キジの観察報告 求愛ディスプレイ. 1 of 2 |
Rev. 11 |
Original : Tue.May.08'03 Updated : Thu.Jun.07'07 |
繁殖期の3月末〜6月上旬にキジオスがメスに対して求愛のディスプレ イを行うことは知られている。 個人的な観察では、始めての雌雄の遭遇の時はもちろん、例え前日デ ートしていた状態でも翌朝再開した時にもこの求愛ディスプレイが行われ る様だ。 1、まずオスは頭を低く下げ全身の羽を立ててメスの進行を阻む様に彼女 の通路に割り込む。 2、さらにオスは普段は円錐状の尾羽を扇状に開げ、羽の表面をメスに向 けてゆらゆらゆらす。 3、多くの場合メスはティージングなのか無視して先へ進む。オスはすぐ追 いかけ再度頭を下げ先ほどと同じ行動を続ける。 4、この行為が3〜4回繰り返され、その後2羽で採餌行動を続ける。 数分後思い出した様にオスが再度求愛ディスプレイを行う場合も時に見 られる。 5、この時鳴き声を出す事は無い。 6、メスは終始一貫そっけない態度だ、この様な状態でいつ交尾が行われ るのか観察経験がないため不明だ。 参考資料 → 2004年4月交尾が観察できた。 上記の4以降、採餌行動は1〜2時間以上続くが、途中双方が2〜4mの 間隔で2〜3分間、採餌行動など一切の行動を止めることがある。 そしてオスが『ケン・ケーン』でも『コケッ・コケッ』でもないある特殊の鳴き 声をメスに送ることがある。 以下は求愛ディスプレイ中の画像例だ。 2003-05-18 Sun. Sun. May.18'03 05:44:21 Canon EOS-1D /EF100-400 @400mm ISO1250 -2/3 _ 2003-05-18 Sun. Sun. May.18'03 05:42:41 Canon EOS-1D /EF100-400 @400mm ISO1250 -2/3 2003-05-18 Sun. Sun. May.18'03 05:42:00 Canon EOS-1D /EF100-400 @400mm ISO1250 -2/3 オスは尾羽の数が遠くからでも数えられるほどいっぱいに開く。(今回の オスの尾羽の数は 16 本だとわかる。) 2004-03-31 Wed. 今朝の早朝の観察でも求愛ディスプレイが観察された。すでに繁殖期に入っ ていると考えて良いだろう。 2006-07-08 Sat. Sat. Jul.08'06 08:13:28 Canon EOS 10D#2/EF100-400mm @275mm+1.5x ISO400 このメスは既に抱卵していたのだが何かの事故で卵がすべて失われてし しまったのだ。 多くの野鳥には複数回の産卵・抱卵が見られるものだが 彼女も再度の交尾のためにオスに接近したのだろうと想像している。 にダイナミックに振る求愛ディスプレーが見られる。⇒⇒ |
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