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紅葉のしくみ

紅葉のメカニズム
秋から冬にかけて気温の低下とともに、木は葉を落とすために葉と枝の境に離層を形成します。これができると葉と枝の間で水や養分の流れが妨げられてしまいます。この時、今まで葉を緑色に見せていた葉緑素「クロロフィル」が老化、分解されて他の色が現れ始めます。それはカエデやイチョウなど種類により、葉が赤くなるもの黄色くなるものなど様々です。さらにそれが自然の不思議な力により絶妙のバランスで混ざり合う時、見事な紅葉の景色ができあがります。
カエデ、ナナカマド、ウルシなど葉が赤くなるものは光合成により葉に蓄積された糖分が離層によって枝に送られなくなります。この糖分などからアントシアンという赤い色素が合成され、葉が赤く色づいていきます。
イチョウやブナねコナラなど葉が黄色くなるものは、もともと葉に含まれていた黄色のカロチノイドという色素が、葉緑素が分解されていくことにより、目立って現れてくるため黄色い葉となります。


美しい紅葉の条件

毎年、紅葉の色合いは違くなります。色合いのすばらしい年もあれば、色づきの悪い年もあります。また、同じ種類の木でも紅葉の進みが早いもの遅いものがあります。紅葉が遅く葉が緑のものが混ざると遠目に見ると紅葉の色合いが悪くなります。
紅葉が美しくなるためには気温と太陽の光と水分の3つがポイントとなります。特に重要なのが気温。昼と夜の気温の差が大きいほど紅葉は美しくなります。この温度差によって紅葉のメカニズムが促進され、葉の色合いもよくなり、木々が一斉に紅葉するので美しい紅葉となります。また同じ木でも日当たりの良し悪しでも違くなる場合もあります。
その他、詳しいことはわかっていませんが8〜9月にかけての気温や台風の影響などによっても色あいが変わるといわれています。


モミジとカエデ

紅葉見物のことを「モミジ狩り」といいますが、実はヤマモミジなどモミジと名のついた植物はすべてカエデ科の植物、学術的にはモミジという植物はありません。カエデという名前の由来は実は万葉集だといわれています。カエデの葉がカエルの手に似ているということから「かえるで」と歌に詠まれていました。モミジを大辞林でひくと「〔古くは「もみち」〕秋の終わりごろ、木の葉が赤や黄などに変わること」とでています。ですからモミジはもともと紅葉することを指していた言葉だった訳です。ただ現実にはイロハカエデをイロハモミジと呼んだり、カエデの別名としても使われています。また盆栽の世界ではカエデとモミジはきちんと区別されています。


紅葉狩りの歴史

日本を代表する古典、「万葉集」「源氏物語」それにカルタでおなじみの「百人一首」などにも紅葉狩りのことが登場するほど、日本人は古くからもみじ狩りを楽しんでいました。平安時代のころは貴族たちの遊びとして行われていましたが、江戸時代にはいろいろな人が楽しむようになります。各地のお殿様は家来をつれて紅葉の名所を訪れ、庶民も紅葉狩りへと出かけています。江戸では8代将軍吉宗が飛鳥山に桜とともにカエデの木を植樹します。この飛鳥山は下谷の正燈寺、品川の海晏寺と並んで紅葉の名所だったそうです。明治時代以降となると紅葉狩りをメインとした旅行に出かけるようになり、現代のような姿になります。温泉好きの与謝野晶子などは温泉と紅葉狩りをかねて各地を旅しています。
海晏寺紅葉ノ図 歌川広重
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