音楽について
1.オープニングテーマ
輝く瞳 (BRIGHT EYES)
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冒頭、雲が晴れていき「巨神ゴーグ」というロゴがあらわれるまでの“ダンダン・ダダン・ダダンダン、ダンダン・ダダン・ダダンダン”のところ。子供のころ、ともかくこれがカッコよかった。伝説巨神イデオンの目の部分、これがサァーッと光る演出とともに、自分の中では1・2を争うカッコよさであった。
さて、大人になって、その感動を完全に忘れていたのだが、再びビデオで見たとき・・・正直鳥肌がたった。「サア今から、壮大な冒険がはじまりますよー」という重厚なテンポ!霧が晴れた時ロゴの下に出てくる字幕「ジャイアント・ゴーグ」がまたいい。そしてそのまま息をもつかせぬように「シークレッ!」と唄が始まる。恥かしながら、ひさびさに聞いたとき、Bメロの「心に届いた光が・・・どこかへ君をつれていく」の郷愁を思わせる音階で、すでに涙がホロホロと頬をつたっていた。聞いたことが無い人は、不幸である。聞いたことのある人は、幸いである。そんな名曲。
さあ、知っている人は上の歌詞を参考に歌おう!
なお、作曲の鈴木キサブローは芸能界からアニメ、特撮にいたるまで幅広く活躍している作曲家。アニメでは「ウラシマン(OP)」や「世界忍者戦ジライヤ」などが有名。最近では「ウルトラマン・ダイナ」のOPも手がけていた。言ってはなんだがアタリハズレの多いお人で、アタリの時は奇跡とも思えるような名曲を残すのに、ハズレの時はなんだか「ありきたりー」といった感じの曲を作る。
唄を歌うTAKU氏は、透明感と骨太さを併せ持った声質の人。しかし、このころはMIOといいTAKUといい、なんか単に愛称をアルファベットで書きなおしたような、テキトーな名前の歌手が多い。
「一体誰よ?」とか思って検索にかけてみたが、5000件以上ヒットして、しかもそれがほぼ別々の人のハンドルネームだったりする。思わず「日和ってやがる・・・」と呟いてしっまった。歌手という点では、横浜銀蝿にTAKUという人がいるらしいが、たぶん別人じゃないかと思う。
2.エンディングテーマ
BELIEVE IN ME, BELIEVE IN YOU(君を信じてる) 歌/STEAVE 作詞/康珍化 作曲/鈴木キサブロー 編曲/萩田光雄 夢の重さに疲れ すべてを 捨てたくなる時 すぐに僕を 呼んでおくれ 孤独な夜の中で 君がなくした自信 自分のかがやきや価値を 思い出させてあげるから くじけそうな心に いつも いつも どんなに遠くにいても 心と心にかかる 小さな虹のように 今 君はひとりじゃないさ *Believe in Me Believe in You さあ ぬれた瞳あげて Believe in Me Believe in You 君を 信じてる いつも いつも はげましあって歩いた 心と心にかかる 小さな橋のように ほら 僕はここにいるのさ (* 2回繰返し) |
OPと同様。鈴木キサブローによる作曲。エンディングクレジットは、この歌をバックに流しながら、延々とゴーグが荒野をこっちに歩いてくるというものだ。
現役で見ていた人なら、TUNE IN TO THE NEXT の後に始まるコレを聞いて、ようやくホッ、今週も終わったな〜、と伸びをしていたに違いあるまい。
私は今でもこれを聞くと伸びをするクセがある。
・・・なお、以下は私見であるが・・実は、私はこの唄については別に何も思わない。
と、いうか、この当時のロボットアニメのエンディングテーマは湿っぽいのが多くて、スキな唄はあんまりないのである。どうせなら「ゴレンジャー」とか「コンバトラーV」みたいに「どっちが主題化歌かわからん」というほど勇ましい音楽のほうが、個人的には好きだったりする。
けれども、作品世界を考えるに、やっぱりこういったやさぐれた歌のほうが、エンディングにはしっくりするんかもしれんなぁ・・・。
なお、 予断ではあるが「銀河漂流バイファム」のエンディングテーマ「NEVER GIVE UP」は、湿っぽいけど例外的にスキ。
3.サントラについて
ゴーグに関しては、以下のサントラCDが発売されている(最近になって知りました。ジョージさま情報提供ありがとうございます)。LPレコードの復刻ということで、非常に品薄だがあるところにはあるみたいだ。見つけたらスグ購入すべし!
