温泉の旅福島の温泉

微温湯温泉

旅館二階堂   本当の秘湯を味わえる宿
人里から、さらに車で30分ぐらい山を登ると、ようやく微温湯(ぬるゆ)温泉のシンボルである茅葺きの屋根が見えてくる。
300年の歴史がある微温湯(ぬるゆ)温泉は昔から眼病に効果があるとされ、現在でも全国から湯治客が集まってくる。
この宿の先代、二階堂哲三氏は吾妻山の自然保護や山の安全、登山者の指導にもあたり、山のガイドも書かれ、お世話になったハイカーも多いことと思う。
微温湯温泉は吾妻小富士の中腹、標高900mの温泉だ。浄土平から行く吾妻小富士の頂上の賑わいに比べ、何とも静かなところである。
最近、秘湯の宿といっても鉄筋コンクリートなどの旅館が増えたが、ここは違う。古いのは明治時代に建てた茅葺き3階建ての湯治棟だけではない。木造の2階建て宿泊棟も年期の入った、いい味わいの建物だ。
部屋に案内されると6月の末だというのにコタツがだされている。このくらいの標高があれば、梅雨寒の時にはけっこう冷え込むはずである。
お風呂へは渡り廊下を渡っていく。廊下の途中にある湯治客用の自炊場では夕食の準備もはじまっている。
こぢんまりとした浴場には湯船が2つあるだけだ。奥にある白っぽいお風呂は加熱された上がり湯。
手前の板張りの湯船には眼病に効く「目の湯」が注ぎ込まれている。溢れでたお湯のせいか湯船も床もいい色あいになっている。
透明なお湯は30度ぐらいの「ぬる湯」だ。もちろんこれが温泉の名前「微温湯」になった。
最初は冷たく感じるが、この微妙な温度で、しだいに気持ち良くなってくる。特に食後に入浴すると眠気を誘われる。
湯治客どうし賑やかにやっている湯治場も良いが、こういう静かな雰囲気の湯治場もまた良い。
湯船には、かなりの勢いでお湯が注ぎこまれている。湯治客はこのお湯で目を洗ったり、腰や肩に打たせ湯として当ている。飲泉も可能で味はかなり酸っぱい。
微温湯は人里離れた静かな場所、建物、お湯などゆっくり泊まって秘湯の雰囲気を味わいたい温泉である。
周辺の観光情報 福島市 浄土平ビジターセンター 福島市の天気予報
住所 福島県福島市桜本字温湯11 交通
TEL 0245−91−3173 東北自動車道福島西ICから、国道115号線を猪苗代方面に向かう。、しばらく走り、右折で「市内佐原 あづま総合運動公園」という信号の次の信号(ここにも「あづま総合運動公園」という緑の標識あり)を右折する。橋を渡り、少し先の「微温湯」の標識を左折、道なりに山をしばらく登る。十字路に出たら「微温湯」の標識どおり左折。2kmほどで到着。
福島市内から微温湯街道でも行けるが、途中、長い砂利道となる。
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泉質 酸性含鉄(II、III)アルミニウム硫酸塩泉
泉温 31.8 PH2.9
効能 皮膚病、婦人病、眼病 など
露天風呂 無し
宿泊料金 11000円〜 素泊まり 4500円
入浴料金 500円
入浴時間 10:00−15:00
定休日 4月末〜11月中旬まで営業
駐車場 30台