ヨセミテ貧乏旅

(2010.10.11-13)

ヨセミテ国立公園

ずっと行きたいと思っていた約束の地、ヨセミテ。

なかなかチャンスがなかったところに、幸運が降ってわいた。

この9月、長期の海外出張で5日間休日出勤をしたため、 10月に代休をとらなくてはならなくなったのだ。 やっほー!!おおっぴらに休めるゾ!

学校の秋休みに旅行中の妻と娘たちにLAで合流し、 家族で遊んだ後に、一人でグレイハウンドなどの長距離バス を乗り継いでヨセミテ国立公園を訪れ、2泊3日で遊びまくる計画を立てた。

ザックにテント&シュラフといっしょに、フラットソール (クライミングシューズ)と、チョークバックも詰め込む。

ヨセミテは1890年にアメリカ合衆国で初めて制定された国立公園は、 クライマーの聖地でもあるのだ。

シェラ・ネバダ山脈の山々に囲まれ、氷河が削り取った渓谷は、 国立公園の父ジョン・ミュアと、連れられて訪れたセオドア・ルーズベルト大統領が、 グレイシアーポイントに立った時に、

「今日は人生最良の日だ」(ちょっと大げさなような気もするが。。。)

とコメントしたことでも知られる絶景ポイントの場所としても知られていられる。 サンディエゴのレゴランドで遊びまくってきた妻と娘たちにアナハイムの ディズニーランドの目の前のホテルで合流。

REIでアウトドア・グッズを購入したり、レンタカーでラグナビーチを訪れて海水浴を楽しんだりした後、 ダウンタウンディズニーに行く家族と別れて一人真っ暗なグレイハウンドのバスティーボへ。

ラグナビーチで海水浴

1時間も遅れてやってきたLAダウンタウン行きのバスにようやく乗り込んだ。 グレイハウンドの車内はスペイン語が飛び交っていた。 ほとんどが、裕福でないと思われるヒスパニックの人たちだ。 真っ暗になっても、陽気に話しつづけたりして、眠れたものではないが、 まあ、それもなんか、面白い。 幸運?なことに、マーセッド行きの乗り換えバスも見事に遅れていたので、問題なくトランジットできた。


2010.10.11(1日目)

午前3時、マーセッドの暗闇のバスティーボに一人降ろされた。

LAからバスを乗り継いでヨセミテなぞに行く物好き(貧乏人)はオイラくらいだろう。 と思ったら、ラオス人の親父も降ろされた。 どうやら2時間前に通過したフレズノ駅を降り過ごしたらしい。

「あいつ(運転手)の発音が悪かったから聞き取れなかったんだ。アイツはヒスパニックにちがいない!」と文句を言っていた。

確かに、停車駅で運転手が1,2回、駅名を叫ぶだけなので、わかりづらいが、 オイラでさえ「フレズノ」って聞き取れたぞ。寝過ごしたんやろ?という言葉を飲み込んで、せやな。と調子を合わせておいた。

ちなみに、日本の旅ガイド本でかかれているマーセッドって表記は実際の発音と全然違う。 むしろ「メルセッ」の方が本当の発音に近い。

ディズニーワールドのあるフロリダのオーランドは「オランドー」だし、 中東のオマーンは、「オマン」だし、いったいぜんたい。。。日本語式発音ってやつは。。。

仮眠をとった後、マーセッドから午前7時きっかりに出発したYARTSのバスに乗り込んだ。 こちらは、グレハンと違ってトイレ付きの高級バスだった!なんと最初のお客はオイラをいれて2人だけ。

日の出を見ながらヨセミテに向かう。狭い渓谷を抜け、ヨセミテに入ったら朝日に照らされた巨人のエルキャピタンが出迎えてくれた。 想像を絶する大きさだ。谷底から1095mの高さで垂直にそそりたった一枚岩。大岸壁を見上げていると首が痛くなってくる。


エルキャピタンの大岸壁

そして、ヨセミテバレーの奥へ。 インターネットで予約してあった、奥のLower Pineキャンプ場近くで降りる。 キャンプ場にいくと、オイラのテントサイトからヨセミテのシンボルのハームドームがばっちり見えた。


