■ 夫婦の掟 2000年12月04日記


ダンナと結婚して1年と8ヶ月ほど経った。新婚の甘い生活などほとんど無いままに、トキオをみごもり、出産し、ダンナが単身赴任したりなどなどで あわだたしい1年と8ヶ月であった。

結婚してからというより、出産してから喧嘩することも増えた。(喧嘩というほど大げさなものではないですが。。)ちょっとした口論など。 ほんとにささいなことで、お互いにストレスをためて、時にきつい口調になって相手に発するというような感じ。 トキオのせいでは決してないのだが、出産してからそのちょっとした行き違いによる口論が増えたのは事実なのである。 友人にも聞いてみると、やはりみんな出産してから夫婦間でのささいな口論や喧嘩が多くなったと聞く。

結局、育児が第1優先となり、その他がどうしてもないがしろになってしまい気の行き届かないところも増えるために、すれ違いの部分ができてしまって それがお互いに少しずつたまってしまい、時々爆発するという感じなのであろう。
私自身は、育児にそこそこ力をいれても、他の炊事、洗濯、掃除などは多少力を抜いてもトキオが小さい間は 仕方ないと思っている。じゃないと、なんでもかんでも100%に頑張り過ぎると、多分キレてしまう。と、思うから。 そのことは、ダンナに再々くどくなるほど言っている。

そんなかんじで、日々も過ぎ、お互いの間にストレスを軽減するための息抜きをすることに対してのある暗黙の了解ができた。 私についていえば、「矢野顕子さんと坂本龍一さんのコンサートには行く」ということで、その日はダンナがトキオの面倒を見てくれるということを 了解してもらっている。もちろん、ダンナも「これは見逃せない」というコンサートなどあれば、一人で行ってきてもよいと思っている。
もともと、ダンナとおつきあいしたのは、趣味の部分での共通項が多々あったことが一番の理由かもしれない。 映画、音楽、美術など。ダンナが多趣味で守備範囲が広いためというのも理由かもしれない。
なので、お互いに「これ!」っていうものを大事にしたいという気持ちがある。 もちろん、現状はトキオの事が一番優先順位は高いのだけれど、どちらかの「これ!」のチャンスは逃さないようにお互いに配慮している。 ダンナと一緒にという機会は減ったかもしれないのだけれど、お互いにとって、「これ!」を逃さないことで、 明日への活力にしているのである。
あとは、トキオと一緒に旅に出ることも、ダンナと私の楽しみにもなってきた。

他の夫婦がどういうふうに、お互い助け合って育児の多忙期を乗り越えてきているのかは知らないけれど(他人のことは あまり気にならない個人主義者なので)、私とダンナの間では、 お互いの「これ!」は逃さないこと。というので今のところ結構上手くいっている。