矢指ヶ浦温泉

温泉の旅千葉の温泉
矢指ヶ浦温泉館   九十九里にある千葉県の温泉第一号
九十九里浜の北の端に近い旭市。旭市の温泉というと「かんぽの宿 旭九十九里温泉」が人気だが、千葉県で最初に温泉の指定を受けたという矢指ヶ浦(やさしがうら)温泉もある。
海岸沿いの県道を走っていると「千葉県温泉第1号」という誇らしげな看板がある。そこを曲がって路地の先に見えるのは、温泉というより、どう見ても普通の民家である。
しかし玄関の上にはちゃんと「矢指ヶ浦温泉館」という看板がかかっている。この玄関の隣には矢指ヶ浦歯科という歯医者の入り口もある。この建物、小さいながら温泉と歯科医院の複合施設?となっていたのである。
実は矢指ヶ浦温泉館の本来の姿は旅館で開業は昭和26年。千葉県で初めてとなる温泉の指定を受けたのが翌27年だという。お風呂の他には食事処兼休憩室もあり地元の海の幸なども味わえる。また温泉館の近くには矢指ヶ浦海水浴場があり夏場は海水浴客で賑わう。
小さな浴場にはタイル張りの5人ぐらいが入れる湯船がひとつあるだけだ。窓には目隠しのためだろうか、魚の模様の入ったブルーのシートが貼られている。
ここはNHKの「ふだん着の温泉」に出てくるような地元に愛されている温泉だ。いっしょになった元漁師のおじいちゃんも毎日、朝10時の営業開始とともにやってきて、ここでお昼ご飯を食べ午後までずっといるそうだ。地元の人以外には銚子漁港から荷物を運ぶトラックのドライバーなどが時たまやってくるという。
お湯は少し黄色がかった塩化物泉で少し硫黄の臭いもする。飲泉も可能で味もちょっと玉子の黄味のような味だ。
湧出量は毎分42Lということだが泉温が低いので湧かしている。隣りに入っていたおじいさんが「そろそろぬるくなってきたな」とつぶやくと、程なくボイラーの音がしてお湯が熱くなり始めた。入る側も入られる側も頃合いがよくわかっているようだ。
旭市の「旭」の由来は朝日将軍と呼ばれ、武田信玄や徳川家康に仕えた戦国武将・木曽義昌(有名な木曽義仲の子孫)が、この地に移り亡くなったことに由来している。また毎年7月には近くの矢指ヶ浦海水浴場で「あさひ砂の彫刻美術展」が開催される。
周辺の観光情報 旭市 99beach 旭市の天気予報
住所 千葉県旭市足川3918 交通
TEL 0439−64−2218 千葉東金道路松尾横芝ICから国道126号線で銚子方面へ、八日市場を過ぎ旭市袋交差点を右折、県道35号線に入る。足川浜交差点を飯岡方面に左折し、少し走ると温泉館の看板がある。温泉館は左側奥だが駐車場は道路の反対側、少し奥にある。
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泉質 含ヨウ素ナトリウム塩化物泉
泉温 21.7 PH7.7
効能 切り傷、皮膚病、火傷 など
露天風呂 無し
宿泊料金 8800円〜
入浴料金 630円
営業時間 10:00−15:00 17:00−21:00
定休日 無休
駐車場 10台