なお、このシリーズでは他にも「クラッシャージョウ」や「機甲創世記モスピーダ」など、カユイところに手の届くラインナップがある。いいなぁ。
「巨神ゴーグ・スーパーコレクション」 VICTOR VDR1320 税込価格 ¥3,008 (税抜¥2,920)
1:輝く瞳(BRIGHT EYES)
本文参照。
2:オウストラル島の謎
第1話の地球儀を回すところでかかる音楽。喜多郎のシルクロードに似ていて、ロマンを掻き立てる。
3:紐育(ニューヨーク)
「すっごいなぁ・・」の曲。アップテンポでにぎやかな曲。
4:前進
はじめの部分は良く、「TUNE INTO THE NEXT」で使われた為、聞くと「ああっ、どうなる!?」と条件反射を起こしてしまう。
5:冒険への旅立ち
サモア島に到着した時にかかった。期待感あふれる曲。
6:絶対絶命
この曲もともかくよく「TUNE INTO THE NEXT」で使われていた。話を盛り上げるときに必ずかかっていた。
7:レイディのテーマ
レイディにしては可憐すぎるかな?もっと悪っぽいのを想像していたのだが・・・。
8:神々の怒り
ラブルガーディアン進軍などに使われていた。ホルストの「火星」のような旋律のはっきりした迫力のある曲だ。
9:CALL MY NAME
作詞:康珍化 作曲:中村祐介 編曲:萩田光雄 歌:中村祐介。挿入歌。
10:異星人との出あい
ゴーグやマノンとの出会いなど、ファーストコンタクト時に流された神秘的な曲。「TUNE INTO THE NEXT」でも使用された。
11:ミステリーゾーン
「こわいわ、悠宇〜」と、ドリスの声が聞こえそうな、オウストラル暗黒部の雰囲気を盛り上げた曲。
12:やすらぎのテーマ
壮大。かなりさりげなく使われていた。まれにホッとするような「TUNE INTO THE NEXT」でも使われていた。
13:悠宇とドリス
序盤はツーショット時の曲なので、あまり使われていなかったようだ。後半は「TUNE INTO THE NEXT」で(以下略)。
14:悲しみのテーマ
終盤近くのへこみがちな場所でよくかかっていた悲しげなテーマ。
15:エスケイプ
「急いで逃げろ」という時はかならずかかっていた。このまま「TUNE INTO THE NEXT」に行くこともあった。
16:BELIEVE IN ME,BELIEVE IN YOU(君を信じてる)
本文参照
17:GAILのテーマ
GAIL支社でロッドあたりが作戦を練っている時などにかかっていた。とても悪っぽい。
18:好戦
すごく希望的で躍動感がある曲。戦いというよりか、ビーグルで奇襲をかけたり、ゴーグの力を見せつけるような明るいかんじ。
19:ゴーグの怒り
このテーマとともにGOORG!と吼えたゴーグが大暴れを開始する。荒々しい重厚な曲。
20:エンディング・テーマ
最終回にかかった大団円の曲。
21:TWILIGHT
作詞:当山ひとみ 作曲:中村祐介 編曲:萩田光雄 歌:中村祐介・久保田みのり。終盤のGAILあきらめモード時にかかっていた。
22:Mー29(未発表曲)
LPでは未発表の曲。ショッピングみたいな明るい曲。サモアでの一幕に使用された。
23:Mー2(未発表曲)
LPでは未発表の曲。不気味な謎のテーマ。
24:Mー22 (未発表曲)
LPでは未発表の曲。夕焼け・・・ってなカンジ。 獄中の船長との会話時に使用。
・・・CDはその他、殿堂シリーズ、ツインシリーズなどがあるという情報アリ。現在捜索中!