音楽について



1.オープニングテーマ

 

 

輝く瞳 (BRIGHT EYES)

歌/TAKU 作詞/康珍化 作曲/鈴木キサブロー 編曲/萩田光雄

SECRET だれかが ほら呼んでる 君の名前を
I KNOW はるかな 時間(とき)飛びこえ 待ちつづけたと
心にとどいた光が どこかへ君を連れて行く
YOU KNOW あこがれ 抱きしめたら 歩き出すのさ
WOO,DON'T STOP! おそれないで 危険な道
WOO,DON'T STOP! みんな現在(いま)を 生きるものだから

ゴーグ 過去と未来の とびらをひらく カギを カギをさがして
ゴーグ 君と行くのさ 冒険の旅 めぐりあいたい


SECRET 心に 書かれている 不思議な文字は
I KNOW だれかが 刻みつけた 遠い約束
もとめる時から始まる 苦しく果てない明日が
YOU KNOW 大地と 空はもえる 戦いの火に
WOO,DON'T STOP! 忘れないで 今の気持ち
WOO,DON'T STOP! いつか君に 勇気をくれるよ

ゴーグ 愛と夢とが 出あう世界の カギを カギをさがして
ゴーグ 君と行くのさ 冒険の旅 めぐりあいたい

 

 


冒頭、雲が晴れていき「巨神ゴーグ」というロゴがあらわれるまでの“ダンダン・ダダン・ダダンダン、ダンダン・ダダン・ダダンダン”のところ。子供のころ、ともかくこれがカッコよかった。伝説巨神イデオンの目の部分、これがサァーッと光る演出とともに、自分の中では1・2を争うカッコよさであった。

さて、大人になって、その感動を完全に忘れていたのだが、再びビデオで見たとき・・・正直鳥肌がたった。「サア今から、壮大な冒険がはじまりますよー」という重厚なテンポ!霧が晴れた時ロゴの下に出てくる字幕「ジャイアント・ゴーグ」がまたいい。そしてそのまま息をもつかせぬように「シークレッ!」と唄が始まる。恥かしながら、ひさびさに聞いたとき、Bメロの「心に届いた光が・・・どこかへ君をつれていく」の郷愁を思わせる音階で、すでに涙がホロホロと頬をつたっていた。聞いたことが無い人は、不幸である。聞いたことのある人は、幸いである。そんな名曲。

さあ、知っている人は上の歌詞を参考に歌おう!

なお、作曲の鈴木キサブローは芸能界からアニメ、特撮にいたるまで幅広く活躍している作曲家。アニメでは「ウラシマン(OP)」「世界忍者戦ジライヤ」などが有名。最近では「ウルトラマン・ダイナ」のOPも手がけていた。言ってはなんだがアタリハズレの多いお人で、アタリの時は奇跡とも思えるような名曲を残すのに、ハズレの時はなんだか「ありきたりー」といった感じの曲を作る。

唄を歌うTAKU氏は、透明感と骨太さを併せ持った声質の人。しかし、このころはMIOといいTAKUといい、なんか単に愛称をアルファベットで書きなおしたような、テキトーな名前の歌手が多い。 「一体誰よ?」とか思って検索にかけてみたが、5000件以上ヒットして、しかもそれがほぼ別々の人のハンドルネームだったりする。思わず「日和ってやがる・・・」と呟いてしっまった。歌手という点では、横浜銀蝿にTAKUという人がいるらしいが、たぶん別人じゃないかと思う。


2.エンディングテーマ


BELIEVE IN ME, BELIEVE IN YOU(君を信じてる)

歌/STEAVE 作詞/康珍化 作曲/鈴木キサブロー 編曲/萩田光雄

夢の重さに疲れ すべてを 捨てたくなる時
すぐに僕を 呼んでおくれ 孤独な夜の中で
君がなくした自信 自分のかがやきや価値を
思い出させてあげるから くじけそうな心に
いつも いつも どんなに遠くにいても
心と心にかかる 小さな虹のように 今 君はひとりじゃないさ
*Believe in Me Believe in You さあ ぬれた瞳あげて
 Believe in Me Believe in You 君を 信じてる

いつも いつも はげましあって歩いた
心と心にかかる 小さな橋のように ほら 僕はここにいるのさ
 (* 2回繰返し)


OPと同様。鈴木キサブローによる作曲。エンディングクレジットは、この歌をバックに流しながら、延々とゴーグが荒野をこっちに歩いてくるというものだ。
現役で見ていた人なら、TUNE IN TO THE NEXT の後に始まるコレを聞いて、ようやくホッ、今週も終わったな〜、と伸びをしていたに違いあるまい。