テントサイトから見えるハーフドーム

テントサイトはすでにチェックアウトしている人も多く、 1/4ほどは空なので、空いているように思えるが、昨日webで確認したら、 一区画が空いていただけで、他はすべて埋まっていた。 当然最後のサイトは、オイラがすかさず予約したのだからフル(満員御礼)だ。

ヨセミテ国立公園は、サンフランシスコから車で4時間でくることできる。 LAからだって7時間で到達できるとあって、毎年350万人の観光客が、この雄大かつ小さな谷 に訪れる。 シーズンオフの10月半ばでさえこの状況なのだから、 夏のトップシーズンだったらどうなっていたのだだろう。 ヨセミテを初めて訪れたのが10月で本当によかった。 観光客も、それほどストレスを感じない数だしね。 昼間はTシャツ1枚になるくらい暑いし、夜は冷え込むが焚き火するにはちょうどいい。

キャンプ場のチェックインとなる正午まで時間があったので、 ハーフドームの直下のミラーレイクまで、ハイキング。 直下から見上げるハーフドームは、エルキャップに勝るとも劣らない大岸壁だ。 登攀ラインを目で探すが、とても登れるとは思えない。 双眼鏡で熱心にみていたお父さんが、観光客のおねえちゃんに聞かれて、説明していた。 チムニーとかいう言葉を交えて教えていたので、目があったときに、

「登ったことあるの?」

って、聞いたら、自慢げにうなずいた。

「今日は登るのには最高の天気だよ」

とかいう余裕のコメント。いいなあ。すごいなあ。 しきりに、関心していたら、双眼鏡を貸してくれた。 双眼鏡でみるとハーフドームのその凄さがさらによく分かる。 今度来るときは、立派な双眼鏡をもってこなくちゃ。

キャンプ場に戻る途中で、駐車スペースのない小さなキャンプサイトに出くわした。 おかしいなあ。こんなところがあるなんて。そんな情報は知らなかったぞ。

荷物を整理していたキャンパーに、どうすればここに泊まれるの?と聞いたら トレッキングの届けをだせば、トレイルの前日と終日にキャンプできるから、ビジターセンターに、申し込めは良いと教えてくれた。そうか、そんな手があったのか。

「どこ行ってきたの?」

ときいたら、ハーフドームの頂上だという。 おかしいなあ。 9月一杯でトレイルからハーフドームの頂上まで設置されている鎖のケーブルは、とりはらわれるハズだけど?と聞くと、

「今日まではあったよ。明日もあるんじゃないかなあ。」

とのこと。それは、グッドニュースだ。山の師匠のU氏より、ハーフドームの頂上に行けることは 聞いていたけど、10月中旬の今は、ケーブルがないから絶対に行けないと思い込んでいたのだ。ラッキー。

「でも、長いトレイルだよー。嫌になるくらい長かった〜」

キャンプ場に戻ってテントを張ってから、ヨセミテビレッジで、アラスカサーモンバーガー(たぶんヨセミテで一番旨い!)を食べて、ビジターセンターに行ってトレイルの情報収集をした。 ハーフドームのケーブルは明日の朝7時に撤去されるとのこと。 なんてこったぃ。

「行くなら、早くでかけてね。ケーブルが無いと降りてこられなくなるから。」

頂上までは片道15kmのトレイルだ。まあ、5-6時間あればつけるだろうが、ということには、 真夜中に出発しないといけない。ミッドナイト・ランニングだ!どうしよう?

クライマーが多くとまっているサニーサイト(キャンプ4)まで歩いていった。 途中で、ロープやホールバックなどの大荷物を持ったクライマー2人とすれ違った。いいなあ。これからビッグ・ウォールに挑戦するのだ。その目のギラギラしていること!


