナイくん

当初の計画では、この滝をカヤックでカッコ良く滑り降りてスタートするつもりだったが、 GWに遊びすぎで今にもギックリ腰になりそうなので、次回に先延ばし。

ハイカーたちが次々にやってくる滝つぼスポットにフネをえっちら、おっちら運んで、組み立てた。 水量が少なくカヌーが浮かべるのか?
と不安になったが、本日のメンバーなら、行ける!と直感が告げていた。

ハードな川歩きになると覚悟はしたが、笑顔でごまかして水の中を歩き始めた。 初夏の渓谷を歩くのは気持ちがいい。思わず笑ってしまう。

短い区間だが、なんとか浮かべるところがあって、川下りしている雰囲気を味わった。

やっと浮かべた!

「粟又の滝」の滝壺付近から下流にある幻の滝と呼ばれる「小沢又の滝」 付近までの約2キロメートルにかけて「粟又の滝自然遊歩道」が整備されている。 新緑シーズンということもあり、次から次に観光客がこの遊歩道を遡行してくるので、コマッタ。

観光客だらけだー

下っているワレワレは、上ってくるカレラの興味の対象にモレナクなってしまい、 子供づれのオイラのフネは被写体となってしまったりした。

しかし、慣れとは恐ろしいもので、観光客を感じなくなっていくのいはオドロイタ。

都合の悪いものは、見えなくすることはカンタンなんだなあ。

川の上で昼食。

休憩タイムも快適!

ハナイくんが、カエルやカニを捕まえてケイに気に入られている。 ウイくんははしゃいでいるし、リュータはいつものようにクールだ。
ナカノリさんは、少しお疲れ気味。

「いつ、亀山湖(プラン2)に、転進するのかと思ってたよー」
だって。

なんと遊歩道の終点まで2キロに2時間もかかってしまった。 ここで上陸するのもアリだったが、 ワレワレのゴールはさらに4キロメートル下った共栄橋だ。
まだまだ元気だったので、先に進むことにする。

観光客がいなくなった渓谷は素晴らしかった。 静かな淵に浮かんでいると、安らかな気持ちになる。

のんびり浮かぶハナイくん

時々小さいながらもスライダーのような瀬が現れるのもいい。 少し大きな滑滝をカヤックで滑り降りたハナイくんが沈。 足が引っかかって脱出できない!すぐにダイバーのナカノリさんが、救出に飛び込んでくれた。

いっしょに楽しそうに吐き出されていく二人

あーよかった。
ミーは、この天然の滑り台が気に入ったようで、3回も滑っていた。

行動食のえびせんが。ミオはお尻を汚して、セイチャンにオオメダマをくらう

滝遊びで体力をつかったのか、みんな疲労の色が。 ミーとケイはカヤックの上で爆睡している。 キラキラ光る渓谷の向こうに、人工物が見えた。 ホテル十万石だ。赤い老川橋も近づいてきた。

これだけ遊べば十分だ。 ゴールとした共栄橋まであと2キロだが、これまで、4キロに4時間費やしている。

コレより進むと本当にハードになる。本日はここまで。

はー、つかれたよー

お約束の露天風呂につかって、帰路についたトサ。

あー、楽しかった。 みんな、ありがとー。