装備と計画

装備
海外ツーリングといっても、持ち物は国内でのものと同様で構わないと思います。特に準備した方がよいものについてはそれぞれのフィールドの項を参考にしてください。
旅客の手荷物許容量は太平洋線(北・南米、ハワイ、グアムサイパン等)とそれ以外の地域によって異なるので下記のようになっています。

方面重量 縦横高さの制限個数機内持込手荷物
アジア、オセアニア、ヨーロッパエコノミー20kg
ビジネス30kg
ファースト40kg
なしなし縦、横、高さの計115cm
北南アメリカ、ハワイ等1個32kg 1個につき3辺の和が158cmまで 2個まで同上

と決まっていますが、実際は各航空会社の決断によることになります。

その他問題になったこと カナディアン・ロッキーからの帰り、カルガリーやバンクーバーの出国手続きのカウンターでガソリン・ストーブは、「Smell it」と、言われてわずかでもガソリン臭がすると、取り上げられてしまいそうになった。夏は特に北米路線はチェックが厳しい。ホワイトホースではうるさく言われたことがなかったが、バンクーバーの某CPのカウンターのおばちゃんはとても厳しい人で、「たとえ洗っても駄目」と拒否。ライターを近づけて火がつかなくてもだ。杓子定規で、規則だからと自分で判断できないおばちゃんは、日本以外にもいるのだ。抗議したら、白い目でみられた。キャンプ好きのカナダにも変わり者はいる。しかたなく後に残る妻に預けて先に帰国した。

カウンターの係の人の裁量で決まるのでよく選ぼう。おばちゃんは避けた方が無難。釣りの好きそうなオジさんならベスト。
一応、国際航空約款上では旅客は手荷物の中に、飛行機、人命もしくは財産に危険を及ぼすおそれのある物品を入れてはならない。とあり、爆発物や引火性液体は手荷物として運送しないとうたっている。

それに加え、旅客が自己の物品により他の旅客の手荷物または会社の財産に損害を与えた場合は、それによって会社が受けた一切の損失および費用を会社に賠償しなければならない。ともあるので、口うるさいおばちゃんたちは間違ってはいないのだが。
ガソリンストーブは全くにおいがしなくなるまでよく乾かし、ガスコンロのカートリッジも運ぼうとしない方がよい。しかし海外ではカートリッジのスペアは手に入りにくいので結局ガソリンストーブをうまく運ぶしかないかもしれない。

あと、道徳的に反するかもしれないが、

「No gas? No stove? 」と聞かれたら、「No,Idont have」

ってしらばっくれるのも手だ。たいがいは、OK。しかし、運悪く「あっそ。じゃあ中身だして!」とか言われて、じゃじゃーんと出てきたらカッコ悪いので、ご注意を。おばちゃんは、MSRのストーブをよくしらない人もいたので、とりあえずボトル(もちろん中身はカラ)とかを水筒のフリをして機内持ち込みするのもいいだろう。しかし、自分の乗った飛行機が落ちないようにきちんと責任をもって発火しないようにすること。

日本からの持ち出しは8月のお盆周辺や正月のトップシーズンは忙しいので、逆にチェックがおろそかになる傾向がある。

出発前にしておきたいこと
私の場合は時間のないサラリーマンなので、できるだけ現地予約はさけ、現地への搬送やレンタルするものの予約をE−MAILで事前にすませ、列車やバスのスケジュールもなるべく調べておきます。


出発前に役立つホームページ

AMAZON
アメリカのインターネットによる本の通信販売。検索で本が探せる。


超有名なアメリカのアウトドア百貨店。数千にも及ぶアイテムは見ているだけでも楽しめる。円安の時にいろいろ揃えよう。

MOUNTAIN EQUIPMENT CO-OP(MEC)
同じくカナダでナンバーワンのアウトドア百貨店。REIより若干安い。
FAX
(カナダ):1(604)876-6590

さかいやスポーツ
神田のアウトドア・スポーツ店。豊富な品数で、セール品が安い。通信販売、オンラインショッピングが簡単にできます。リンク集も充実。

ロンリープラネットのホームページ
世界のバックパッカーのバイブル的ガイドブック、“ロンリープラネット”のホームページ。生の情報満載。

成田空港ホームページ
成田空港の公式サイト。アクセス、空港内でのサービスなど
成田フライトインフォメーション  0476-34-5000
東京シティエアターミナル 03-3665-7111