私は今でもこれを聞くと伸びをするクセがある。

・・・なお、以下は私見であるが・・実は、私はこの唄については別に何も思わない。
と、いうか、この当時のロボットアニメのエンディングテーマは湿っぽいのが多くて、スキな唄はあんまりないのである。どうせなら「ゴレンジャー」とか「コンバトラーV」みたいに「どっちが主題化歌かわからん」というほど勇ましい音楽のほうが、個人的には好きだったりする。

けれども、作品世界を考えるに、やっぱりこういったやさぐれた歌のほうが、エンディングにはしっくりするんかもしれんなぁ・・・。
なお、 予断ではあるが「銀河漂流バイファム」のエンディングテーマ「NEVER GIVE UP」は、湿っぽいけど例外的にスキ。


3.サントラについて

ゴーグに関しては、以下のサントラCDが発売されている(最近になって知りました。ジョージさま情報提供ありがとうございます)。LPレコードの復刻ということで、非常に品薄だがあるところにはあるみたいだ。見つけたらスグ購入すべし!
なお、このシリーズでは他にも「クラッシャージョウ」や「機甲創世記モスピーダ」など、カユイところに手の届くラインナップがある。いいなぁ。

「巨神ゴーグ・スーパーコレクション」 VICTOR VDR1320  税込価格 ¥3,008 (税抜¥2,920)

1:輝く瞳(BRIGHT EYES)
本文参照。

2:オウストラル島の謎      
第1話の地球儀を回すところでかかる音楽。喜多郎のシルクロードに似ていて、ロマンを掻き立てる。

3:紐育(ニューヨーク)    
「すっごいなぁ・・」の曲。アップテンポでにぎやかな曲。

4:前進                
はじめの部分は良く、「TUNE INTO THE NEXT」で使われた為、聞くと「ああっ、どうなる!?」と条件反射を起こしてしまう。 

5:冒険への旅立ち        
サモア島に到着した時にかかった。期待感あふれる曲。

6:絶対絶命            
この曲もともかくよく「TUNE INTO THE NEXT」で使われていた。話を盛り上げるときに必ずかかっていた。

7:レイディのテーマ
レイディにしては可憐すぎるかな?もっと悪っぽいのを想像していたのだが・・・。

8:神々の怒り          
ラブルガーディアン進軍などに使われていた。ホルストの「火星」のような旋律のはっきりした迫力のある曲だ。

9:CALL MY NAME  
作詞:康珍化 作曲:中村祐介 編曲:萩田光雄 歌:中村祐介。挿入歌。

10:異星人との出あい      
ゴーグやマノンとの出会いなど、ファーストコンタクト時に流された神秘的な曲。「TUNE INTO THE NEXT」でも使用された。

11:ミステリーゾーン      
「こわいわ、悠宇〜」と、ドリスの声が聞こえそうな、オウストラル暗黒部の雰囲気を盛り上げた曲。

12:やすらぎのテーマ     
壮大。かなりさりげなく使われていた。まれにホッとするような「TUNE INTO THE NEXT」でも使われていた。

13:悠宇とドリス          
序盤はツーショット時の曲なので、あまり使われていなかったようだ。後半は「TUNE INTO THE NEXT」で(以下略)。

14:悲しみのテーマ      
終盤近くのへこみがちな場所でよくかかっていた悲しげなテーマ。

15:エスケイプ         
「急いで逃げろ」という時はかならずかかっていた。このまま「TUNE INTO THE NEXT」に行くこともあった。

16:BELIEVE IN ME,BELIEVE IN YOU(君を信じてる) 
本文参照

17:GAILのテーマ      
GAIL支社でロッドあたりが作戦を練っている時などにかかっていた。とても悪っぽい。

18:好戦              
すごく希望的で躍動感がある曲。戦いというよりか、ビーグルで奇襲をかけたり、ゴーグの力を見せつけるような明るいかんじ。

19:ゴーグの怒り         
このテーマとともにGOORG!と吼えたゴーグが大暴れを開始する。荒々しい重厚な曲。

20:エンディング・テーマ   
最終回にかかった大団円の曲。

21:TWILIGHT        
作詞:当山ひとみ 作曲:中村祐介 編曲:萩田光雄 歌:中村祐介・久保田みのり。終盤のGAILあきらめモード時にかかっていた。

22:Mー29(未発表曲)   
LPでは未発表の曲。ショッピングみたいな明るい曲。サモアでの一幕に使用された。 

23:Mー2(未発表曲)     
LPでは未発表の曲。不気味な謎のテーマ。

24:Mー22 (未発表曲)   
LPでは未発表の曲。夕焼け・・・ってなカンジ。 獄中の船長との会話時に使用。

 

・・・CDはその他、殿堂シリーズ、ツインシリーズなどがあるという情報アリ。現在捜索中!


[→TOP]