気持ちのよさそうなクラックを登るクライマー

キャンプ4はヨセミテ公園の中では予約なしに泊まれる唯一のキャンプ場だ。 だけど、サイト数には当然限りがあるし、1泊5ドル(他のキャンプ場は20ドル)とあって 人気も高く、午前中には、ほぼ埋まってしまう。


キャンプ4。満員御礼

長逗留しているクライミングバムも多いのだ。(最長7日しかとまれないが。) 昼だったので、あまり人はいなかったが、キャンプ4は独特な雰囲気があった。 ど真ん中におおきなボルダー(岩)があって、稲妻のペイントがしてあるルートを発見。 どうやって登るのだろう?とても、登れると気にならない。

睡眠不足もあってかモチベーションがあがらない。 ヨセミテ滝を軽く歩いて、登れそうなボルダーに挑むもLAのホテルのドアで剥がしてしまった 親指の爪が痛くてまともに、立ち込めなかった。 これでは、明日行こうとしているトレッキングでさえ思いやられる。 KM兄に頼まれていたクライマーの写真集はやはり絶版で売っておらず、換わりにボルダーと クライミングのトポ(ルート図)とビールとつまみを購入してからLower Pineキャンプ場に戻った。

夕日に染まったハーフドームが美しい。


夕日に照らされるハーフドームの大岸壁

その下に、キャンピングカーが停まった。 川に面している良い場所だ。 男の子連れの感じの良いご夫婦に、

「良い場所をとれましたね。いいなあ」

と話しかけると、実は予約していないとのこと。 こんなにいっぱい空いているのだから大丈夫でしょうだって。 いやそれは、マズいよ。みんな予約しているから、夜中にやってくるんじゃない? 幸い、僕の駐車スペースはまるまる空いているから、そこに停めるといいよと言ったが、 誰かが来るまでいいじゃないと、空いていた隣のサイトに駐車し、焚き火を始めてしまった。 うーむ。。。

いっしょに、ご飯を食べましょうと誘われたので、快く受けた。 ご主人のヤークは、ドイツのミュンヘンの傍の町に暮らしているポンプメーカーのエンジニア。 奥様のジェリーは医者だという。


ヤークファミリー。感じはいいけど自分勝手?

男の子は4歳のフィリップ。ディズニーランドのスターウォーズのアトラクションにハマったようで、 ライトサーベルを振り回していた。オイラが炭火でマシュマロを焼いてあげると大喜びで食べまくっていた。

LAの友人のところで遊びに来ていて、キャンピングカーをレンタルしてまわっている途中とのこと。 昨日までの3連休が終わったので、キャンプ場は空いていると思っていたらしい。 ちょっと自己中なように感じたので、人間的にどうかとおもったが、ステーキやらビールやら、ワインやら次々めぐんでくれるので、まあ、よしとしておこう。

これで、深夜のトレイルラン(ミッドナイト・ランニング)はなくなった。さらば、ハーフドームの頂上よ。 やはり、ビッグウオールを登ってたどり着けよということなのだろう。

明日、早くトレッキングに出たいからといって、先に寝た。 明日サイトのキャンセル待ちをするといっていたので、どこも空いていなかったら、キャンピングカーは、僕のサイトに停めるといいよっと、言っておいた。

深夜12時に、誰かの怒る声で目が覚めた。公園のレンジャーと夜中にやってきたキャンパーにヤーク夫妻が怒られているらしい。イマ、出て行くと、夫妻がカッコ悪いだろうなあと思ってテントに入ったまま成り行きを見守った。静かになったので、見てみると隣のサイトから追い出されたヨーク夫妻のキャンピングカーは、ちゃっかりオイラのサイトに駐車してあったので、安心して再び眠りについた。 あー、長い一日だった。


2010.10.12(2日目)

明るくなってから、起床。すばやく朝食を食べてトレッキングに出発した。 ハーフドームトレイルと途中までおなじのミスト・トレイルを登る。バーナル滝とネバダ滝のマイナスイオンに触れる快適なルートだ。出だしがコンクリートロードなのがいただけないが。。。 ヨセミテで一番人気のトレイルらしく、そこそこ歩いている人がいる。ネバダ滝をすぎて、グレイシアーポイントに向かうパノラマトレイルにはいるとトレッカーは一人もいなくなった。


ネバダ滝

リバティカップ(2157m)や、後ろからみるハーフドーム(2693m)を眺めながら誰もいないトレイルを黙々と歩く。やはり、人間を意識しないトレイルというのは素晴らしい。リスやカケス、トカゲがちょろちょろしてて飽きることはない。グレイシアーポントが近づくと、向こうからやってくるトレッカーが目に付くようになった。


パノラマトレイルにて。ハーフドームの後姿とはがした生爪

グレイシアーポイントに到着した。観光地なんか、、、と思っていたけど、やっぱり絶景でした。


グレイシアーポイント。車でいけてしまうのが残念?

