
長崎・平戸
16世紀後半、南蛮貿易のはじまりによってポルトガルの拠港として発展した長崎。
鎖国後も国内唯一のオランダ貿易が行われ、キリスト教布教を防ぐために築かれた
出島に、寛永18(1641)年に平戸からオランダ商館が移されます。平戸では平戸
藩主がデ・リーフデ船長の帰国を援助したことにより、平戸とオランダの交流が始ま
り、1609年には平戸オランダ商館を開設します。以来、長崎に移設されるまで33
年間、平戸は日本初の海外貿易港として栄え、日蘭平戸時代を築きました。
現在、長崎出島の復元作業が行われており、平戸のオランダ商館も復元が計画され
ています。
このように貿易が盛んに行われたのと同時に、キリスト教が長崎各地で布教された
ため、現在でも教会が多く残されています。しかし、布教禁止の頃から迫害が始まり、
悲しい物語が数多く残る土地でもあります。
また、貿易で栄えた街らしく、町並みも異国情緒があふれており、名物にポルトガル
から伝えられたといわれるカステラ、中華料理と融合した長崎ちゃんぽん、長崎名物
トルコライスなどが有名です。
昼の風景とは違った夜景も綺麗で何度も訪れたい街です。
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平戸でいたるところで見られるマークです。
当時の南蛮を意識したのでしょうか? |
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当初かけられた橋は木橋(1669年)でしたが1702年、石橋に架け替えられました。かつてオランダ商館が築造した石造倉庫の技法によって造られたと言われており、これがオランダ橋の別名の由来となっています。 |
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