全員集合!
「たいちょうは、野田さんのライブいくの?」
この不定期日記にも何度か登場しているアツコさんからのメール。
昨年から5月の最終週末に、茨城県の大子町で行われている 「野田知佑ハーモニカライブ」&「川の学校」へのお誘いだ。
生憎(?!)、ライブのある土曜日は、長女ミースケの小学校の運動会。 終わってから向かうとなると、ライブや主なイベントは終了しているだろう。 残念だけど、行けない。。。ナ。 しばらくして、アツコさんから、
「野田さんライブのカヌーツアー、既に満員で、ダメでした。 そのような訳で、野田さんライブは止めようかと、、、、。 二人共、川の早い流れ(瀬?)を乗り越えたときの快感が 忘れられなくなっています。」
とのメールが。残念だなあ、、、と思っていたら、
海で友達になった山本シゲルさんからメールが届いた。
同じく茨城県の御前山村でアウトフィッター ストーム・フィールド・ガイドをこの4月から始めたとの知らせ。 那珂川を中心にカヌーツアーを行っているとのこと。 ぜひ、遊びにきてくださいとあった。 その時、5月の気持ち良い川下りを身体が思い出していた。
野田トモキャンプの大子町から車で30分も南下すれば那珂川だ。 カヌーツアーに申し込むなら、空身でいけるし、ガイド歴の長いシゲルさんなら、 レスキューも講習もバッチリだ!初級者の仲間たちを連れていっても心強い。
なんてグッドタイミングなのだろう。
アツコさん、アイちゃんに、野田トモキャンプの次の日は、那珂川下りに行きません?
とお誘いすると、快諾してくれた。
会社の仲間でカヌーに興味をもっているライダーのウイくん、バイカーのマコちゃん、 マッちゃんにも声かける。直前にもかかわらず元気に参加表明してくれた!
よーし。やったぞ。
ニコニコしながら、用意していたら、オクサマから、 長女ミースケ(9歳)と次女ケイ(5歳)もツレテイケー(子守りしなさい!) ということになった。
ストームのシゲルさんに電話したら、笑ってOK!問題なし。
心強い〜!!! そんなこんなで、急造の「那珂川下りたい(隊)!」のできあがり。
運動会が終わって、参加メンバーを拾いながら北上始めるともう夕方5時。 まだ蘇我(千葉)だ!現地入りしているアツコさんから、 もう宗次郎のオカリナコンサートが開始してるよーとメールが入る。 昨年より進行がハヤイ!こりゃあ、ライブは完全に終了だなー。
大渋滞を抜け、常磐道をシリトリしながら爆走し、 ようやく、オヤスミモードになっているキャンプ場に到着したのは、 夜10時を回った頃だった。
ミー&ケイはすでに車の中で爆睡状態。
アツコさんが道案内にやってきてくれる。 ん。。。どこか様子が変だぞ。 現れた場所とは異なる明後日の方向へ、ワレらを誘っているではナイカ。 同じところを2回くるくるまわって、とうとう、ワタシは誰、ココは何処状態になってしまった。 足元は千鳥足。既に出来上がっちゃってイタノネ(笑)。
ようやくアイちゃんの待つキャンプサイトに辿りついて、みんなでテントを組み立てる。 ウイくんは北海道ソロツーリングに向けてテントを購入したようで、ウイウイしい。 いいなー。 テントの設置が完了し、自己紹介。 お酒と初対面の興奮でボルテージは高い!
それにしても寒い。気温はなんと12℃。 隣のティピーには焚き火があるとのことで、たまらず、そちらに逃げ込んだ。 隣の焚き火では、野田さんが、まだ起きている (いつもはけっこう早めにお休みになるのだ!)というので、 野田さんのエッセイを読んだことのあるというマッちゃんを誘ってお邪魔した。
1年振りにお会いした野田さんは元気でカッチョよかった。 焚き火の集団は、Be−Palで活躍中の雑魚党のメンメンとアウトドア・ライターの ホーボージュンさん。
野田さんがユーコンのソロをホーボーさんに薦めている。 自分で全部決める100%フルライフの旅。
「ドーソンから出発するといいよ。9月がいい」
野田さんが言う。
今年は久々に僕もユーコンを再訪するが、まさに、考えていたルートだ。
サラリーマンなので、お盆休みをつけた8月だけど。。。 ドーソンまでは、パドラーの数が多い。特に7月、8月はピークを迎える。 寒くなるけど、人のいない時期に人のいかない場所へ行くと素敵な旅ができる。
一人で旅するときに、一人ぼっちで味合う時間や光景は何ものにも代えがたい 大切なものだからね。 思いもかけなかった野田さんとの焚き火トークはとっても嬉しいプレゼントだった。
残念なことに今年はユーコンにはいかれないとのこと。了解です。いっぱい楽しんできます!