アベックや家族の写真をとってあげたりしながら、のんびりしていたら、おじいちゃんが、近づいてきた。 写真を撮ってくれっていうのかな?と思っていたら、

「カメラ持っているか?」

と聞かれた。どうやら、オイラの写真を撮ってくれるらしい。 目線はあちらをみろとか、ポーズを注文してくるが、これはうれしいプレゼントだった。

アンセル・アダムスの写真で有名なセンティネルドームまで登ることにした。グレイシアポイントから30分ほどの歩きで360度のパノラマがひろがる素敵なポントだ。 東の方にはヨセミテの門番、エルキャピタンの横顔まで見える。 この場所が気に入ってしまった。夕日にそまるハーフドームをここから見らたらなんて素敵なのだろう。 ヨークご夫妻に夕食に誘われていたが、約束したわけではないし、遅くなるかもといってあった。 装備には、LEDのヘッドランプもあるし、ナイトウォークも問題ない。 洛陽までここにいよう。決断していた。

仲のよさそうな老夫婦がいたので、写真をとりましょうか?と撮ってあげたら大変よろこばれた。 何時に降りてくるの?ときかれたので、夜までいるつもりですと伝えたら、驚かれた。 パノラマトレイルから登ってきて、4マイルトレイルを下りますと、言うとさらに驚かれる。 心配ないですよ。僕はクライマーだし、これぐらい全然平気ですってちょっとカッコつけてこたえると、 そうだね。心配ないねと安心してくれた。じゃあ、下で会おうね〜っていわれたので、

「会おうって、どこでお泊りですか?」

ってきいたら、何いっているんだ。お隣じゃないか?と笑われた。 なんと同じキャンプ場と泊まっている となりのサイトのおじいちゃんだったのだ。車で上までやってきて、今日はTaftポイントとSentinelドームまでハイキングしてきたという。 なんという偶然だろう。再会を約束して下る老夫妻を見送った。

そしてSentinelドームの落日。言葉にできない美しさだった。


センチネル・ドームにて


センチネル・ドームからの夕日


残照に照らされる山々

暗くなったトレイルを駆け下る。途中、グレイシアポイントでレンジャーとすれちかっがたので、どきどきした。月明かりの下、ジグザクの4マイルトレイルを下る。 遠くエルキャピタンの壁に明かりが見えた。ビバーグしているクライマーだろう。 膝が笑い始めたころ、ようやく谷底についた。21時。 キャンプ場に戻ったときには21時30分になっていた。カップラーメンをたべ、バーボンを煽って眠りについた。 足が棒のようだ。総行程35km。歩きに歩いたなあ。。。。


2010.10.13(3日目)

ゆっくり起きて、顔を洗っているとヤークに挨拶された。 昨晩、帰りが遅かったので、心配していたとのこと。 あやまってから、夫妻といっしょに朝食をとった。 ベーコンをたくさん焼いてくれたが、ベーコンが大好物だというフィリップが全部たべてしまった。 それでも、卵とトースト、オレンジジュースに牛乳の朝ごはんがうれしい。

ドイツに遊びにきたら、ぜひよってねーと住所交換をして別れた。

昨日、センチネルドーム頂上でであったおじいちゃんが、笑っていたので挨拶。

ヨセミテのトレイルに詳しいらしく極秘情報をたくさん教えてもらった。 夕方のバスの時間まで、荷物をサイトにおかせてとお願いしたら快諾しれくれた。 いろいろ、ありがとう!おじいちゃん。

