トランスフォーマーとは!
えーっと、簡単に言うと「車や戦闘機などのマシンに変形して戦ったりする、人格を持ったロボット同士の戦争の話」です。ちょっと違うけど。
それでいったい何が面白いのかというと、
- 主役がロボット
- まずこれです。自分で考えて動くロボット。舞台は地球で人間も出てきますけど。というか私としては話の主役が人間でないというだけでポイントなんですが。
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- しかも喋る
- 車の形になってもベラベラ喋る。冗談も言う。言わんでもいいことまで言う。動物でも植物でもない、機械が喋るんですよ! いいなあ。夢ですね。
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- 変形がかっこいい
- 変形することをトランスフォームすると言いますが。トランスフォームのスピードが速くて動作もさりげなく、実にかっこいい。ガンダムとかとは違って、変形シーンが見せ場ではないんだな。彼らにとってトランスフォームは動作のひとつ。車に変形する人は、速く走ろうとすると自動的にトランスフォームしちゃうんだろうな。
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- 演出
- 最近のアニメと比べるとはっきり言って大味です。間違いやら矛盾やら細かいことを言い出すときりがありません。しかしこのいーかげんな勢いがいいのです。ナレーションやキャラクターの台詞回しも面白い。
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- スピーディな展開
- 場面転換が多く、サクサクと話が進むので、あまりぼけーっとしていると話の展開についていけません。しかしこの容赦なく進むテンポの良さがいいです。
・・・とまあこんな感じです。
それと初代はストーリー自体も面白いと思うんだけどな。「エネルギーを得ようとするデストロンと、それを阻止しようとするサイバトロン」という構造が。科学の粋を尽くして生まれた彼らが振り回されているのが、生存を掛けた争いという根源的な問題なんですね。彼ら自身の気質から必然的に生じたこの宿命的対決構造。惚れますね。
あと人間(ロボット)模様が面白いのはデストロンの方です。上手い具合に人間と協力関係を結んでエネルギー不足の問題がないサイバトロンははっきりいって危機感がありません。一方デストロンは自力でエネルギーを集めなければ明日の命もありません。だから自力でなんとかしようとします。この自力でなんとかしようという部分がデストロンをデストロンたらしめていると思うのです。頻発する反逆行為もこの精神の表れでしょう。デストロンには取ってつけたような「宇宙征服」という目的があるのですが、まあこれは大して重要な問題ではありません。話の中でも具体的な展開はありません・・・残念ながら。メガトロンはいつも何かと言うと「余は宇宙の覇者だ〜」と言っていますが、重要なのはその前の段階、宇宙征服に必要なエネルギーを確保するというプロセスにこそ、デストロンの真価があるのです。
・・・おっと、つい真面目に語ってしまった。いやいや私はこう思うんですけどね。デストロンファンだし。