ここでは武蔵野線を走る通勤型電車について説明します。
最近増えた山手線の中古車両。国鉄末期の遺物。
2003年終わり頃から武蔵野線に山手線からの中古車両が回ってきました。 これにより、オレンジ色したとってもうるさい103系というボロい車両が撤退します。 ある意味、騒音地獄武蔵野線の救世主であり、使い回しのまたもやボロ車両。 武蔵野線には相当新型車両が入ってくることは当分期待できない模様です。 ただし、先行改造2編成だけは総武緩行線からの改造です。
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| 車内の様子 | 新しくなってるイス |
JRの都合のいいように、「車両の走り」に関する部分だけ新しくなっておりまして 車内はほぼ山手線当時のまま。ひどいのは座席も国鉄時代の茶色いままで、 交換されてない車両もあります。一つだけよくなってるのは、袖しきりが新型車両 のような大型のが取り付けられていると言うことだけでしょうか。
「車両の走り」の部分の改造としては、従来の直流モータを用いた物からVVVFインバータ 制御の誘導モータに変わっていることで4M4Tの構成で従来と同じ性能を発揮、かつ メンテナンスコスト(保守費用)の低減やエネルギー効率の向上が図られているはず。 JRは会社のかかるコストだけ下げようとし、お客に対して車内設備の向上とかそういう ことは考えないのか疑問を抱く改造。 新車を入れないなら、新型車並みに改造した車両を投入して 欲しかったと思います。20年前の内装でそのままもってくるのはちょっと・・・ でも、中央線のボロボロ201系に比べたらいい方なのかな?と思ってます。
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| VVVFインバータ装置 | ドア窓の大きさが異なる編成 |
この車両は編成により、真ん中の2両だけ埼京線のお古をもってきた物があり 上の図、右写真のようにドアの窓が小さいのと大きいものが混ざっている編成が あります。なんか、あまった車両をとにかくもってくる・・・ さすが、南武線と並ぶ首都圏のゴミ車両の掃き溜め路線です。
個人的には武蔵野線は高規格路線で踏切や急カーブがほとんどないので、 最高速度を120km/h程度に引き上げ所要時間短縮を望んでおりましたが、 たぶん、望み薄でしょう。モータの性能的には十分みたいですが、 ブレーキ装置を増強したりしないとならないらしいです。 そもそも車体の強度も100km/h設計なんだろうな〜。 120km/h運転は夢また夢です。
| 編成構成 | 4M4T |
| 最高速度 | 100km/h |
| 制御方式 | VVVFインバータ制御(速度センサレスベクトル制御) |
| 起動加速度 | 3.2km/h/s (0〜38km/h,20ton荷重まで一定) |
| 減速度 | 3.5km/h/s (常用最大) |
| 主電動機 | 三相かご形誘導電動機 1時間定格 120kW,1100V,80A,2360rpm |
武蔵野線で一番新しい車両。国鉄設計最後の投入線区。
おそらく、この205系も最初に山手線に投入されたのを見ると、山手線向けに最適設計された 低速車両なんでしょう。国鉄末期に財政に苦しむ国鉄が死にものぐるいでコストパフォーマンスと 省エネを両立させた究極の車両。 昭和60年に山手線に投入され、国鉄が解体されたあともしばらくは製造され、武蔵野線8両化に あわせて平成の始め頃、最後の205系投入路線になりました。 正面デザインは京葉線205系と同様に5000番台や埼京線のような初期車とは異なり、 かっこよくなってます。従って、武蔵野線としては珍しく、中古車ではなく新型車両として投入され、 最新型の車両となるわけです。 ドアの閉まり方は、他の205系などと全く異なり、 今の新型車両と同じような感じでとっても静かでなめらかです。
性能は、「走り」部分だけ変更した205系5000番台とは異なり、直流モータで界磁添加励磁制御 という、それまでの電車と大きな変更をせずに回生ブレーキを利用できるようにした究極の方式 (特にに誉めてるわけではありません・・・)。6M2Tという、ほとんどモータ車両の構成の 強力編成でかつての山手線や埼京線では見られないような高加速です。さすがに、その性能は 5000番台にはかないません。高速域(60km/h超えた辺りから)の加速はダメダメです。
* 内装は先に示した5000番台とほとんど同じです。
| 編成構成 | 6M2T |
| 最高速度 | 100km/h |
| 制御方式 | 界磁添加励磁制御 |
| 起動加速度 | 2.5km/h/s 〜 3.0km/h/s くらい? |
| 減速度 | 3.5km/h/s (常用最大) |
| 主電動機 | 直流直巻電動機 MT61 120kW |
汚名高き騒音電車。でも、武蔵野線発展に貢献した思い出の車両。
武蔵野線=オレンジ電車=うるさい・ぼろい なんて時代も過去のもの?
そろそろ、幻になってしまう103系電車。 ちょっと前までどこにでもいたけど、最近急速に消えていきました。 車両は昭和38年設計のおんぼろ車両で、低速な山手線への設計なのに 高速路線の京葉・常磐快速・武蔵野各線で用いられ、騒音電車の代名詞に。 窓やドアもガタガタうるさく、武蔵野線では窓ガラスは時々割れたため固定されています。
もう25年以上武蔵野線を走り続け、大増発・6両から8両編成への過渡期を過ごした 武蔵野線ベテランの車両。
トンネル内では会話も出来ないほどの轟音をとどろかせ、 近隣住民には騒音をまき散らし、荒川鉄橋を空中分解しそうな勢いで走り、 冬はすきま風で乗客を困らせ・・・ 競走馬のごとく毎日を全力疾走してました。 でも、もう「さようなら」・・・
103系電車については 過去の特集 内で詳しく触れております。