■ 東京23区は住みやすい? 2000年11月21日記


東京23区は住みやすい?というのも、来年春からは「認証保育園制度」を導入するらしい。
今までは、どこの地方自治体においても「認可保育園」制度を実施してきたのだが、保育園の民営化を推進する目的もあり 「認可保育園」での規制を少し緩和させた「認証保育園」制度というものを実施するとのことである。 例えば、一人の児童当たりの敷地面積を「認可」よりも若干狭くても良い(具体的な数値はメモし忘れました。)。保母さんの常勤の割合を「認可」であれば8割以上であるが、 「認証」では6割以上で良いなどである。保母さんを常勤からパートで雇用することにより保育園運営経費を低減し、保育園運営が採算のとれるものにすることにより、 民間の参入推進を図る目的であるようである。

保育の質が落ちるのであれば、それこそ問題ではあるが、民営化が広がることで、より良い保育園が残っていく・自然淘汰されていけばいいと 思う。 もちろん、現状、「無認可」でも頑張って良心的に運営しているところもあれば、横浜で起こった児童虐待の事件を起こしたような 「無認可保育園」もある。もっと、保育所の数が増えることにより、選択肢が増えれば、「いいものは残り、悪いものは廃れる」という市場原理により 淘汰され、また、「認可保育所」待ちの待機児童減少にもなる。
さすが、東京!さすが石原知事???なのか。。。
東京都内の某区役所勤務の友人に聞いても、乳幼児医療保証も就学前までなら所得制限無しだそうだし。 (現在、私の住んでいる市では、0歳児のみ所得制限なし。3歳までは所得制限あり。就学前までは入院費用のみ保証あり、しかし所得制限でほとんどの人が受けれない のではないだろうか。)というのが、大体他の地方自治体でも似たようなものではないでしょうか?

ただ、自分が子供を産んで、つくづく感じたのですが、子供を持って仕事を続ける場合は住んでいる場所の行政の保育制度や保証を良く知っておく。もしくは、 仕事を続けていきやすい環境へと引っ越すくらいの覚悟をもっているべきなのではないかと感じたのです。 理想なのは、どこに住んでいても同じような行政サービスを受けられることなのですが、現状は自治体間での格差があることは否めません。
何か機会あれば、声をあげていきたいとは思うのですが、そうしている間に子供が成長してしまう。。と、いうことで、 情報収集は保育サービスを受ける際の基本かもしれません。