昨日で完全燃焼してしまったので、今日は、エルキャピタンやトンネルビューに観光に行こう。 起点となるヨセミテロッジに行ったが、本日分のツアーバスチケットはすべてソールドアウト。 まあ、いいではないか。キャンプ4の傍に簡単なボルダーを見つけたので、初日のあだ討ちだ。 VBのルートでもなかなか難しい。勇気をふりしぼってムーブをこなして、頂上にでたときには、思わずガッツポーズ。 と岩の向こうを歩いていたクライマーにみられてしまった。 ニコっと笑って親指を立てて、

「やったねっ!」

とグッジョブサイン。恥ずかしいけど、なんだかうれしい。 調子が出てV0のルートもクリア。 一息ついていたら、イカシタサングラスのオネーちゃんとその友人がやってきて、 オイラに質問してきた。

「あなた、ミッドナイト・ライトニングって知ってる?」

うーむ。聞いたことあるなあ。超有名なルートのハズだ。V8かV9の。 トポが手元にあったので、探すと、キャンプ4のど真ん中にあるではないか。

アレ?ここは??初日に見た稲妻がペイントされたルートじゃないか。 そうか、あれが、有名なミッドナイト・ライトニングだったのか!

どおりで、登れる気がしなかったわけだ。 南カリフォルニアからきたというオネーチャンは相当やる(上手な)のだなっ。 と優しいグレードしか登れないオイラは恥ずかしくなった。

そのまま難しい岩に消えるのかとおもいきや、 目の前にある今オイラの登ったばかりのV0の無名ルートに取り付くではないか。 そうか。ウォーミングアップをしていくのね。。。としばらくみていたが、登れない。。。

リーチが短いので、上のホールドが取れないので、グレード的には難しくなっていることは確かだが、V8を狙うくらいなら、こんなルートお茶の子サイサイのハズなのに。。。

VBで動けない南カリフォルニアの娘クライマー

もう少し登りやすいVBのルートを案内し、スポットにはいるが、こちらも登れない。。。

おーい。。。それで、本当にやるのか、ミッドナイト・ライトニングを。

でもまあ、オイラがハングのマントルに挑戦していると写真を撮ってくれたし、 小生意気だが、なかなかイケテル娘だった。 友達の女の子も、つきあいできているようだけど、 素直な感じの良い娘だった。


V0のハング。マントルが返せない。。。カッチョわりぃ

この2人とは、ここど別れた後も、ミッドナイト・ライトニング


ミッドナイト・ライトニングで再会


しっかり挑んでいたけど、パンツが。。。。。。

や、ヨセミテビレッジで、運命的な再会を果たすのだが、軽く会話しただけで、 その後の新たな物語が始まることはなかった。

とはいえ、楽しいパートナーのおかげで、思いもかけずパンプするまで、登りこむことができた。 充実感に浸りながらヨセミテロッジのフードコートで、サーモンバーガーとビールで乾杯。 少し酔っ払ってしまった。

Curryビレッジに戻って4日振りにシャワーを浴びて、ヨセミテを後にした。 なぜか、券が余っているからとYARTSのバスチケットをタダでくれるおばさんに甘えることに。

その後も、グレハンのLAバスティーボから、ロサンゼンルス国際空港(LAX)までタクシー6ドル+地下鉄1.5ドルで行ってしまい、ヨセミテからLAXまでの運賃はしめて47ドル也(80円で計算すると3760円)!うーむ。お安い。

そしてなぜか、この旅行には会社からリフレッシュ支援という名目で、5万円も支給されるので、シンガポ−ル航空の飛行機代(7万円)+バス代(1万円)マイナス5万円ということで、3万円でヨセミテ往復ができてしまいましたとさ。 現地で使ったお金は、1泊20ドル×2.そして、ただメシ×2回、ただ酒×1回。 うーむ。格安貧乏旅だあ。。。。。

ヨセミテで登れなかったクラックは、成田空港に到着したその足で向かった小川山(日本のヨセミテ)で、KM兄教官の下、おなか一杯になるまで、登りこみましたとさ。


小川山でクラック三昧・ジャックと豆の木のKM兄