2時頃まで夜更かしして就寝したのに、7時には全員起床。
そうだ。本日は冒険の日だ! キャンプの受付をすまして、 すぐ撤収(ティピー代だねー)。イガさん、お世話になりました!
そして、山本シゲルさんの待つアウトフィッターストーム・フィールド・ガイドへ移動。 到着すると、シゲルさんの笑顔が待っていた。
西伊豆の海で友達になった、カッチャンの笑顔もアルデナイデ(阿波弁:あるじゃないか)!
なんとサポートスタッフはカッチャンがやってくれるという。
「ひゃっほぅー!!!」
二人とガッチリ抱擁!
今回は那珂川で僕が大好きな烏山から御前山までの山間部を下れるストーム・フィールド・ガイドのツアーでも一番長いロングコースをお願い していた。
さあ、出発だ!
数度のカヤック経験者の、アイちゃん、マコちゃん、マッちゃん、 ウイくんにシゲルさんが講習をしてくれる。
みんなはシングル艇で、漕ぎ下るのだ。メンバーの緊張した顔がまた良い。
千葉県の内房にあるシーカヤックのアウトフィッター「ソルティーズ」 のインストラクターを経て、栃木県の日光中禅寺湖のカヌーや鬼怒川ラフティングのガイド経験も豊富な山本シゲルさんの 講習やガイド、コーチングは聴いていて大変ためになる。
子連れのオイラは大きなカナディアンカヌーに乗り込んだ。
川の上はにぎやかだ!
バウウーマンはアツコさん。パッセンジャーは、ミー&ケイ。 パイロット(水先案内人)は、クマちゃん(マメ柴犬)だ。
カッチャンとランデブー!
さっそく、一行は、爽快な流れに身をまかせた。
那珂川は僕の青春の川だ。 蛇行する川の景色が変わる度に、さまざまな思い出が僕の中にやてきた。 初めて流れのある瀬に漕ぎ出した川だし、エスキモーロールが初めてできたのもこの川だ。 僕の気に入った人をつれてきてはキャンプしたり水遊びしたりしたものだ。
大好きな人に、ある淵では告白したこともあったし、ある川原で、
プロポーズまでしてしまったこともあるノダ。
那珂川が僕に勇気をくれたんだと思う。
少し慣れてきた一人乗りのカヤックたちは、テクニカルなチャンピオンルートに、 挑みはじめた。
大瀬に挑むカヤックたち
カナディアンカヌーも悠々と続く。
出発した瞬間バランスを崩して肝を冷やしたマコちゃん。
大瀬で、岩にのりあげて真剣になっていたマッちゃん。
爽快に漕ぎ抜けたウイくん。
ウィくん、マッちゃん、マコちゃんのトリオ
アイちゃんも頼もしいパドラーに成長していた!四万十川武者修行の成果かな!?
レスキュー班のカッチャン艇がいつも見守っていてくれるので、ものすごい安心感ある。 挑戦するメンバーを見つめるシゲルさんの優しい眼差し。
ありがとう。この那珂川に、僕を連れてきてくれて。 日差しに恵まれなかったけれど、みんなの笑顔が素敵だった。
また、この川へ遊びに来よう!
潜ったり、泳いだり、魚や海老を捕まえたり、、、焚き火を囲んでしこたま酔おう。
いーっぱいいーっぱい遊ぼうぜ!
シゲルさんとカッチャンの両プロフェッショナルに感謝!
りりしいクマちゃん