トランスフォーマー ザ・ムービーの重箱のスミをつっつく話C

BGMかっこいいよね〜


という訳でBGMというよりは挿入歌なんですが。

私洋楽好きで更にHRとかHMとか大好きです。この映画のサウンドトラックに入ってる曲はどれも結構好みで、一日中エンドレスで聞いててもいいです。それ位気に入ってます。そもそも映画見るよりはるかに先にサウンドトラックを入手して聞いていたので(ムービーが向こうで公開された頃、日本では何故かサウンドトラックだけ発売された模様。多分。)、最初から馴染みがあったんですね。OPなんか、初見の時から一緒に歌えちゃったよ!

で、映画の中で実際に使われているのを見て、曲の使い方が実に上手いな〜と思ったわけです。
まずどのシーンにどの曲を使うかというのですが、BGMは予めシーンごとに具体的に注文したものがあるようですが(シーンを曲に合わせたのか、それとも曲をシーンに合わせて作ったのかと思う程、長さがぴったり合ってるもんね)、歌の方は、テーマ以外はあんまり詳しく指定していなかったんじゃないかなと思っています(例えば歌詞の内容)。


私が特に好きなシーン・・・「デストロン軍団Attack!!」の最初

 前のチャプターからの続きなんですが、ここで流れているのは「Dare」の間奏部分で、編集して3回位繰り返した長さになっています。曲自体は前のチャプター「HR&ダニエル」で、ダニエルが「シャトルがやって来る!きっとパパが乗ってるんだ!」と立ち上がる所から始まっていて、同じ曲の中で、歌詞のある部分はサイバトロン、間奏部分はデストロンの出番になっています。

 で、このチャプターの最初はそれまで沈黙していたサイバトロンのシャトルからデストロンが一斉に飛び出して攻撃開始!というシーンなんですが、ここはとにかくデストロンの動きがかっこいいです。滞空でHRを砲撃するメガトロンと、その周りでトランスフォームして加速・画面から出て行くジェットの流れるような動きとの差がいい。歌詞がない分ヒロイックさが減少して代わりにストイックさが出てます。これから起こることを期待させるような感じでもあります。デストロン好きにはたまらんですよこのシーンは!

 その後、チャーがブリッツウイングの砲撃を妨害しに走る(HRとダニエルと助けに行くとも言う)辺りで歌が戻ってきます。歌詞が入ると安心感がありますね。この辺もシーンとよく合ってると思います。


その後のサイバトロンシティの戦闘(パーセプター登場のカット〜ビルドロン合体までのシーン)では、使われているのが「Autobot/Decepticon Battle」1曲とは思えない程シーンに合った曲の展開があります。見張り台に場面が移って、ブロードキャストの台詞(「Look out, shout. Ow!」)も妙に合ってます。彼が入れてるスイッチが何かはイマイチわかりませんが(シナリオでは「レーザーキャノンを作動させる」とありますな)。ムーンベースに救援を要請するシーンでもBGMが緊迫感のある部分が流れていていい感じです。

曲はただそのまま流してるんじゃなくて、シーンの長さや展開に合わせて好き勝手編集してたりするんですが、そのやり方が本当にさりげなーく繋いであって、元の曲を単独で知らない人はほとんどわからないんじゃないかなと思います。

こんなにいちいち細かく分析して大騒ぎしてるのなんか、きっと私だけだろう・・・いやだからホント、好きだね〜。ってしみじみ言われてしまうんだろうな・・・・。でもいいんだ! 好きなんだい!